赤いアネモネ
※性的な表現があります
第七章 赤いアネモネ
自分は愛してはいけない人を愛している。
この気持ちはどうしたらいいのだろう。いくら本を読んでも、いくらピアノを弾いても、この感情が無くなることはない。
自分は日記を書くことにした。全て本音で綴られている、自分の心の日記を書いた。
自分で読み返しても気持ち悪いと感じてしまった。自分の心は自分自身が許していない。
○月○日(晴れ)
今日は胸糞悪くなるぐらい本音を綴ろうと思う。
今日は脳みその中が性のことで溢れていた。自分のものにしたい欲は本当にどうしたらいいのだろうか。なぜ叶うわけのない感情を持ってしまったのか。
いっそうのことあの人にめちゃくちゃにおかしてほしい。自分の感情がなくなってしまうほど強く抱いて。
…先生は一生自分のものにできない。それくらいわかっている。キリをつけたいのは自分自身だ。
叶うなら、抱き合って、キスだってして、手をつないで、セックスだってしたい。
いつか、この思いは消えてくれないだろうか。
自分は男でも女でもないのに。
誰かに読まれては自分の居場所がなるなると思い、自分は奥深くに日記帳を隠して、日記を書くのをやめた。自分の思いは奥深くにしまった。
この気持ちは誰にも相談できないものだ。自分は一体何者かも自分自身がわかっていない。
きっと一生引きずっていくのだろう。
最後まで読んでいただきますありがとうございます。




