クロの目標とステーター
...おまえ俺の弟子にならないか?...
黒い服を着た男は僕にそう問いかけた。
「お前強くなりたくないか?」
「復讐したくないのか?」
「大切な者を守りたくないのか?」
「また...奴隷に戻りたいのか?」黒い男は立て続けに聞いてきた。
「嫌なら俺の弟子になれ」男はそう締めくくった。
僕はその男の言葉を聞きどうするべきか考え始めた。確かに奴隷には戻りたくないし、こいつを殺すにも、もっと力が必要だ。なら答えは一つしかない。
「...なります...」
「よし、俺は一馬だお前名は?」
「...クロ...です...」
「クロ...お前の目標はなんだ?」
「...目標...ですか?]
「そうだ。目標または目的がある人間の方が強くなる」
俺は少しも考えずに断言した。
「...僕を...奴隷にした貴族を...殺す事です...」これは本音だ一度洞窟で見た事があり、その時も奴隷一人一人の頭を踏みにじり唾をかけていった。その貴族はガマガエルのような太った男で豚のように笑っていた。
「そうか....よし気に入ったぞ」一馬とかいう男はウンウンと頷くと、
「その目標叶えるのを俺が手伝ってやろう」と頭に手を置きながら優しく言った。僕は一瞬どうしていいかわからなくなった。それもそうだろう、生まれて初めて人の優しさに触れたのだ。あまりの嬉しさと驚きに涙が流れてしまった。
「...はい...ありがとうございます...」涙を流しながらお礼を言うと、優しく頭を撫でてくれた。少し落ち着いた時を見計らい師匠は「さあ、最初の修行だ」と言った。
「...はい...」この男なら...師匠ならついていってもいいそう思った。
「まず[ステーター]と言ってみろ」
「[ステーター]」
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名-クロ
別名-死神
生物名-魔人間融合体 (人間87% 魔物13%)
体力-583
魔力-1248
スキル-[無限回復]
ユニークスキル-”死神Lv2”
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「書いてある事を教えろ」
書いてある事を教えると師匠は唸りだした.....
「お前ユニークスキルの”死神Lv2”をタップしてみろ」
「...はい...」
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”死神Lv2”
死神のように命を刈り取れる。
持っている刃物に魂を切り裂く能力をつける事が可能。
相手を”死の恐怖”にする事が出来る。
気配を薄める事が出来る。
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「うむ、予想以上の能力だ。「忍者」にとても向いている」
「...あの...師匠」
「師匠か.....まあいい。なんだ?」師匠は照れくさそうに頭を掻いていた。
「...忍者...とはなんでしょう?...」
「うむ、忍者とは相手に気ずかれずに敵を確実に殺す者の事だ。そしてお前はその素質がある」
「...はい...」素質があると言われ少し嬉しくなった。
「今からその修行を始める」
「...はい...」
クロは嬉しそうに口元を少しだけあげると、頷いた。頑張らねば。
「しかし”魔人間融合体”か....」
一馬のつぶやきは誰にも届くことはなかった...




