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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
4章 魔の学生生活 学生編
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ヒイロ 魔法講義を受ける

朝早くからレオニスの乱を終息させ、エミルに報告、昼前には中立都市に行かねばならない、ゆっくり過ごせることはできず、現在島の屋敷でレディと相談している


「マスター、そろそろ食料の備蓄が溢れます。」

「ん、なくなるではなくて溢れるのか」

「はい、品種改良しているため普通の物よりも成長が早いので」

「ヴェント商店で売っても減らないのか、今日もパーティーをするとして レディ、食糧難になっている国はあるか」

「はい、1つは魔王国ですね 日照時間が短い国ですので食物が育ちにくいです。もう1つはマギカ魔導国です。先日、魔道具実験でバイオハザードが発生、食物が魔物化する事件が起き現在進行形です。」

「魔王国は行く予定だからいいとして、マギカ魔導国は行く気に成らない レオニスの義腕とか魔剣は作られた物だったけどレディと比べてレベルが低すぎてな」


マギカ魔導国へエミルが抗議文出すとか言っていたな、ついでに行く羽目になるのは嫌だ


「マスター、魔道具の技術は5000年前に比べて衰退しています。それに昔は1人で作製していた物を今では3人で役割り分担、効率面を見ているようですが魔力相性が良くなければいい物も粗悪品と同じです。」


魔力相性?


「魔力相性ってなんだ、教えてレディ先生」

「仕方がない生徒ですね。人の魔力には相性のいい属性があります。それと同じで人の魔力同士でも相性があるのです。マスターがホワイトさんにバフをしたあと光の雨が世界中に降りました。相性がいいから起きた現象で相性が悪ければ予定していた範囲内で収まっていたと思われます。」


ほう、それはそれは


「マスターやマリンさんのような転生者の魔力なら誰とでも相性が良くなります。また複数人で同じ威力同士の魔法を組み合わせる複合魔法ユニゾンにも影響があります。」

「マギカ魔導国の魔道具は魔力相性を考慮せずに作っているから質が悪いんだな」

「はい、なので私からの提案は魔道具を作って売り捌くことです。」

「喧嘩売るようなことしなくていいだろ」

「マスターは優しいですね、わざわざ同じ物を作ってマギカ魔導国に売るのですよ こちらの方が断然に性能がいい 教えを請うならいいでしょう。解体して調べるのもいいでしょう 難癖をつけて戦争を仕掛けるほどの力はあの国にはないですから」

「属国にして食糧を売り捌く気だな」

「属国なんて、言い方が悪いですよマスター 同盟国ですよ あの国は転移魔法の魔道具や長距離移動の魔道具なんてありませんので こちらからも提供する気はありませんし」

「魔王国の方はどうするんだ?」

「あそこは普通にしますよ 食糧提供と農業の技術支援くらいでしょう それにしても最後のパーツが見つからないのが」

「レーダーは使えるようになったんだろ」

「使えますが世界のどこにも反応が無かったので」

「宇宙にあるんじゃないのか」

「その可能性はあります。」

「最後のって必要なのか?」

「はっきり言うと必要はないです。」


レディとの話し合いも終え、少し早めの昼食を摂ることに


「今晩はまたパーティーをするからあと食糧庫に食糧が入らなくなるからいっぱい使っていいよ」

「旦那様、食糧庫には何年分の備蓄があるのですか」

「レディの話ではもっと人が増えても10年分はあるらしいよ、魔王国に行くときに交渉の材料にするけど」

「腕によりをかけますね」

「ララとルルはもうじき出産なんだから少しは安静にしていて欲しいけど」

「そうですよ、私とイリスさんがいるから大丈夫ですから」


料理はアリアとイリスが入れば大丈夫だしアヤメだっている ロイもカスミも手の掛からない子だから安心できるが最近のアクアはお転婆だからなドランたちがたまに面倒を見てくれているから


「ヒイロさん、知っていました?クリスとレイが最近料理の勉強をしているのですよ」

「女将の店で」

「そうですよ、今度見に行ってあげてくださいね あと内緒ですよ」


食事が済み、中立都市へ転移する 島からは俺とルノリアだけだ、ルノリアは元帝国貴族だからな 皇族の最後を見届けるのだろう


「ライオネル、早かったな」

「ヒイロか ここの料理も美味しかったのだがう~む ヒイロの奥方たちには敵わないな」

「ライオネルも家族で食事しろよ、顔を合わせるだけでも成長がわかる時もあるぞ」

「立派な父親だな、レオンの妻にカスミを」

「それは成長してから本人に聞いてくれ 俺はウーフとガムの子供の方が気になるぞ まだ結婚はしていないが同棲は始めているぞ」


ウーフとガムは仮の家で同棲中だ、結婚してから仮の家から立派な家にする予定だし、ウーフは昼には昼食を作りに帰ったりしている 俺が許可しているから誰も文句はない


「俺もガムを漢として認めているからな、でもウーフがぐぬぬぬ」

「認めてやれ、孫が見れなくなるぞ」

「それは困る、今晩 話をする」


中立都市の南門が開き、馬車が入って来た


「帰って来たぞ」

「皇族はまだ生きてる」

「南門の広場だ、急げ」


中立都市に住んでいる者や来ている者が見に向かう


「俺たちも行くか」

「そうだな、ライオネル先頭は任せた」


ライオネルを先頭にして歩く、ライオネルは2m超えの身長で筋肉質でデカい、ライオネルが歩くとモーゼの如く人の列が割れる


冒険者たちは疲れているようだ、皇族は第1皇子、第3皇子、第1皇女、第2皇女は目が虚ろでとても臭い

冒険者たちにレディ特製活力のポーション(コーヒー牛乳味)を配り飲ませる


「うぉぉぉぉぉ」

「元気が漲るぞ」

「うめーーーーコーヒー牛乳じゃん」

「マリン、状況説明」

「最初に行った街からなのよね、臭いのはゴミとか石とかうんちも投げつけられてこの状態よ 評判が悪いのが問題だったわ」

「日頃の行ないだよな」

「そう思うわ この都市人が増えていない?」

「残りの2ヶ国があっただろ」

「奴隷制度がある国ね」

「国から脱出したグループを助けてな、ここなら職もあるし、食べ物にも困らないだろ」

「なるほど、理解したわ 帰ってお風呂に入る」

「夜はパーティーだからな、あとレディがお前と話したいことがあるようだ」

「なんか、押し付けられそうです嫌なんだけど」


俺は黙って転移魔法でマリンを島へ送った


「こいつらの処分を考えようか」



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