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2学期のボクと、黒髪メイドと、あとひとり(7)
英検のルーティーンが新たに加わったものの、
あまり負荷がかかっているとは感じなくなっている。
勉強することが、
毎日の歯磨きや風呂と同じくらいになっている。
ただ、まだのんびりと暇をもてあますレベルとは言えない。
なんとなく、忙しいような、単調な日々。
夏休み明けテストが終わったと思ったら、
すぐに2学期中間テストときた。
でも、1学期のボクとは違う。
いつでも準備ができている。
あとはテスト前1週間で、「巻き」を入れるだけ。
また、テスト結果が返ってくる。
その繰り返し。
今度は12位。
まぐれじゃない、
と思う。
でも、これで天狗になるには早すぎる。
「なんとなく、まだ自信がないんだよねぇ。」
リコさんは
「そうか。」と応じるだけ。
そんな時、あの子に出会った。
いつものように、放課後、数学の勉強をしていると、
声をかけられた。




