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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
2章 公国と帝国と
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ヒイロ ようやく出番が来る

メガンシアの冒険者たちは休息から戦闘態勢へ切り替えが早く、竜巻が修まる前にはいつでも戦闘が出来る状態だった。


「大将どうする」

「冒険者たちの経験値稼ぎだからな、午後もサポートで上級種、最上級種、突然変異種辺りなら手を出しても大丈夫だろ」

「上級種辺りなら対処出来るがそれ以上は大将かマリンの嬢ちゃんぐらいだろ」

「俺は今回 手を出さないぞ あいつらが戦うからな」


シロガネ、コクヨウ、バンバン、ブンブンはいつでも戦えるように準備運動をしている


「俺たち必要なのか?」

「カレーを食った分働け」


ゴブリンと冒険者の交戦は再び開始された 竜巻に突っ込んだ哀れなゴブリンの死骸が転がっているがゴブリンは数より質の方が増していた

メガンシアの冒険者たちは中級種のゴブリン相手は倒せていたもの上級種のゴブリン相手には防戦一方になりつつあり、ダリスたち島の傭兵のサポートが加わり、なんとか倒せれるくらいだ


「ドラン、レッド、ホワイト、ブルー、ゴブリンアサシンを優先的に倒してこい、シロガネも行っていいぞ」

「ワン」

「コクヨウ、バンバン、ブンブンは冒険者たちを助けて来い ゴブリンは倒していいからな」


俺は今回指示をするのとカレーを作るのとあれなんかしたっけ?


「ヒイえもん~」

「どうしたんだいマリンくん」

「スナイパーライフル飽きちゃったよ」

「それじゃ仕方ないね な~にもない~」


おふざけはここまでとして


「魔法でゴーレムって作れる?」

「土魔法の初歩よ」

「怪我人を運ぶために作ってくれ」

「え~っと、細かい作業の魔法が苦手でして」

「文句言わずにやる 混戦で大技を使われて味方を巻き込むよりましだ」

「わかったわよ」


マリンは魔法でゴーレム作り出した


「デカすぎる やり直し」

「今度は細すぎる」

「ただのデブじゃねーか 足ないぞ」

「やっとまともなのが出来たな」

「私に掛ればこんなものよ」

「あと10体」

「ヒイえもんの鬼、悪魔、たらし」

「普段から魔法を使わないからこうなるんだ」


戦況はメガンシアの冒険者のほとんどが怪我をしている、その中ユカたち転生者パーティーは前線で連携を保ったまま戦い抜いている


「ユカちゃんたち頑張っているわね」

「ゴーレムは」

「作って向かわせた」

「レオナかミユキが崩れたら崩壊するぞ」

「なんでわかるのよ」

「タンク役と回復役だろ どちらかでも欠けると戦線の維持が難しくなる 定石だよ」


森の奥から2メートル以上の大きさのゴブリンが見えた


「レディ」

「ゴブリンオーガですね 突然変異種と断定していいでしょう」

「まだ、やばそうなやつがいそうだな」

「人化したドランたちでも勝つのは難しいでしょう」

「それは厄介だな、ドランたちにやらせるよ」


ドランたちを呼び出した、呼んだら5秒いないに飛んで来るから忠犬じゃないな忠ドラだな


「4人には連携してゴブリンオーガを倒せ」

「親父、俺だけで十分だぞ」

「レッド、あれはお前1人で勝てないから言っているんだ ドラゴンに戻れば勝てるがゴブリンどころじゃなくなるぞ 島の人間以外はお前がドラゴンだと言うことを知らないからな それに人として生きていくなら仲間との協力は大事だぞ」


とりあえずレッドを叱った レッドは半泣きなんだが


「お父さん、ごめんなさい」

「分かってくれたらいいんだよ」


普段の言葉遣いとは全く違うのだが


「レッドはその大人への憧れがありまして、私とブルーはいつまでもお父様の子供ですよ」

「4人で連携して倒すこと、難しかったら早く俺を呼ぶ いいな」


4人は頷いた


「じゃあ、行って来い」


4人はゴブリンオーガ倒しに向かった 俺は高みの見物かな レッドもまだまだ子供なんだよな


「レディ、戦況はどうなっている」

「マリンさんのゴーレムのおかげで怪我人は重傷にならずにすんでいます 死者は0人です」

「死人が出ないのはいいことだが」

「怪我人が多いため、ミレディアさんの魔力が危ない感じです。」

「俺も治療に加わろう、治療中も戦況報告を頼む」

「了解しましたマスター」


転移魔法で後方へ転移し、ミレディアのいる場所へ ブルーシートを敷いた場所に怪我人が列べられており、ミレディアとあと4人のヒーラーが怪我人を回復させている

ミレディアが俺の存在に気づいた


「ヒイロさん、怪我でも」

「手伝いに来た、ほら魔力回復ポーション(桃)だ」


5本ミレディアに渡した


「広範囲回復魔法で一気に片付ける 『エリアハイヒール』」


範囲内の対象者にハイヒールを掛ける魔法だ、あとからゴーレムが怪我人を運んでくるからな


「ヒイロさん、やり過ぎ」

「あとからゴーレムで運ばれてくるからスペースを早く空けないといけないだろ」

「それは分かりますが、彼女たちのことを考えてください。」


4人のヒーラーのことだろう


「ヒイロさんはさっさとゴブリンを殺してきてください、そもそもスタンピードだってヒイロさん1人で片付くのでは」

「この土地が不毛の地になってもいいのなら」

「すみません、私が言い過ぎました」


俺は逃げるように転移魔法で前線の近くに転移した。


「逃げましたね」

「ミレディア様、今の方は」

「サンディア王国の名誉騎士伯様ですよ 私も彼の領地に住んでいるのでスタンピードのときは後方を任されるのですよ」

「貴族様には見えませんでしたけど」

「色々な場所で色々やらかしてますから この間なんてペック獣王国で獣王様と殴り合って友達になったとか」


怪我人が運び込まれるまでヒイロの話で盛り上がっていた


「レディ、ドランたちはまだ戦闘をしているのか」

「5体目です、1体目でコツを掴んだようですね」


レッドが挑発してヘイトを集め、攻撃を回避、槍で受け流しをしている。隙をブルーが剣で切り込み、怯んだ所をドランが首を刈る ホワイトは3人に補助魔法を掛けており、魔法で牽制し出鼻をくじく仕事もしている


「見事な連携だな」

「あの子たちも成長しました」


森の奥から王冠を付けマントを身に付けた、ゴブリンが現れた


「レディ、あれゴブリンキングか」

「マスター、あれはエンシェントゴブリンキングです。」

「どう違うんだ」

「知性があります。面倒なのはアーティファクトを使うところでしょうか」

「銃とかだろ」

「手に持っている杖がアーティファクトのようですね、解析を弾かれましたので確定ですね」


杖の能力がわからないが俺の出番だな



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