私は美しい
初めまして。世露.(せろ)です
中3の受験生真っ盛りです。
変形カナ恋
どうぞよろしくお願いします。
※めっちゃ語彙力ないですすいません。前書きかっこよくしてみたけどw Twitter(@LS0339)
私は美しい。
それは歩くだけで人目を惹くほど。
美麗、いや華麗とでも言おうか。
黛 佳奈子
高校を卒業して一人暮らしを初めて約1ヶ月。
仕事もしてない。言わば色も何も無い無職
だが人生は色ありまくりの薔薇色人生
~リリリ♪
部屋中に響き渡る携帯電話の音
「はぁい…あら大智くん、うん!今から行くわ」
声を無理に高く上げ電話越しにそう伝えた。
ベッドの上に転がっている口紅を手に取り鏡に向かう。
「お母様。私ね仕事なんかしなくても生きていけるの。」
口紅を唇に程よく転がして鏡に向かって話す
「この美貌さえあればこの世の男は私の為に動いてくれるの。今日も大智んと一夜を過ごすだけで10万も手に入るのよ」
それはもう美しき美貌に包まれた女の華麗なる生き方
自分に見合う衣装と化粧。何センチあるのだと伺いたくなるハイヒール。胸元は大きく開いている。
「さて、行ってきますか。彼氏、田嶋大智君とのデートに。」
コツコツとなるハイヒールはまさにノイズ
「あら、佳奈子さんこれからお出かけ?」
「ええ、デートよ」
通りすがりのアパートの住民の子に話しかけられ自慢げの表情ではなく哀れみの表情でそう答えた。
デートなんて私の日常の一貫。自慢する程ではない。
むしろデートが出来ないあの子のことを哀れむわ。
「佳奈子!久しぶり、一週間ぶりだな」
手を大きく振り上げてこちらに向かってくる
「うん、久しぶり」
そりゃ一週間、月曜日だけの関係だもの
「今日は高級レストラン予約したんだけど」
私のバックの中に太めの封筒を入れる大智。
大企業の社長の息子である大智は佳奈子に10万円渡すなんて他安かった。
「もちろん行くわ。その後は大智の家で…宜しくて?」
「もちろん。そのつもりで」
こいつももう私に堕ちて堕ちて堕ちまくって
人生のどん底まであと何時間だろうか。
「ここのフレンチ最高ね」
「だろう?雰囲気もお前に合うしいいと思ったんだよ」
「あら〜大智くんは煽てがお上手〜」
変わらない
そこら辺のカップルと変わらない会話。
けど容姿だけはひときは変わっていた。
「あのカップルお似合いね〜彼女すごく美しい…」
「羨ましいわね〜」
その言葉を待ってた。
“美しい”
そう言われるだけで自信が込み上げてくる。
食事をすませ車に乗り大智の家へと向かった。
大智の家大金持ち、だが親共々仕事で忙しく家にいることは少ない。
「今日は誰もいねぇから先上がってろ」
長い廊下を歩き階段を上り大智の部屋に着いた。
二ヶ月前に高校卒業した私はまだ18歳で未成年。
それに対し大智は22の社会人。まるで援交状態だ。
いや、援交だ。
「はあ、私ってほんと幸せ。」
そういいベッドに寝転がる。口癖のように呟きながら
「もうこのままやっていいか?」
大智が部屋に入ってきてそういう。
「うん。大智くん。大好きなよ」
...........
「大智。話がある」
「何?父さん?」
ある日私と2人で居る時に大智のお父さん、会社の社長がやって来た。
「これはどういう事だ?私に分かるように説明しなさい」
「…っ!?」
なんだこれという顔をする大智に近づきお父さんから見せられた携帯電話の画面を覗く
「…これ…どういうこと?」
そこに写っていたのは男と女の人が裸で抱きついた写真だった
女の顔は上手く見切れており大智の顔だけががっつりうつっていた
「この写真がネットで拡散されているそうだ、この女は誰なんだ?佳奈子さんなのか?」
そう顔を強ばらせて言う
「え…大智くん??なにこれ、、多分私じゃないよね?」
「な、何言ってんだよ!じゃあ俺が浮気したとでも言うのか!?」
大声を出して怒鳴りあげるが顔は青ざめている
「はぁ…私の息子がこんなことしていたら会社に悪影響になる。私のキャリアにも傷がつく。佳奈子さんとも別れてもらうし、浮気した相手とも切ってもらいなさい」
「っ…だから浮気してねぇつってんだろ!!同見ても佳奈子だろこれ、髪の長さも体つきも」
「大智くん。写ってる女性の本名分かったら大変でしょ?尚更私だったら私が怖い目に遭っちゃう…その前にもう…わかれよ?」
私はそう言って荷物をまとめる
「…何言ってんだ…は…はッ」
「さようなら。大智くん」
笑顔でそう答え
「おい、いくな佳奈子!!…ッくそオメェら離せよッ」
追いかけようとする大智を家の使用人らしき人たちによりおさえられる。
田嶋大智。計120万円
なかなかいい値段で済んだわね。
カメラ仕掛けておいて良かったわ。これで縁も切れたし会うことも無いわね。
「人生は結構金と顔よ!!なんて私は幸せものなの!! 」
高らかに笑う私。
1本のタクシーを止めてアパートへと帰る。
次は誰からお金を稼ごうか。。
けど、そう上手くいく人生じゃない。
この世は全て顔
その顔がもし醜かったら?
私はもっと普通の人のように生きていたのでしょうか?
私は美しいまま油断していた。




