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【アニメ3期決定】転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~  作者: 未来人A


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321/346

第321話 レングの成長

 レング率いるミーシアンからの援軍部隊は、シューツ州から侵攻されているバルット郡に向かって、進軍を続ける。

 順調に進軍は続いていた。

 夜。部隊は進軍を止め、野営をしていた。


「あ〜、飲みすぎた〜」


 ミレーユはいつも通り酒を飲みまくっていた。

 飲みすぎて、頭痛がし始めたので、夜風にあたりに外に出ていた。


「はっ……! はっ……! はっ……!」

「ん?」


 ブンブンという音と、掛け声が聞こえる。

 何かと思って確認しに行く。

 そこには剣を素振りしている、レングの姿があった。


「お〜? 真面目だねぇ」

「む、ミレーユか」


 ミレーユの姿を見て、レングは素振りを中断した。


「結構良い太刀筋じゃないかい。意外と戦えるんだね」

「意外ととはなんだ!」


 ミレーユの言葉に、少し怒り気味でレングは返答する。


「クランの息子の悪評は、結構聞いたことがあったからね〜意外だったね〜」

「あ、悪評だと!? ぐぬぬ、否定は出来ん……」


 レングは悔しそうな表情を浮かべる。


「確かに昔の私は何もできぬ男であった。だが、アルス・ローベントが私よりかなり歳下なのに、あれだけの戦果挙げているという話を聞いて、自分を見直すようになったのだ」

「坊やの影響なのかい?」

「うむ。アルス・ローベントとは会ったことがあるが、あまり印象に残らない子供だった。優秀な家臣を見抜いたり、登用するのに非常に長けており、それで戦功を挙げてきたと言うではないか。私は今まであまり他人の意見などを聞いてこなかったが、それはサレマキア家を継ぐものとしては、非常に良くないことだと思い、もっと他人の話もきちんと聞くようにしたのだ」

「ほう。それで真面目になったと」

「まあ……話を聞くうちに自分の駄目さ加減が、徐々にわかるようになってきて……頑張るようになったと言うわけだ」

「アンタはそれに自分で気づけただけ、立派だよ」


 ミレーユは微笑んで、レングを褒める。


「ははは、立派であろう!」


 調子に乗った姿を見て、まだ馬鹿ではあるなと、ミレーユは思った。


「今は私が領主代行を務めていたセンプラーが敵に落とされてしまった。それをアルス・ローベントが取り返そうとしている。彼なら必ずや取り返してくれるだろう」

「そういや、アンタセンプラー領主だったね。大丈夫だったのかい?」

「センプラーの領地運営はしばらく補佐の者に任せて、軍議に出るためアルカンテスにいたのだ。そのせいでセンプラーを守るため戦えなかったのだが……本当はセンプラー奪還には私が行きたかったのだが、父上はアルス・ローベントに命じられた。まあ、力不足なのは分かっている。私には出来ることを精一杯やるだけだ」


 少し悔しそうにレングは木剣を握る。


「結構いい目をするようになったじゃないか。アンタ意外と大物になるかもな」

「あ、ありがとう……いや、意外とはなんだ!!」


 最初は喜んだが、余計な一言に気づき、レングは怒った。


「じゃ、アタシは戻るよ」

「うむ!」


 ミレーユが戻り、レングは鍛錬を再開した。


(坊やのおかげでレングは成長したんだね。影響力のある男になったもんだねぇ)


 ミレーユは少し嬉しそうに歩く。

 陣幕に戻ると、今度は弟のトーマスが指立て伏せをして、鍛錬をしていた。


「アンタも真面目だね」

「……」


 ミレーユのことは完全に無視して、トーマスは鍛錬を続ける。


「よいしょ」

「おい!」


 すっと、ミレーユはトーマスの背中に座った。


「何勝手に座ってやがる」

「こっちの方が鍛錬になるから良いだろう。女ひとり乗せて、指立てできないってのかい? 情けないねぇ」

「ち……」


 トーマスは黙って指立て伏せを継続した。


「アンタ、今回の戦についてどう思う?」

「かなり不利な戦だ。勝率は低い」


 ミレーユの問いに、トーマスは即答した。


「理由は?」

「サイツ兵の士気が思ったより低い。敗戦続き、ミーシアンの傀儡のような国になり、国王になったのは無能な男。兵達は今のサイツを命懸けで守りたいとは思っていないようだ」

「まあ、そうみたいだねぇ」

「俺たちの兵もそんなに士気は高くねぇ。まあ、サイツのために全力で戦いたいと思っている奴らはいないだろう」

「ま、そうだろうね。サイツが落とされると、ローベント家にとっては厄介だから、何とか撃退した方がいいとは思うんだけどね。それでも兵達の士気はあんまり上がらないよね」


 参ったという表情でミレーユは言った。

 サイツをシューツが取ってしまうと、隣に強力な力を持った勢力が誕生してしまう。

 攻め込んで来られると、守り切れるかも分からない。サイツを守ることは、ローベント家の安全保障上大事なことではあった。


「兵の士気は非常に重要だ。サイツ側の大将が、何とかすりゃあいいんだけどな」

「まあね。あの男は中々有能そうだけど、どうなるかね」


 ミレーユはアシュドを思い浮かべながらそう言った。


「というかいつまで座ってる気だ。どけ」

「はいはい。アタシはもう寝るよ」


 ミレーユは立ち上がり、自分の寝るテントへと向かった。


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― 新着の感想 ―
更新ありがとうございます。 レングが思った以上に成長していてびっくりです。何とか味方に引き入れたいですね。まあそうなると、父と仲違いする事になりそうなんですが。 士気が低いのは仕方ないと思います。せめ…
確かに、兵士の士気は重要だね。 勝敗に大きく関わるからね。
アニメ見直したら結構ヤバい能力値してた(笑) 騎兵B 空軍B 計略B 歩兵C 水軍C 弓兵C 魔法兵D 兵器D 統率44/79 知略40/66 政治31/91 武勇50/78 野心90
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