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お店を開く準備9 鷹仁

 「この度、皆さんの主人にさせられそうになってる、井宮鷹仁といいます。

 高校生してます。どうぞよろしくです」

 内心バクバクですよ。

 だってそうでしょ。

 ダンジョン内では必死だったから、気にならなかったけど、年上の女性3人に至っては唇を・・・だし、大人の男性に奴隷になれって言いに来てるんだよ。

 おかしいでしょ。

 そう思っていたのだけれど、挨拶もそこそこに男性がベットから降りてきた。

 「よろしくお願いします」そう言って手を差し伸べてくる。

 良いのか、それで良いのか?こんな小僧の奴隷でと思ったが、男性を始め皆並んでしまった。

 男性の名前は佐沢台智。契約を結んでわかったことだが、この人日常に関して結構なスキルを持っている。

 料理とか整理とか掃除もある。

 力や戦闘の類いは無く、普通の男性より強い程度だ。

 ラグビーの選手とタックルして負けない程度だろう。

 2人目は、山部色葉。双子の姉の方だ。

 のんびりおっとりな性格で、取り柄は無さそう。美人だと僕は思うけどね。

 身長も女性からみれば低くなく、160センチちょいあるかと。

 3人目は、鈴沼あかり。小柄な女性だが、ステータスをみるに一般男性と変わらないくらい強い。

 仮にもダンジョンに入ってただけの事はあるようだ。

 この人もこれといったスキルは持ち合わせていない。

 最後は、山部愛葉。お姉さん同様美人だと思う。

 料理とかのスキルは持っているが、これといったスキルはなさそうだ。

 この人が一番ビクビクしてるなと思う。

 「このまま契約進める?やめる?」と聞くと、思いっきり首を横に降り「お願いします」と言ってきた。僕は、脅した覚えないのだけれど、ぎこちないなーと思う。

 無事、契約は終わった。

 そうなると、色々決め事をしないといけない。

 まずは、呼び名だ。

 呼び捨てにするのも、兄や姉の年くらい離れてるし「呼び捨てで良いですよ。(あるじ)」「主はちょっと」「では、主君(しゅくん)」「うんまーそれで」

 「となると、次は衣食住かな。今何処に住んでるの?」皆同時に横に首を降った。

 「もしかして住所不定というやつ?」「実は」「持ち物は」「一切無い」「マジで」皆首を縦に振る。

 体1つと言うやつだ。

 「働いてるところは?」「無い」住所不定に無職がくっついた。

 本当に借金しかないんだと思う。

 「服も」「無い」「下着も」「実は」グーの音も出ない。

 布は沢山有るから、服を作るのは問題ないが、女性に下着までいくと抵抗が。

 あっと思いだし、入り口の警備に当たっている女性警官に彼女たちの下着を買ってきてもらえないか頼んでみた。賄賂じゃなく寄付つきで。

 快く引き受けてもらえたので、台智から服を作る。

 男性の下着までブーブー言うつもりはないから、着たい服を想像してもらい作り出した。

 続いて、あかり、色葉、愛葉の順で服を作り出す。

 イメージ通りの服が出てくることにビックリしてもらってるうちに、下着が届いたので、着替えてもらった。

 後は、服屋で自分達で勝手もらおう。あくまでも臨時の服だ。

 食費は後でまとめて出すとして、あーそうだ。お金渡しても財布無いんじゃね。作っちゃおう。

 掌より少し大きめのサイズの財布風をイメージして、各好きな色を聞きダブらないようにして木綿糸をより細かく布状にして作り上げ、仕上げに収納を施す。

 序でに、個人登録と紛失防止、汚れ等の防止を施す。口にチャックを着ける。

 見た目はシンプルな財布ができた。

 「さっき言った好きな色を取って。絶体自分のを取って他人のに触れないで。作るの結構めんどくさいから。取ったね。じゃ説明するよ。まずその財布は正式名称収納ボックス財布バージョン」「収納ボックスって何?」「そこから?か」

