お互いが✿
短いですが分けました。
最後にありがとうございますの挿絵が入っています。
見たくない方注意です!
キエリとフェリクスが目を覚ましたのは、城の医務室の寝台の上であった。
二人はほぼ同時に目を覚ますと、友人たちが傍で見守っていて、泣きながらお互いに抱擁し、再会を喜びあった。
フェリクスとキエリは国務ができるような状態ではなく、二人の部屋で数日療養を余儀なくされた。
二人は寝台でからだがひとつになってしまうのではないかというほど、抱きしめ合っていた。
「ねぇ、フェリクス‥‥」
「ん?」
フェリクスは、キエリの言葉に聞き耳をたてながらもキエリの額や頬に軽く口づけていっている。
キエリはそれがくすぐったくて、しかも話が出来なさそうな気がして、身をよじって少し離れようとしたがフェリクスががっちりと腕で囲っていて、あまり動けなかった。
「あの‥‥あなたの呪いについてなのだけれど」
キエリの言葉でフェリクスの動きが止まった。
「あの男がやったのだろう? ロゼを利用して」
キエリはこくりと頷いた。
「わたしのお父様‥‥あの人はすでにに命を終えていたのだけれど、わたしといたいがために多くの人を傷つけ利用した」
「わたし‥‥フェリクスのことを助けたいと‥‥幸せにしたいと思ってここまで来たのに‥‥あなたをこんなことに巻き込んで、苦しめて」
キエリは罪悪感に耐えられず、フェリクスから視線を逸らした。
フェリクスはキエリの頬に手を添えた。
大好きな大きくて骨ばっているては、心に伝わるほど温かかった。
「キエリ、俺を見て‥‥」
フェリクスの顔は穏やかで、瞳はなにがあろうともキエリを愛していると告げていた。
「キエリ‥‥俺はお前と出会えてよかったよ。お前は俺にとって幸せそのものなんだ」
「この気持ちはキエリがくれたんだ」
キエリは目じりに涙が浮かんだが幸せそうに微笑んで、フェリクスに愛していると伝えるために口づけた。
「ありがとうフェリクス‥‥愛してる」
これで「呪われた王子と幸せにしたい少女」の物語はおしまいになります。
ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
もしよければ広告下から評価やいいね!していただけると、作者のモチベーションが上がります
(∩´∀`)∩
宣伝宣伝
「呪われた王子と幸せにしたい少女」の過去のお話し「カペルという男」が短編で出ております。お時間ある方はちらりと読んでいただけると嬉しいです。
「オオカミはフードを被る」は完結しておりますので、不安なく楽しんでいただけると思います。
読んでいただけると、とっても作者が喜びます。
以下裏話です。
人生初の長い物語を初めpixivさんのほうで「王様とキエリ」という名前で投稿したのが「呪われた王子と幸せにしたい少女」のもとになります。
まぁ、今年の五月くらいの話しなんですが…
その時やっていたゲームにめちゃくちゃ影響を受けて出来上がりました。(笑)
フェリクスはその時は王様でしたし、呪われていませんでした。
キエリはそのまま、他の皆もそのまま…
キエリとフェリクスがお付き合いするところまでを第一部で書いていました。
そして、第二部で、もうすでにカペルと対峙していました。
最初は「呪われた王子と幸せにしたい少女」の二章の部分、それが丸っとなかったんですよね。
ロゼやメレはいなかったですね…かわいい子が生まれて良かったです。
「王様とキエリ」は今も読めますがあまりにも誤字が多く、読みにくく、書き直そうと思ってこの物語が再び始まりました。
自分の経験や今まで見てきた物語の端々がつなぎ合わさって自分の物語が出来上がっていくのは不思議ですね…ま、ゼロからはできないので
さて、ここまで読んでくださった読者の皆様本当にありがとうございます。たくさんんの方にブクマ、感想、評価をいただけて、喜びでわめきながら書いておりました。




