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ご主人様はモンスター使い  作者: ウル
エルモンドのアドバイザー
58/122

58今後の方針

登場人物

ウル(主人公)狼に転生した元人間。(★3シルバーウルフ)

パワー   ウルの仲間モンスター。(★4モサ)

ロウガ   ウルの体の元の持ち主。(★0ガイアの卵)

ケルティク ロウガの友人でメキロ伯爵配下(★4ヘルハウンド)

オーウェル メキロ伯爵の跡取り(人間)

ネフェル  オーウェルの腹心(人間)

 俺達はノアの迷宮を突破し、魔獣ガイアを手に入れた。

 だが、ガイアは卵の状態。

 孵化するまでに時間がかかるらしい。

 とは言え、卵の状態はロウガの魂の回復には都合がいいようだ。孵化するまでにゆっくり回復できるらしい。

 それに、ロウガの魂をガイアに移すことはできたので、今の肉体は完全に俺のものになった。俺としては最大の目的を達成したと言える。

 これで、オーウェルさんの支援に専念できる環境は整った。


 迷宮の外に出るとすっかり夜が更けている。

 疲れたしお腹も減ったので、今夜はここで休んで、朝になってからエルモンドに帰ることにした。

 実質1日くらいで任務を達成できたのだから早い方だろう。



 翌朝、パワーにロウガ「ガイアの卵」を抱いてもらって、俺達はフライトをかけてエルモンドの町に向かった。


 ケルティクが身分証明にあたる首輪をしているので、俺達は問題なくエルモンドの町に入ることができた。


 まず、オーウェルさんに報告するか。俺達は館に向かう。

 すぐにネフェルさんが出てきて、オーウェルさんがいる会議室に案内された。


「ウル殿、パワー殿、ケルティク。

 ガイアの入手お疲れさまでした。早かったですね。

 この大きな卵がガイアなのですか?」

 オーウェルさんが聞いてくる。


「はい。

 既にロウガの魂の移動も完了しております。

 ですが、ガイアが孵化し成体まで成長するには数年の時間がかかるようです。」

 ケルティクが報告する。


「つまり、それまでは我々だけで戦わないといけないということですね。」

 オーウェルさんとしては、即戦力を期待していたんだろうなあ。

 まさか、ガイアが卵の状態だいうのは予想外だっただろう。

 それでも、落胆した気配すら感じさせないのはさすが、貴族の当主だと思う。


「ガイアの卵については、研究所の博士の弟子に管理を任せることでよろしいでしょうか?」

 ケルティクが確認する。


「了解しました。それでお願いします。

 ネフェル、ガイアの卵を運ぶ人の手配をお願いします。

 ケルティク、研究所への案内をお願いします。」


「それでは、失礼します。」

 ネフェルさんとケルティクはそう言うと、部屋から出て行った。

 残ったのはオーウェルさん、俺とパワーだけだ。



「ウル殿、パワー殿はこれから何か予定はありますか?」

 オーウェルさんが聞いてきた。


「進化できるかどうか確認してから、技の練習ですね。」

 俺が答える。


「ウル殿は目的は達成できましたが、これからも協力していただけますか?」

 オーウェルさん、俺が目的を達成したからいなくなること心配しているんだ。


「オーウェルさん、俺が自分の目的だけを達成したら、あとは知りませんと言うとでも思ってました?」


「そんなことはないですけど。」


「俺は自分のやり方でやらせてもらいますけど、これからも全力でオーウェルさんを支援しますよ。

 魔王が言ってたモンスターも暮らしやすい国、俺も目指したいです。」

 これは、オーウェルさんについて行くと決めた時からずっと思ってる。


「俺様もだぜ。強くなれそうだしな。」

 パワーも同調してくれた。


「ありがとうございます。」


「一段落ついたら、諜報関係と組織関係について色々言いますよ。

 俺の前世で齧った知識が少しでも役に立てるなら、アドバイザーが出来そうだし。」


「そうですね。今夜色々話しましょう。

 明日フライトでドンロンに飛びますが、来ていただけますか?」

 オーウェルさん、俺達を護衛としても期待しているみたいだ。

