表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/127

クルドア・クロード 3

娘は婚約破棄直後に不思議な場所に飛ばされて初代国王であるアイン様に会われたというのだ。

そこで婚約破棄から国が滅びの道を歩むこと。

アイン様がかつて神に願った事でやり直しの機会を得られたことを語った。

そして、その証拠に託されたという金色の懐中時計を机の上に置いた。

私はそれを手に取りよく観察する。

そこには現在王族の家紋とは違い剣を咥えた普通の獅子が彫り込まれていた。

王族と一部の貴族のみに伝わる伝承。

アイン様が亡くなられた時にどうしても見つからなかった懐中時計。

本来、それがあった場所に手紙が残されており、将来国が傾く可能性がある時にこの懐中時計を持つ者が現れると書かれていたそうだ。

その国を救う者が我が娘だとは。

殿下に裏切られてなお国に忠義を尽くそうとする娘に私は目頭が熱くなる。

また、殿下も話を聞いていた時はただの馬鹿かと思っていたが前世からの呪いがかかっていたとは・・・やった事は許せるものではないが、自分の意思でどうにもならないのではあれば哀れだとは思えてくる。

そこからは娘の計画を聞いていく。

殿下の運命の相手を我が家で早めに確保し王妃として務められるように教育を施していくというものであった。

突拍子も無いことにも思えるがアイン様から託され、しっかりとした計画があるのであれば娘に任せて私はそれに協力するのが一番なのだろう。

アイン様の懐中時計とはそれぐらいの・・・いや、それ以上の価値と力があるのだ。

私は娘の計画に全面的な協力を約束した。

大変な道のりではあるがこれで国の安寧が保たれ、そして可愛い娘を馬鹿に嫁がせられなくて済むのであれば労力を惜しむものでは無いだろう。

そして娘が礼を言って去っていく後ろ姿を見ていると、ふと思い出したように振り返り一言告げて再び廊下の先へ歩いて行った。


「お父様、髪には気を使われてください」


と。

その日、私はメリル・ブラウンの情報収集と合わせて髪の毛をケア出来る品物も探すようにめいじたのであった。

お父様視点で書いてみたら長くなってしまいましたね。

次回からやっと育成計画スタートです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