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言葉のないボクと、一人ぼっちの黒髪メイド(3)
プライベートなことだと分かっている。
これ以上のことは訊けない。
まいったな。
気になったけど、
とりあえず、血のつながりがあるのだから。
ちょっと待て。
何を気にしている?
なんだか、わけがわからない。
モヤモヤは続く。
だけど、これ以上、
自分で何か打開できるわけでもない。
こういう時、『勉強』は便利だ。
リコさんから学んだ勉強法は、
言ってみれば、
『下準備が8割』勉強法。
本番の試験の前に、
事務的な下準備を少しずつ進めて、
試験前に一気に目を通す。
睡眠時間は確保できているし、
一夜漬けのような
精神的・肉体的な負担感はない。
とにかく、勉強に集中。
余計なことは考えるな。
でも、
冴子さんのことが、
ちょっとうらやましい。
あの子、
リコさんのことを
『リーちゃん』
って呼んでたんだ。




