暗黒異変3
この回は意外なキャラが弾幕ごっこをします。
誰かって? それはお楽しみに。
[本気で勝負するつもりなのかい?]
俺は紫に訪ねる。
いくら大妖怪だからと言って、真っ向勝負なんて
してくるはずがない。
きっと何か対策でもしてるだろう。
[ええ、本気よ。]
紫は不敵な笑みを浮かべてきた。
何を考えてやがる…
[降参するなら今のうちですよ。]
良太は挑みかかるように一歩踏み出した。
それでも紫は笑みを崩さなかった。
[降参? それはあなた達の方ではなくて?]
紫はそう言った瞬間に扇子を広げた。
何かくると思い、俺達は身構えた。
が、何も起こらなかった。
[はったりか?]
[それは自分の目で確かめなさい。]
[上等!]
健二はそう言い銃を作りだそうとした。
だが…
[おかしい、能力が使えない。]
[そんなわけないじゃないですか]
快は薬を飲んだ、だが何も起こらなかった。
[どどうなってるの!!]
紫は境界を操る能力……まさか!!
[どうやら気付いたみたいね。]
くそ、よりによって一番面倒くさいこと
しやがって…
[何をしたんですか?]
良太や快はわかってないようだな。
[境界を操って、俺達の能力を無くしたことに
したんだろう…]
絢斗は苦い顔をしながら答えた。
[正解よ、あなた達なんて能力さえ使えなく
すれば人間と同じだもの。]
はめられたな、もっと早く攻撃していれば
良かったか…
[そして、スペル 四重結界!]
俺達と紫の周りに結界がはらさった。
[これで誰も来ないわ… 覚悟はいいかしら?]
どうする… これはかなりまずい状況だ。
[来ないならこっちから行かせてもらうわよ!]
紫はクナイ型の弾幕を放ってきた。
[くそ、避けるぞ!!]
俺達はバラバラに動いて避けることにした。
流石大妖怪だけあって密度がすごい。
一瞬でも気を緩めれば串刺しにされる。
[うわああぁぁぁぁ!!!]
叫び声が聞こえたので、少しだけ後ろを向くと、
快がかなりの量のクナイ弾幕に当たっていた。
刺さっているところから血が流れており、
快は倒れていた。
快は能力が使えないと普通の人間お同じ身体能力
になるからきつかったか…
[弾幕が多い……なら!]
良太は銃を構えて撃ち落とそうとしたが、
弾幕が出なかった。
[なんで…]
[能力だけじゃないのよ、いじったのは。]
[つまり、霊力とかも出せないようにしたのか…]
[ご名答よ。]
よっぽど行かせたくないらしいな。
俺達は避けきったが、快はもうリタイアしたし、
良太は何本か刺さっている。
[よく避けきったわね、次はどうかしら?]
紫は扇子を広げると、さっきよりも何倍も多い
クナイ弾幕を放ってきた。
[さあ避けきれるかしら?]
もてあそばれてるな、くそ…
[ぐはぁ!!]
[良太!!]
良太は避けきれなくて、大量に被弾してしまい、
気絶した。
これで俺と絢斗と健二だけか。
[気に食わねぇ…まったくもって気に食わねぇ。]
[どうした、けん……と?]
隣を見れば絢斗は相当怒ってるように見えた。
こんなに怒ってるのは久し振りに見たな。
[理由くらい言ったらどうだ?]
[そうね、今回はあなた達の出る幕ではないわ。
それだけよ。]
[そうかい、だが良太も行かせないというのは
どうゆうことなんだ?]
[………………]
紫は黙ったままだ。
そして、弾幕も止んでいた。
[答えられないか、なら押しとおるだけだ。]
[今のあなた達にそんなことが出来るのかしら?
結界 光と闇の網目。]
紫はスペルカードを使ってきた。
紫から弾幕が放たれたと思ったら、四方八方から
レーザーを放ってくる。
[くっ、能力さえ使えれば…]
健二はそう言いながら必死に避けていた。
俺も同様に避ける、だが絢斗は弾幕だけ避けて
レーザーは避けようとはしなかった。
[絢斗!!!]
俺は叫んだが、それでも絢斗は避けようとは
しなかった、代わりに何かしゃべっていた。
1つのレーザーが地面に当たり、煙を出した。
[こんなものね、あとは聖人と健二だけね。]
紫はそう言って、次の態勢を整えようとした。
そこに…
[誰が被弾したって?]
そこには無傷の絢斗が立っていた。
[どうしてよ!!]
紫は再びレーザーを絢斗に放つ。
だが、絢斗にレーザーが当たっても、何も
起きなかった。
[どういうことよ!]
代わりに大型の弾幕を高速で放った。
絢斗は避けようとせずに、
[無にする!!]
そう叫んだ、すると大型の弾幕に当たっても
絢斗は涼しい顔をしていた。
[何が…起きているの…]
紫はあり得ないって顔をしていた。
絢斗はだるそうに、
[何、ただてめえの撃つ弾幕を無力化してるだけだ]
[出来ないわよ! 能力や霊力は使えないはず。]
[確かに使えないな、けど魔術って知ってるか?]
魔術…絢斗が使えたなんて……。
[知ってるわよ、でもそれは魔力が必要なはずよ!]