 他人の物や者以外なら基本何でも出し入れできる。生き物も。

 5リュウベイつまり、5x5x5の大きさまで入れられる。

 個人でしか使えず、他人が手にすることはできない。

 一定時間たつと自分の元に戻ってくるというものだ。

 勿論だが、入れたものに時間経過は無い。

 これだけあれば、ライセンスのお仕事もこなせるだろう。

 説明しながら、適当なのを出し、財布に出し入れしてもらう。

 最初はおっかなびっくりだったが、慣れてくれば簡単なようだ。

 「そうそう、僕は、これからリサイクルショップと、ライセンス専用食事処をやるのだけれども、定員になってもらえない?」「良いですけど、専門な事はできませんよ」「一般的なことができれば良いよ。どうする?」「俺は、リサイクルショップがいいかな。鑑定とかできないけど、並べるとか整理するとか、普通の接客程度ならできると思う?あれ高校生だよね。店開くの?」「聞きます?」「今は止めとく」「わ、私もリサイクルショップがいい」とあかりが言う。

 「りょ料理しなくて良いなら、食事処をやりたいな」と色葉。「私も」と愛葉がいい、決まりだね。

 給料は労働基準にそって支払うとして、食事と衣服は別途払うことでどうだろうと言った。

 一緒で良いと言われたが、そこは別途にしてもらう。ただ、衣食は一緒に支払うことでどちらに多く使うかは各個人の自由とした。

 残りは、住む場所だ。

 ボロアパートで充分だし、4人1部屋でもいいと言われたが、どうしたものか。

 ナースコールをして、携帯使ってもいいか聞いてみると、良いという塩対応頂いたので、早速不動産に電話した。

 直ぐに社長さんに代わり事情と交渉してみた。

 すると、意外な答えが帰ってきた。

 まず、喫茶店の料理が充分揃ったこと。何時でも始められるとの事。

 そして、バイトさんは集まらなかったとのこと。

 リサイクルショップの準備もOkだそうだ。そう言えば細かい設定は業者入れてたっけ。

 人さえ揃えば始められるとの事。

 うん。いい感じだ。それで、何か良物件ある。みたいだね。

 マンション何だけど、ちょっと変わっていて、1階は32部屋あり、1部屋3000万ほど。

 2階は16部屋で、1階の部屋の広さの約2倍の部屋で6000万。

 3階は8部屋で、2階の部屋の広さの約2倍の部屋で1億2000万。

 4階は4部屋で2億4000万、5階は2部屋で4億8000万、6階は1部屋で屋上付きで10億だという。

 斬新なのかわからんんが、買わないよそんな物件。

 えっと、4人1部屋でいいなら、2人1部屋で、序でに自分の部屋として一番上に住むのはどうだって?。だから要らないって。

 さらに今なら、モデルルームとして使ったものが全て付いてくる。

 かなり充実してるというかし過ぎてるそうだ。

 1つは完全和風、1つは完全洋風、そして、その上は和洋折衷だ。何て脅してくる。

 店のリホームと合わせて25億ポッキリでどうだろう。

 金銭感覚の狂った高校生の僕は、この日25億を使いマンションの3部屋等を購入した。

 和風と洋風の部屋2つにしたことを告げ、どっちがいいか聞くと、佐沢鈴沼は洋風で、山部姉妹は和風と決まり、その棟を伝える。

 ただ、この時点でどんなマンションかは言ってないし、後で十分驚いてもらおう。

 直ぐに手続きを済ませておくとの事、2人ずつならもう既に住めるので、鍵だけ取りに来てくれとの事。

 20億を現金で持っていこうかと、嫌がらせしようかと思ったよ。

 細かい部分は置いといて、全部条件は揃ったと思う。

 1人4万渡して、今月分の衣食分という。

 それを受け取ってもらい、退院手続きを済ます。

 警備員の後ろについて行き、1階にたどり着く。

 普通は、地下まで行き迎えの車に乗り込むのだそうだ。どこが普通だよ。

 エレベーターを降り、フロントに出ると、一瞬視線を感じたが直ぐにおさまった。

 何でそのまま正面入り口から外の出るが、誰かにつけられてるのは確かだ。

 捕まえるのは簡単だと思うが、その前に聞いてみよう。

 「後をつけられる覚えにある人」全員手をあげるのだった。

 もしかして、結構な自故者件(じこぶっけん)ではなかろうか。

 

 

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