主人公から考えてみる
路線と世界観を考えるのって大変過ぎる……。
この時点で私の中に浮かんでいたのは『異世界ファンタジー』という非常に大きな括りのみ。
当時は二次小説を書きながら考えていたのもあり、二次の主人公が自由に行動するのが羨ましくなり始めていました。
「そうだ! 主人公を先に考えよう!」
何故かその時は、それが一番良いのではないかと思った私。
物語の骨組みが出来ていないのに、そこに出てくるキャラクターから考えるとか、無謀の極みだとしか思えないのですが、考える事にしたのです。
小説を書き始める人がどういう理由で始めるのかは、人それぞれだとは思います。
ですが、こうして人に読んでもらえるという体験を一度でもすると、きっと『書籍化してもらえたら……』と考える筈(私はそうだった)
基本的に小説を書くというか、クリエイターという人種は妄想力がそれなりにある人だと思っていますので、例に漏れず私も妄想力を発揮しておりました。
『人に読んでもらえたらコンテストとか応募するよね』
『コンテストに出すことで書籍化することもあるかもだよね』
『書籍化したらコミカライズ化されたりする?』
『それってもしかしたらアニメ化もされちゃったり?』
まあ、妄想ですからね。こうなってくると俄然主人公をどんな子にするか真剣に考え始めるわけですよ。
男性主人公の物語の多くはコミカライズ化された途端、周囲にいた女性キャラがボインになり、完全モブだったはずのキャラと仲良くなっていたり(ハーレム化現象)、原作から足される要素が増えていたように思います。
※あくまでも個人の見解です
そして、これがアニメ化されると更に悪化。あれ? そんな話だったっけ? と思うほどに魔改造されている物語も多かったように思います(改造された時点で見なくなったため、どこまで改造されたかは未確認)
その記憶があったため、主人公は女性にしました。
書籍化、コミカライズ化、アニメ化という妄想は続いていますから、『だったら美少女が良いよね』という単純明快な理由で、美少女主人公が爆誕しました。
美少女主人公=ヒロイン=ピンク髪の可憐な感じ
という、非常に大雑把な輪郭が出来上がった主人公。
私自身はあまり乙女ゲームというものをしたことは無く、兄がやっていた恋愛シュミレーションゲームの逆バージョンなのだろうという記憶。
そして最近よくある『ざまあ系小説』には、乙女ゲームというワードが良く出てくるので、その知識くらいしかない。
そして恋愛小説すらも、最近はヒロインが転生ヒドインであり、悪役令嬢も転生者だから、原作知識でざまあ展開。という事が増えてきている。
それを読むのは好きだけど、それを読む度に妄想する。
『私が転生した先が恋愛系の物語だとしたら、確実に知らん世界じゃない?』と。
だって、恋愛系は読んでも脳内ライブラリーから即座にデリートされる仕様になっているし、ゲームはドラクエとFFとアトリエシリーズしかやらないし。
スマホは小説アプリか、パズルゲームか、領地取りの戦争ゲームしかやってないもの。
「そうだよね! 原作を知らない主人公が居たっていいよね!」
その考えで『原作を知らない主人公』という設定が誕生しました。
悩んだ時は楽しそうなものから考える。これが一番ストレスフリー




