表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/188

2学期のボクと、黒髪メイドと、あとひとり(15)

 「そうだった。リコさんに相談があったんだ。」


 今日までの勉強の進度を報告する前、リコさんに話しかけた。


 「リコさん、相談があるんだけど。」

 「何だ?」

 「だいそれたことを言うようだけど」

 「だから何だ? 手短に言え。」


 いつもリコさんはこうだ。


 単的に、短く問うことを要求することが多い。


 「あのさあ、もっと学年順位上げたいと思うんだけど、何をしたらいい?」


 「何を言っているんだ。

  今まで通りでいい。」


 「なんかやる気出てきてるんよ。

  もうちょっとなんとかしたいと思ってね。」


 「1学期に底辺にいたんだ。

  今くらいでは満足できないのか?」


 「そういうわけではないんだけど……」


 

 

 リコさんは体ごと、ボクの方に向き直って、

珍しく、ゆっくりと話し出す。


 「学校の順位がいくら良くても、

  最後になって志望大学に合格しなければ、

  なんにもならない。

  今はあせらず、現状維持でよしとするんだ。」

 「でも……」

 「キミはよくやっている。」


 いつも無表情なリコさんには珍しく、

優しい微笑みをたたえている。


 「それに、学校の定期テストや、

  先生がつくる実力テストに限って言えば、

  そこで高得点を取っても、

  大学受験に直結するわけではないんだ。」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