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決闘

「うをををををを!!!!!!」

「何だあいつ!!」「最強だ」「人間兵器だろ、あいつ」

観客が色々な事を言う中、クロは自分の牢屋へ帰って行こうとしたが目の前に氷の壁が現れクロの行く手を塞ぐ。

「待てこの殺人鬼が!!!」

クロは面倒くさそうに振り返るとそこには顔を真っ赤にした黒目黒髪の少年が立っていた。

「何だ」

「何だじゃない!!!どうして殺した?」

「は?」

「とぼけるな!!!どうして全ての挑戦者を殺した?」

「あいつらが俺を殺そうとして来たからだ」

「そんな言い訳は聞きたくない!!」

「それにあの中には殺したほうが良い奴も居ただろ?」

「確かにそうだがあの中には良い奴だって居たんだ!!!」

「お前の友達でも居たか?」

「ああ居たよ!!!彼はいつもこの世界を救おうと言っていた」

「まあ.....事故に遭ったと思え」

「そんな、そんな簡単に割り切れるか!!!」

「うるさいな」

「黙れ殺人鬼め!!!命を何だと思ってるんだ!!!」

「なんとも思ってない」

「ち、とことん下衆だな」

「下衆で結構」

「ち、この野郎!!!」

少年が剣を抜きクロに向かって振り下ろす。しかし剣は空中で完全に止まった。

「輝、良い加減にしなさい。全く、ここで殺したらあなたが殺人鬼じゃない」

「そうだよ!」

「全くだ少し冷静になれ!」

「カスミ、鈴、賢治!でもこいつは殺さないと!!!」

輝と呼ばれた少年とその仲間たちが話し合ってると一人の老人が歩いて来た。

「輝よ落ち着け。それなら決闘すれば良いだろ。」

「王」

「クロとやらどうだ?」

「決闘ですか?」

クロは少し考えていると後ろから突つかれた。

「クロ...その決闘受けよう」

「死神か。いつから居たんだ?」

「最初から」

「そうか。まあ決闘を受けるのは良いがどうしてだ?」

「肩慣らし」

「お前....戦えるのか?」

「うん」

「話は纏まったか?」

話がひと段落付くと王が聞いて来た。

「はい、お待たせしました」

「そうかそれでは褒美を決めねばな。輝お主は何を望む?」

「私はこの殺人鬼の首と後ろの奴隷少女の開放です」

「は?どの少女?」

「とぼけるなお前の後ろの少女だ!」

「こいつ奴隷じゃないぞ」

「な、奴隷ですらないと!もしかしてお前攫って来たのか!!」

「うわ最低」

「最低〜人間のクズ〜」

「邪道め」

「まあまあ落ち着け輝よ」

興奮し始めた輝達を王は落ち着かせると今度はクロの方を見る。

「今度はクロよ何を望む?」

「王!こんな殺人鬼に褒美など!」

「まあ落ち着け輝。わしはお主が勝つと信じている」

「王」

王は輝をまるで孫の様に見ていた。その目は嘗て一馬がクロを見ていた目と同じでクロは懐かしむ様に王と輝を見ていた。

「それではクロよお主は何を望む?」

「私は.....学園への入学を望みます」

「な、貴様!!」

「落ち着け輝。お主が勝てば良いだけの話だ」

「はい」

「それではルールの説明をする。全ての武器、魔法の使用を許可する。ただしクロ、お主は輝達の誰も殺してはならぬ。勝った方には褒美を与える」

「「は」」

「それでは試合を5分後に始める」

王はそう言い残すと帰って行った。輝達もそれぞれ自分のベンチに帰って行った。

「さあさあこれは物凄いことに成って来ました!!!クロと謎の少女VS学園期待の星”shine star"の決闘です!!!みなさま前のボタンで賭けて下さい!!!」

余談だがこの試合で今世紀一番の儲けをしたデブリだった。


5分後、輝達が準備を整えコロシアムに帰って来るとクロ達の方に歩いてきた。

「待たせたな」

「Zzzzzzz」

「クロ....クロ起きて」

「あ....ああ」

「決闘が始まるよ」

「そうか。悪いな寝てしまって」

「大丈夫」

輝は無視された事への怒りか又は他の怒りかは分からないが怒りに顔を真っ赤にし怒り始め剣を抜きクロに向けた。

「この!!決闘を侮辱するとは!!!」

「まあ落ち着け」

「うるさい!!いざ尋常に」

「輝よ待て」

「王」

「私が始めの合図を出そう」

そう言うと王はクロと輝の真ん中に立ち手を挙げる。

「これより決闘を始める。両者準備は良いか?」

「「はい」」

「それでは.....始め」

今決闘の幕は切って落とされた。

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