エレジア公国の大規模スタンピード1
緊急招集を掛ける、今回はクリムさんも参加してもらう、少しでも死者を出さないためだ。
「全員、集まったな 転移するぞ」
俺たちはエレジア公国公都前に転移した、すでに公国の騎士団や傭兵たちが大勢いる。
「皆の者、私はクリスティーナ・エレジア 皆の協力で魔物共からエレジア公国を守るぞ」
事前にクリスに話しておいた、全体の士気を上げるためにと
「姫様、我々騎士団は姫様の元へ付きます。」
「騎士団長、私はもう公国の姫ではない 剣姫として戦いに夫と馳せ参じたのだ」
「分かりました、我々騎士団は職務を全うします」
俺の肩にはドランがいる。
「お前ついてきたのか」
「ギュル、ギュルギュル」
「なんて言っているか分からないけど、大人しくしておくんだぞ」
子供でもドラゴンだしな、色は黒いし
「アヤメ、ガム、ルノリア、仕事だ 大軍を見つけしだい到着時間などの予想も頼む」
「「 承知 」」
アヤメとガムは目の前から消えた、ルノリアは慌てて走っていった。
「ガウ、ガウ」
「行きたいって、帰ってこいや」
「ギャウ」
ドランも飛んでいった。ドラゴンの子供のドランは珍しいがエンジェルベアーやサーベルキャットはとても珍しく数が少ない生き物らしい
「こちらガム、南西20キロ先から向かって来ています。2時間ほどです。」
「了解した。狼煙を上げてくれ」
狼煙が上がった
「狼煙の方へ移動しましょう。2時間後に大群が来るようなので罠を作りましょう。」
俺の言うことは島の仲間と公国の騎士団は聞いてくれるようだ。
「俺たちはあんたらのうち漏らしを狩るぞ」
「多分うち漏らしはないですよ」
俺たちと騎士団は狼煙の方へ行くとアヤメとルノリアもすでに到着していた。
「主君、罠はどのような物にいたしますか」
「簡単に作れる方がいいな」
「落とし穴の方がいいんじゃないか、1時間あれば俺たちなら作れそうだぞ大将」
「そうだな、落とし穴を作ってくれ 土魔法が使える人たちは俺と一緒に来てくれ」
土魔法を使えるのはファルさんと魔法使いというかハロウィンの仮装っぽい人がいる
「君は?」
「私はマリンよ、よろしくね転生者さん」
鑑定するとなるほど、お仲間だな
「ちなみに使える魔法は?」
「4大元素と光と闇だけよ」
「それは心強いな」
落とし穴を作っている場所よりも奥に向かう
「この辺でいいな」
「ヒイロ、何するの?」
「ここに渓谷レベルの穴を作る」
「ヒイロ様、私には無理ですよ」
「ふふーん、私に任せなさい」
マリンは土魔法を使い巨大な渓谷のような溝を作りだした。
「あ~もう駄目」
マリンの魔力を切れたようだ、同じ転生者だが雇いたいくらいだな
「これ飲め」
レディ特製魔力回復ポーション(大)いちご味を渡した。
「美味しい、魔力回復ポーションなんて売ってないしどこで手に入れたの」
「作った」
「これが終わったらヒイロの所に行くわ」
「ぜひ来てくれ もう1人の転生者も交えてもいいぞ」
「そうなんだ会ってみたい」
よし、引き込めた 勇者とか魔王とかは転生者の基本的な例なんだが、ノアにヴァンパイアの話を聞いてみるか
「一度、戻って飯にするか」
落とし穴の方もあらかた終わっており、アリアやノア、ユナさん、カーラさん、クリムさんは食事の準備をしている。
「この匂い、カレーよね ヒイロ、カレーあるの?」
「ご飯もあるからカレーライスだな、食事をしながらマリンのことを教えてくれ、俺の方も教えるから」
マリンは2035年に死にこちらには15歳、エルフの魔法使いの設定で転生したようだ。転生後は傭兵として各地を転々として、スタンピードの話を聞きつけエレジア公国に来たらしい。
ついでに俺の話をすると絶対住むと言われた
「アリアちゃんは私と同じエルフよね」
「私はハイエルフですよ」
初めて聞いたぞ、アリアを鑑定するとハイエルフになっている。
「主君、到着まで20分ぐらいです。」
「分かった、総員準備はいいか」
歓声が聞こえる、士気も高い
「行くぞ」
作戦は落とし穴地帯より後ろに高台を作り、魔法使いや弓兵はそこから攻撃 少し距離があるがマリンが作った渓谷を抜けて来た魔物、空から飛んでくる魔物を迎撃、騎士や傭兵の近接部隊はうち漏らしを狩る
回復役のヒーラーは後方待機 俺とアヤメ、クリスはうち漏らしを狩る予定だ。
「射て!!」
アリアがいつもと違い別人かと思うくらいの声を張り、矢や魔法の弾幕が迫りくる魔物に命中していく
俺も派手にやってもいいよね、答えは聞いてない
手を上げ、宇宙にある手頃な隕石を探し、掴むその隕石を地上に向けて落とす
「星魔法『メテオ』」
隕石が地上に落ち全体の40%を狩れたと思うが地形が完全に変形した。
「大将がデカい魔法を使ったぞ」
また士気が上がった。




