2番目の計画
王子の部屋を後にした私はジェークス様に王城の庭園を案内していただきます。
「そうでした、ジェークス様。
お父様は私がシグルド王子の部屋にいると思っておりますので、今の時間は庭園にいるという事を伝えたいのですが可能でしょうか?」
「はい、すぐに手の空いているものに報告に向かわせましょう」
シグルド様は側にいた騎士の1人に指示を出すと、その騎士はすぐに動かれました。
「ありがとうございます。
それでは庭園への案内よろしくお願いしますね」
「はっ、お任せください!」
私はジェークス様に連れられて庭園に向かいました。
王城の庭園は我が家のものとはまた趣が違い素晴らしいものでした。
とはいえどちらが良いという優劣は無く、どちらも素晴らしいと思ってしまうのは私の身内贔屓でしょうか?
そんな事を考えながら庭園を散策していると先ほどの騎士が戻ってきてジェークス様に耳打ちをします。
ジェークス様は顔をしかめて
「確かなのか?」
と確認されましたが、騎士は
「間違いありません」
と返しております。
騎士の言葉を真実と判断したジェークス様がこちらにやってまいります。
「エリカ様、お寛ぎ中のところ失礼いたします。
王が貴女を自室に招きたいと仰られているそうです。
お父上のクロード公爵もご一緒にお待ちしているそうです」
「まぁ、国王様が!?」
私は驚いた顔をしましたが実は予定通りです。
上手く1人になれたという意味を込めて伝言を頼みましたが、こちらの意図を正確に読み取ってくれたようです。
「お待たせしてはいけませんね。
ジェークス様、エスコートお願いできますかしら?」
「はっ、お任せください」
私達は今度は王の自室に向かうことになりました。
ジェークス様がノックをし
「エリカ・クロード様をお連れしました」
「よく来た、エリカ嬢には部屋に入ってもらい、そなたは部屋の外で待つように」
「はっ、かしこまりました。
それではエリカ嬢のこのままお進みください。
ジェークス様は扉をあけて入室を促します。
そのまま進むと、話に聞いた通りにお父様と国王様がおましておりました。
「本日はお招きいただき光栄ですわ」
私は国王様にカテーシーで挨拶をします。
「おお、よくぞ来てくれた。
1人になったと聞いたので都合が良いと招かせてもらったが大丈夫だったかね?」
「はい、最高のタイミングでしたわ。
さすが国王様です」
次に私はお父様の前でカテーシーをします。
「お父様も朝以来ですわね。
問題はありませんでしたか?」
「ああ、こちらの話の擦り合わせは終わっているよ。
後はエリカを呼んで本題といったところさ」
「なるほど。
それでは第2の計画のための話し合いを致しましょうか」




