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逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第二章
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追い詰められる

 こんな事を書くと、やっぱり 「宗教は怖い」 と思われるかな。

 宗教問題に関して、全て円満に解決するのは、非常に稀なこと。私の在籍した教団は、規律が怖いとされていた。


「脱会したい」


 などと言おうものなら、血の雨が降るくらい。

 知れば知るほど、怖い教団だった。


 朝晩深夜問わずに、家まで押しかけ、大声上げて引きずり出そうとするとか。

 考えを悔い改めるまで、どこかに閉じ込めるとか。

 最悪は暴行とか、ね。

 そんな怖い話ばかり。


 そういう暴力など過激な事は、男性信者の手段であることが多く、女性信者は執拗な電話や、家や職場に押しかけるようなパターンだった。


 私はまだ、「やめたい」と、具体的に言葉にはしていなかったから、これといった害はなかったけど、聞けば聞くほど怖さは増した。


 まさか、そんなに凶暴な一面があるなんて思わなかった。

 マインドコントロールの怖さが、よく出ている行動。



“目に見える害”はなかったけど、活動を怠るようになってからは、私の家にも電話が掛かってくるようになる。

 電話に出た母親は、友達かなんかだと思ったようだけど、早々に切ってしまう私を見て、親の勘とでもいうのか、不思議そうにしていた。


(本気でやめようとしたら、私、どうなっちゃうんだろう)


 私は次第に、宗教の怖さを実感するようになっていった。

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