48/188
言葉のないボクと、一人ぼっちの黒髪メイド(6)
校内の実力テストや、中間・期末の定期テストだけではない。
有名予備校などの模擬試験、
いわゆる「模試」とやらの申し込み通知が、学校で配られた。
なるほど、中学までとは比較にならないほど、テストばかりだ。
大学受験とこれらのテストが結びつくのであれば、
テストのない日は、できれば家にいたいな。
勉強と休憩のバランスがとりやすいし。
もっとも、勉強しない人は遊んでばかりになってしまうから、
学校としては登校させていた方が、
学校・家庭の両方にとって安心なのだろうな。
まあ、そのへんは適当に、
くたびれない程度に過ごそう。
リコさんには、こう言われたんだ。
「なら、休めば?」
そんなこと、考えも及ばなかった。
「家での勉強が順調なら、わざわざ学校に行く必要さえなくなってくる。
学校に行くと楽しいことがあるなら、行き続ければいい。
でも、そうでもなく、
それでいて自学自習がうまくいっているなら、
学校に行き過ぎるとかえって非効率的となる。
行かなければいけないと思い込まされているだけで、
他のいくつかの条件がそろっているのなら、
時々は休むのも別に問題ないはずだ。」




