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0話 プロローグ

特に考え無しの見切り発車

多分エタるけど、気にしないでください

時は夜 何処かの街


「やめてぇぇぇ!! 子供には 手を出さないでッ」 「テメェ ざけんな ギャアぁ」

それは、地獄というものを体現したかのような光景だった

この地上に存在する悪という概念を具現化させたかの如くの光景 

迫る怪物の群れ 燃える街 殺されゆく民 叫び、指示を出す者と戦う兵士たち


魚が人型になったような姿の怪物 肉を無理やり包帯で人の形に押しとどめているかのような生物 

臓物で形作られたような怪物 

まるで、一貫性が無いかのような怪物たちでであったが一つだけ共通点があった

それは、冒涜的であり、見るだけで怖気と狂気をもたらすようなそんな醜悪なる風貌をしていたのだ

そんな狂気を感じさせる怪物が男も女も殺し出した 老いも若いも区別せず殺戮を開始したのだ


「潰セッ 潰セッ」 「喰ラエッ 喰ラエッ」 「溶カセッ 溶カセッ」


呪詛を吐き、進軍する異形たち 

それを食い止めんとする兵士たち 火を放ち、打ち倒そうとしようとも怪物たちはひるまない

恐れを知らないかの如く、進む 屍を踏み越え、ただ前へ 前へと それ以外は、思考にないかのように 

殺されるそばから、新たな軍勢が現れ前進する それは、兵士たちに絶望と諦観を与えるには十分な光景であった

それでも尚、兵士たちは果敢に立ち向かった 矢が尽きれば武器を剣や槍に持ち替え声にならぬ叫びをあげ、恐れを誤魔化し、立ち向かった

 だが、そんな兵士たちの抵抗をあざ笑うかのように異形達は、圧倒的な物量(かず)で押しつぶした 

兵士たちに纏わりつき、剛腕で叩き潰す包帯に巻かれた怪物 

鋭利な歯で噛みつく肉塊の怪物 酸のような液体を吐く半魚の怪物 

己たちの持ちうる狂気と凶器を用い、兵士を圧殺していった

兵士たちは、耐え難い苦痛を受け狂いながら死んでいった 

やがて怪物たちは、朝日がさすと同時に兵士や民を殺しつくし、去って行った

箱に隠れていた一人の男児を残して...

 

怪物たちが去った街には、街の灰と黒煙しか残ってはいなかった



「夢か...」

そこで男が、目を覚ました 

そして、男がカーテンを開く 街の光景が近くまでなら見通せる高さだ

其処から、見える光景は一見普段と何ら変わりない

子供たちが遊び、八百屋の店主などが呼び込みをしている しかし、誰もが陰鬱とした顔をしていた

それもその筈 街は、常に怪物に襲われる恐怖に晒されているのだから



――7年前突如現れた謎の怪物達  姿は様々だが、この7年間で分かった共通点が有る 

それは、人間のみを対象とした攻撃 何故か、怪物たちは能動的に人間を襲う習性があるということ 

そして、およそ友好を求める個体は存在しないという二つである――


 そして、そんな怪物に対抗するために街には外壁が設けられた 

怪物たちは、人間を見つけられぬ場合にはあまり能動的に動かなく、建造物を破壊する習性も無いということから、市民たちは壁に囲まれているならばある程度は安心できるのである 

 だが、それでも少数は入ってくる場合もある その時の為に兵士は対処できるだけ少数だが配置されている

故に、街の人間は安心して過ごせているのである


 が、その平穏を脅かさんとする脅威が迫って来ているのを、まだ誰も気が付いていなかった

今回は1話だけ

ではでは

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