[そうだな、けど必ずしも魔力が必要なわけじゃ
ないんだぜ。
俺は…心力を使っている。]
心力……聞いたことないな。
紫も同じく聞いたことないって顔をしている。
[知らないようだな、教えねえがな。
それで魔術を使ってあんたの弾幕を無力化
してるんだよ。]
[予想外ね、でも境界を操る私にそんなことを
教えてもいいのかしら?]
[どうせ、境界を操って無くそうとしてんだろ。
でもそれも無にするから意味ないぜ。]
[そう、でもあなたはそれを長くは使えないようね。
冷や汗が出てるわよ。]
絢斗を見れば額に冷や汗をかいていた。
[なら終わらせるまで!]
そう言い絢斗は紫に向かって走り出した。
紫は慌てずに、
[これならどうかしらね、
スペル 八雲 紫の神隠し!]
紫は突然消えたかと思うと絢斗の立っていた
ところにいて、レーザーど弾幕を放ってきた。
[ちぃ。]
絢斗はそれを滑ってかわす。
[遅いわよ。]
絢斗が滑り終わって起き上がった時、紫は絢斗
の近くにたっていて、同じ弾幕を放った。
[ぐ、無にする!]
絢斗は弾幕を無力化した、だが紫は
[それは1つの弾幕にしか反応出来ないようね。]
確かに、全てを無に出来るならさっきの弾幕も
全て無に出来るはずなのに、絢斗は避けた。
短い間で、細かく解析していたのか。
[こうも早くばれるとはな…]
[あなた一人しか能力は使えないからまずは
あなたを倒す。]
紫はそう言ったが、絢斗は笑って
[俺一人だけだと思ってるのか?
それはおめでたいな。]
絢斗が時間を稼いでくれてるな、今のうちに
近づくか。
[はったりは効かないわよ。]
[そうかよ、なら確かめるか?]
よし、今だ!
[何を…!!]
俺は紫が話してる間に近づき、紫が振り向いた
瞬間に右手で殴った。
[くっ!!]
紫は吹き飛ばされながらもスペルを続行しようと
するが、
[な! 発動出来ない!!]
[どうやらあんたはミスをしたようだな。]
俺は紫を睨みつけながら言った。
[どうしてよ! 霊力、魔力、想力は無くした
はずよ!]
[確かにそのせいで能力は使えない、だけど
俺は神力も持っているのを忘れたか?]
[っ!! ]
紫はしまったって顔をした。
[無くそうとしても無駄だ、二つ目までの能力は
10歳くらいから発動できたが、三つ目は
生まれつきなんだよ。]
[だから、無くせなかったのね…]
紫は服についた埃を落としながら言った。
[だけど二人だけなら何も出来ないわよ。]
確かに、二人だけなら何も出来ない。
健二もいるが、避けるので精一杯だろう。
こっちは近距離でしか戦えないのに、相手は
遠距離からでも攻撃できるからな。
どうする…
[でもやるしかねえ。]
絢斗がそう呟いた時、
[僕も戦えるんだけどなぁ。]
急に声が聞こえたので、辺りを見回すと、
[この結界は、ふむこれで行こう。]
[霖之介!!]
霖之介は刀を抜いて、結界を斬った。
すると、結界は瞬く間に壊れた。
[あなたが何故ここにいるの!!?]
[君を見ていられなかったからかな?
僕だけ何もせずにしていたかったけど、聖人達
には借りがあるからね。]
霖之介はそう淡々に答えた。
[あなたが弾幕勝負出来るのかしら?]
[やれやれ、君は何を考えてるのか本当に
読めないね、確かに今まで動こうとはしなかっさ。
けど、いつ僕が弾幕勝負が出来ないと言った?]
そう言って、霖之介は弾幕を紫に向けて放った。
[嘘!!]
紫は全力で霖之介が放った弾幕を避けた。
[聖人、絢斗、僕が弾幕を放つから君達は何とかして
あの妖怪のところに近付くんだ。]
[でも大丈夫なのか?]
[やれやれ、僕はひ弱そうに見えるかい?]
[見える。]
[見えるな。]
上から俺、絢斗の順番に言った。
[ひどいな、まあ話は後にしよう。]
[簡単にやられるなよ。]
[頑張るよ。]
そう言い霖之介は紫の方を向き、
[待たせたね。]
[いえいえ、けどあなたは普通の弾幕しか撃てなさ
そうね。]
紫は霖之介を嘲笑うかのように言った。
[まあ、これからわかるよ。
いい加減に僕だけ除け者扱いにされたくない
からね。]
そう言って霖之介はミニ八卦炉を取り出した。
[あなた、まさか!]
[僕も一応魔法は使えるもんでね。
さて、行きますよ!]
[まさか霖之介が出るとはな。]
こういうのもあっていいんじゃないかな?
って思って書きました。
[原作とかも二次創作もそうだけど、店に
ばっかりいるからなぁ。]
でもマジックアイテムも作ってるらしいので、
魔法も使えるんじゃないかなって思いました。
[完全にオリジナル設定だよな。]
そうですね。
次回は霖之介が活躍します。
[次回も見に来てください。]




