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#2

「ぼっとしてないで名前くらいなのったらどうなの?」



「え、あ、はい。磯野カツオです。」



「イソノカツオ?変な名前ね。

それに変な服だし、だいたい魔物出現地帯で装備なしでいるのが気になるわね。

まっ、困ってるようだからこの勇者ルナ様が助けてあげるわ感謝しなさい。」


ドヤ顔をしながら胸を張る彼女。

なんと自己主張の激しい乳なのだろうか。

たまんねーw


まぁ聞きたいこともたくさんあるし話を合わせるか、助けてくれるに越したことはない。



「助かります。しかしここは何処なんですか?魔物というものも気になります。」



「知らないでここにいるの!?ここは王都エルセルムから西国サイトスの関所の間の辺りね。

魔物は文字の如く魔物よ。危険な生物のこと、あなた大丈夫?」


なになにエルセルム?サイトスなんじゃそりゃ。おとぎ話かよw

魔物とかまるでゲームの世界じゃないか。

リアルでそんな舞台にたってたまるか。



「は、はぁ、頭打って記憶喪失みたいです。

全く覚えがなくて。」

適当にそういうことにしておこう。


そうなの!大変ねー

なんて言われ信じてもらえた。なんて単純な女なんだろうw

まっ都合がいいから助かるんだけど。



なーんて世間話をしていると女の後ろ、つまり僕の正面の視界に黒い陰がチラリ。


その影が女に近づいてきてるなーなんて見てると、突然女に切り裂きかかる。女はギリギリ反応できたみたいだけど、避けきれず脚に裂傷、なかなか深いようだ。


「ケロベロスッ、最近は高レベルの魔物はでないはずッ」


高レベルとかいいつつ、動き遅く見えるんだけどなーw


一方よく見ると、顔が2つあるなかなかカッコいい全長2メートルくらいあるワンちゃん。


次は狙いを僕に定めたようで単純な動きで距離を詰めてくる。


単純な動きなわけで避けるのも簡単。

動物虐待も気が引けるんだけど魔物っていうくらいだから蹴るくらいいでしょ。


てなわけで蹴る→hit!!→凄い勢いで飛ぶワンちゃん→木に当たる→動かなくなる…


大丈夫かー!ケロベロスッーーーw!!

ごめん。そこまでする気はなかったんだ。



「あんた…なにものよ…」


んーなんだろうねw?



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