 メキロ伯爵側についた以上、オーウェルさんの護衛は最優先課題だよな。


「勿論です。護衛も兼務できるアドバイザーは貴重でしょ。」

 俺は答える。


「そうですね。

 できれば、ケルティクにはその間に色々頼みたいことがありますので。」

 オーウェルさん、何だかんだ言いながら、完全に俺達を戦力として考えているじゃん。そのつもりだったけど。


「ひょっとして、護衛って俺とパワーだけ?」

 相当信頼されてるな。


「あと、グレアスにもついてきてもらいますが。」

 フライトで飛ぶならこれくらいの人数が限界だよな。


「了解です。

 俺達はこれから進化できるか確認しに行きますけど、何かあったときはメアリさんを通じて連絡すればいいですか?」


「はい。それで結構です。」



 俺達は、オーウェルさんとの話を終えると、メアリさんに案内してもらって進化用の施設に行くことにした。場所は分かっているから俺達だけでも行けるけど、通訳としてメアリさんにいてもらった方が話が早いからな。


 パワーが前回進化できたんだ。

 迷宮をクリアした今、俺も進化できるのではないか。

 そう期待して、施設に行った。


 予想通り、俺も進化できるようになっていたみたいだ。

 俺としては進化先は★4テンロウに決めている。

 だけど、念のためもう一度別の選択肢である★5セトの専用技を確認する。


 ★5セトの専用技

 ディテクトライ…話している相手が嘘をついているかが分かる。

 スピークランゲージ…人間など言葉が通じない相手と会話ができるようになる。


 正直、スピークランゲージはかなり迷う。

 俺は、これから人間を多数相手にすることになる。

 俺の言いたいことを直接相手に伝えることができるというのは大きい。


 ★5シリウスの専用技

 センスイービル…視認している対象が邪悪な考えを持っているかが分かる。

 ホーリーワード…自分を中心とする広範囲の中の自分と味方以外の対象全員にダメージを与える。


 ただ、人混みの中に紛れた敵を探すのに、シリウスのセンスイービルの効果は捨てがたい。スピークランゲージはメアリさんのような通訳がいれば何とかなるが、センスイービルは代替機能が全くないからだ。

 ノリクとの戦争になるなら、広範囲の敵だけにダメージを与えるホーリーワードの効果も便利である。


「パワーなら、どっちにする。」

 俺は、パワーにも意見を求めてみた。


「俺様ならシリウスを目指すぜ。

 ウル様が迷ってるスピークランゲージは、通訳がいれば要らねえだろ。

 ディテクトライもセンスイービルの代わり程度だしな。」


「パワー、ありがとう。

 俺もそう思ってた。やはり★4テンロウにするよ。」


 俺は、★4テンロウに進化させてもらった。

 体が一回り大きくなり、体毛が黄金になった。


 続いて俺のコストを測ってもらう。

 俺のコストは、325と判定された。

 パワーのコストが125だったから、その分を差し引いて考えないといけないよな。

 となると、俺の素のコストは200か。

 あんまり増えてないな。

 パワーの例で考えると、俺自身の賢さは殆ど上がってないということになる。

 となると、パワーが★6になったらコストも追いつかれるのだろうか?


 次に、日が暮れるまで技を覚えようと思ったが、俺の覚えたい技はアウルスさんが来ないと教えてもらえないよな。★4に進化したから、俺なら5レベル技でも覚えられるようになったと思うが。

 それよりもパワーに4レベル技を教える方が先だよな。


「なあ、パワー。

 ★4に進化したんだし、今後も役立つ機会が多いフライトとディスペルマジックを覚えないか?」

 俺は、パワーに聞く。


「俺様も新しい技を覚えたかったところだぜ。」

 そうだよな。進化したらすぐ迷宮で覚える暇がなかったからな。


「メアリさん、仲間内で技を教えるので部屋を使わせてもらってもいいですか?」


「何の技を教えるのですか?」

 メアリさんが聞いてくる。


「フライトとディスペルマジックのつもりですけど。」


「施設のコーチにも教えてもらってもいいですか?

