〜序章〜政府と教会
よろしくお願いします。
ーこの世界はルクセリア
千年前、女神メイデスが人々に知恵と愛を教え、文明ができた。そして世界は繁栄した。
ーとされている。
人々は体内で"クレイド"と呼ばれるエネルギーを生成することが出来た。
クレイドは、多くの戦闘手段に使われた。魔法を展開する者もいた。
またクレイドは生活インフラにも欠かせないエネルギーになっており、鉄道や船、家庭におけるあらゆる物を動かすのに必要不可欠だった。
ールクセリア政府
新貴族なるものが世界を統治し、法律を定めた。全世界の実権を握る組織。
各国が大人しくルクセリア政府に従うのは最大の軍事力を持っているからだ。
世界の各地に基地を展開し、軍人の規模も兵器の数も圧倒的。国同士の戦争がおきる度にルクセリア軍が介入。
ルクセリア政府による統治。だが実際の所、新貴族は少し焦っていた。
軍事力の要となるクレイドが不足していたのだった…。
ーアルファリア教会
女神メイデスを信仰する宗教組織。
世界中の心の拠り所。人々は皆、メイデス様に祈りを捧げた。
創設者はレクサス・フェナード
女神メイデス様が人々を導き、ルクセリア世界が誕生した。ーと説いた。
世界中に教会を作り、学問の場を設け、孤児達を保護。力無き者にとっての救いだった。
教会本部では薬学と魔法の研究を。そして魔法を極めた者が聖騎士となれた。聖騎士とは別にカレド部隊なるものを保有している…。
人々はルクセリア政府に従う
人々はアルファリア教会に祈る
それがこのルクセリアという世界であった。
教会本部の廊下を颯爽と歩く少女がいる。
赤い髪と水色の瞳。背は低く、華奢でありながら快活に動く。
カリン・フェナード、17才だ。
創設者の一族フェナードが代々受け継ぐ教会においてカリンは次の教帝になる事が決定されていた。
これから彼女は世界を見ていくー




