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屍現実を見る

【魂の定着を確認、意識を覚醒させます】

....!!はっ!!!俺はたしか.....そうか、ここは洞窟だ。....外に行くのは....チラッ....無理そうだな。となると、奥に進むか....

洞窟の闇は何処までも続いてる様に思えた....

...行くか..!!

俺はこの時気づいて居なかったこの先に居る強き者の気配に....

うし、この体のおかげで暗くてもよく見えるな。ゾンビ様様だぜ。うーん、にしてもゾンビが居るってことはここは所謂剣と魔法の世界ってやつなのかな?ラノベとかゲームによくある。ふむ、魔法....ロマンだな!!何時か使えるように成りたいぜ!!にしても、何も居ないなあ...キョロキョロ..辺りを見回し。うーん、あれ..?なんか有るぞ?

何かに近づく

.....白骨化した死体だこれ。剣持ってるし、借りてこっと。ありがとな、借りてくぜ♪

棒を捨て片手剣を拾う。

ん〜....鋳造品ってやつかな?前じいちゃんに見せてもらった剣より普通だし。....ビュンッッ...振りやすいな。剣なんて振ったこと無いのに....まあいっか♪

ずんずんと俺は奥に進んでいった。

.....何にもねぇじゃねえかっっっっっ!!!なんだよ、つまんねえなおい!!せめて魔物がいたらな〜.....アオ-ン...!!!な、遠吠え!?しかも近い!!戻ろう!!...ダッダッダッダッダッ...こっちに気やがった!?

______________________________


それは唐突だった

【Active Skill:牙狼の牙の発動を確認しました。】

狼によるの獣臭さ、地面の土臭さその両方が感じられた。キンッと、金属同士がぶつかったような音がした。たまたま剣と牙がぶつかったためだった。作戦も無ければ技術もない。ただ、生きたいという思いと獣の本能とのぶつかり合いだ。俺は剣を振り狼を殺そうとする。狼はその牙で俺を食い殺そうとする。喰われそうになり、避ける。剣を振れば狼は避ける。その時.....

【Active Skill:牙狼の牙の発動を確認しました。】

またっ!!俺は咄嗟に避けようとするが狼の方が1歩上手だった。

うがぁぁぁぁっっっっ!!!!!

「ァァァァァァ.....ッッッ!!!!」

右腕を抉られた!?痛みは無かっただがそれは俺に現実を認識させるには充分だった。

グゾォッ....なにがここは現実だ!!俺は全然現実を見てねえじゃねえか!!ああ、確かにスターテスも魔法もスキルもあってまるでゲームだよだけどこれは現実だ!!!今、こいつを殺らなきゃ殺られる!!!!そこからはただ我武者羅に剣を振った。ガンッッ!!

「キャインッ!」

俺が振った剣が狼に当たった。そのせいで狼は転んだそれを俺は見逃さなかった。

やぁぁっっっ!!!

「ァァァァァァァァ!!!!」

ザシュッ!狼の首に剣を振り下ろし筋力で振り切った。い

______________________________

はぁ....はぁ....

「ァァァァ...」

疲れた...。俺は狼首からの血が流れているのを見ながら座り込んだ。体力的には一切疲れてないな.....ゾンビは疲れないのだろう。別に腹が減る訳じゃないのに俺は狼におもむろにかぶりついた。

「ぁぁ....ァァァァ....ァァィァァ」

うまい...狼の肉も血も全部うまい。腹は減ってないそれでも喰らう、消化され身体になるわけでも無いそれでも喰らう。ただ、俺は狼を喰らい続けた。まるでそれは、飢えた者が食い物を見つけた時のように。

〜数十分後〜

美味かった。それよりもだ、今回は反省が多い。先ず、現実をきちんと認識していなかったこと。2つ、自分を過信したこと。俺は特別じゃ無い。チートも無ければ仲間も居ない。ならどうするか....只管剣を振ればいい。今は次もっと戦える様努力すればいい。この世界は優しくないHARDな世界だ。常に自分を過小評価しろ。常に相手の力量を測れ。観察しろそうすれば、いやそうしなければ生きて行けない。....まずは剣を振ろう、ある程度まで。今回襲って来た狼を何体も相手にできると自身が着くまで剣を振ろう。うん、そうしよう。俺は、持てる知識をあ洗い出し剣の振り方を考え実行し続けた。この時もし簡単に殺せていたら直ぐに俺は死んでいただろう。そう考えれば狼は命の恩人だ。俺は剣を振り続ける....

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