追い詰められる
こんな事を書くと、やっぱり 「宗教は怖い」 と思われるかな。
宗教問題に関して、全て円満に解決するのは、非常に稀なこと。私の在籍した教団は、規律が怖いとされていた。
「脱会したい」
などと言おうものなら、血の雨が降るくらい。
知れば知るほど、怖い教団だった。
朝晩深夜問わずに、家まで押しかけ、大声上げて引きずり出そうとするとか。
考えを悔い改めるまで、どこかに閉じ込めるとか。
最悪は暴行とか、ね。
そんな怖い話ばかり。
そういう暴力など過激な事は、男性信者の手段であることが多く、女性信者は執拗な電話や、家や職場に押しかけるようなパターンだった。
私はまだ、「やめたい」と、具体的に言葉にはしていなかったから、これといった害はなかったけど、聞けば聞くほど怖さは増した。
まさか、そんなに凶暴な一面があるなんて思わなかった。
マインドコントロールの怖さが、よく出ている行動。
“目に見える害”はなかったけど、活動を怠るようになってからは、私の家にも電話が掛かってくるようになる。
電話に出た母親は、友達かなんかだと思ったようだけど、早々に切ってしまう私を見て、親の勘とでもいうのか、不思議そうにしていた。
(本気でやめようとしたら、私、どうなっちゃうんだろう)
私は次第に、宗教の怖さを実感するようになっていった。




