奴隷脱走劇 上
..........一緒に脱獄しない?助けてあげるよ..........
6歳の少年が発したとは思えないほど暗くドスが効いていて、まるで死神にでも話しかけられた様だと奴隷達は思った。
「でも...いや、そんなの無理だろ、だって兵士には勝てない。」奴隷の一人が呟いた。
「いいや....何を言ってるのさ....僕だって出来たんだ....あなたも出来る....それに作戦がある。」僕は真顔奴隷に告げた。
「そのお前が言う作戦とやらを聞かせてもらおう」そう言って前に出てきたのは20代くらいのやけに筋肉のついた2mはあるであろう長身の奴隷だった。
「まあどうせガキの考えた作戦だそんな...」「それは....作戦を聞いてから....言え」
僕はチョット威圧するように言った。しかし長身の奴隷は顔を真っ青にしながら震えていた。
「...まずこの兵隊の装備...つけて」そうゆうと僕は兵隊の装備一式をその長身の奴隷に渡した。
「ああ....」僕に対して恐れを抱いたのか、長身の奴隷はすぐさま兵隊の装備を身につけた。言う事を素直に聞いてくれるのはありがたい。
「そうそう....それでその格好で僕たち男の奴隷を兵隊の部屋まで連行する」
「そこで兵士を殺して武器を調達するのか。」
「そう」
「よし」長身の奴隷は勢いよく立ち上がり。
「俺は乗ったお前らはどうする?」と他の男奴隷たちに問いかけた。最初は名乗り出るものもいなかったが「俺もやるよ...」最初の一人が名乗りをあげると俺も俺もと名乗りを上げ始めた。
「よし、でいつやるんだ?」
「今から....」
一時間後......
僕は15人の奴隷たちとともに兵隊の部屋の前に立っていた。
「おい開けてくれ女を犯そうとしていた奴隷をつれてきた」長身の兵士(奴隷)が言うとガチャリと音がしてドアが開いた。兵隊の部屋は木で出来た小屋で奴隷が逃げ出さないように洞窟の出口に建てられている。大きさは交番くらいの大きさで中には5人の兵士がいる。
「おおそうか....ご苦労さん、お前も飲め」出てきた兵隊はかなり酔っていてフラフラしていた。酒くさいなこいつ。
「おお、ありがとう」長身の兵士(奴隷)も兵隊部屋に入るとドアを閉じ鍵を閉めた。それから腰に差したナイフを抜くと僕たちの縄を切った。
「おいお前なにを....」ゴロン
長身の兵士(奴隷)は近ずいてきた兵士の首を切るとその隣にいた音の腹を口を押さえながら差した。驚いた3人の兵隊を15人の奴隷が押さえ込みこれまでの恨みを晴らすように殴り始めた。
5分もしないうちに3人の兵士は息絶た。奴隷達はつばを顔に吹きかけ装備を剥ぎ始めた。
「本当にうまくいくとは」長身の兵士がヘルメットを取りながら呟くと。
「当然....次へいく....」
「うむ、ところでお前名前をなんなんというんだ?」
「名前はない...」そういえば僕には名前がないな.....
「そうか」長身の奴隷は少しの間唸っていたが
「なら俺はお前をクロと呼ぶよ。全身黒いからなお前」
「クロ...まあそれで言い」この瞬間から”死神クロ”として名が広まることになるのだがそれはまだ後の話。
[名前が「名もなき奴隷」から「クロ」に変更されました]