 今後コーチからエルモンドのモンスターにも伝えていきたいのです。」

 メアリさん、いいこと言うじゃん。

 ノリクと戦うためには、軍のモンスターの底上げは大事だよな。

 有用な技はなるべく共有した方がいいよな。


「いいですね。今教えようとしてるのは4レベル技ですので、シルバードラゴンのコーチを呼んでいただけますか?」

 時間があったら有用な3レベル技も教えに来よう。

 ただ、聞いてもらうと、★4シルバードラゴンのコーチはディスペルマジックとフライトは習得しているみたいだった。残念。


「あと、フリーアクションとアナライズマジックとデストラクションなら教えられますけど、その中で知らない技ありますか?」

 俺はメアリさんに再度聞こうとするが、


「ウル様、今まで通りなら、ある程度教えてもらったら自分で練習する時間があるだろ。

 コーチみんな呼んじゃえよ。お互い知らない技の1つや2つはあるだろ。

 逆に俺様達が知らない技があれば教えてもらえばいいじゃねえか。」

 パワーが言ってきた。

 確かに、パワーの言う通りだな。

 俺はメアリさんに言って、今空いているコーチを呼んでもらうことにした。

 全員空いていたみたいで、★4シルバードラゴン、★3ロック、★3ライガーのコーチがやってきた。


「シルバードラゴンのコーチをしているヴァディスです。」


「ロックのコーチのホークだ。」


「ライガーのコーチ、サラよ。」


 お互いに自己紹介した後、自分の使える技の申告をする。

 それをメアリさんにメモしてもらった。

 そして、誰が誰に何を教えるのか相談する。


 その結果以下のように技を教え合うことになった。

 まだあるが、とりあえず優先する2つだけだ。


 俺←ヴァディスさん ストーンスキン

 俺←サラさん ブラッドファング

 パワー←俺orヴァディスさん フライト・ディスペルマジック

 ヴァディスさん←俺 アナライズマジック・デストラクション

 ホークさん←俺 ホールド

 サラさん←俺 ホールド

 サラさん←パワー ジャンプアタック


 パワーは4レベル技がまだないので、他にも色々覚えられそうな気がしたが、優先順位の高い技を選んだ。

 ホークさんは覚えられる技が1つしかなかったので1つだけだ。港なら水中技を教えることもできるのだが。


 俺達は夕方まで技の練習をして、俺はストーンスキンを覚えた。ブラッドファングは時間も足りず、習得まではできなかった。次回は覚えたい。

 パワーもフライトを無事習得した。これで移動が楽になりそうだ。

 ヴァディスさんはアナライズマジックを、ホークさん・サラさんはホールドを習得。

 明日からは俺達はオーウェルさんの護衛するので、また戻ったら教え合おうという話になった。


 さあ、日が暮れてきたし今日は館に帰ろう。


ウル

 ★4テンロウ

 マスター:なし

 コスト:200(+125)

 習得技:ヒーリング・リジェネレーション・クリアランス

     サンダー・ライトニング・ダブルスラッシュ

     ウィーク・ホールド・ディスペルマジック・デストラクション

     ストレングス・スピード・ウォーターブリーズ・フィッシュムーブ

     フライト・フリーアクション・アナライズマジック

     エレメンタルガード・(ストーンスキン)


パワー

 ★4モサ

 マスター:ウル

 コスト:125

 習得技:ヒーリング・リジェネレーション

     ベアハッグ・トリプルスラッシュ・ジャンプアタック

     インパルス・ウィーク・ホールド

     ストレングス・スタミナ・ウォーターブリーズ・フィッシュムーブ

     (フライト)・エレメンタルガード・(????)


ヴァディス

 ★4シルバードラゴン

 習得技:ヒーリング・リジェネレーション・クリアランス

     アイスブレッド・アイスブレス・フリーズ・ブリザード

     サンダー・サンダーブレス・ライトニング

     ターンアンデッド・ディスペルマジック

     ストレングス・シャープ・スタミナ・ブレス・モラル

     フライト

     エレメンタルシールド・ストーンスキン・フリーアクション

     (アナライズマジック)

     トリプルスラッシュ


ホーク

 ★3ロック

 習得技:ヒーリング・リジェネレーション・クリアランス

     ウィンドショット・ウィールウィンド

     ストーンエッジ・アースクエイク

     ウィーク・スロー・(ホールド)

     スピード・スタミナ・ブレス・モラル

     エレメンタルシールド

     岩石落とし・急降下     


サラ

 ★3ライガー

 習得技:ヒーリング・リジェネレーション・クリアランス

     ファイアー・ファイアブレス・フレイムストライク

     ガードブレイク・(ホールド)

     ストレングス・スピード・シャープ・スタミナ

     エレメンタルシールド

     ジャンプアタック・ブラッドファング

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