ヒイロ エルトラン星に降りたつ
リエッタとセルフィによる生殺しの刑から数日が経ち、予定では今日エルトランに到着
「ベル、監視の方は?」
「普通ですよ、マオとハクレンが艦内の案内や遊び相手になっているようで危険な素振りを見せていませんね」
メルクの監視は引き続きおこなうが艦内を歩き回るくらいは許可をした。監視を付けるが
それと俺の考えすぎなのか、もしくはメルクを大聖堂に連れて行くことで何かあるのか
「ベル、エルトラン星の歴史を調べてくれ」
「了解しました。ですが時間が掛かりますよ」
「構わない、大聖堂に着くまでに調べて欲しい」
本来なら海賊の襲撃に会うはずなのにそんなことなかった。後々の話だが俺の名前は海賊たちからは恐怖の存在になっており、襲撃をする依頼を受ける海賊はいなかった。別の宇宙で依頼を受けるつもりの海賊がいたそうだが距離があるため受けなかったらしい
「船長、エルトラン星が見えてきました。」
エルトラン星は森林は無く、誇大な砂漠の土地と海だけの惑星だ。
「移動はキャンピングカーで行くか」
「水を入れたタンクの用意をしておきます。」
「頼んだ、ベル」
ブリッジへ仲間に召集を掛けると全員すぐに集まり、ブリーフィングを始める
エルトラン星の環境と着陸場から大聖堂までの道のりを説明した。
「ハクレンは紫外線対策をしっかりな」
「頑張ります。ヒイロお兄様」
「御主人様、ワゴンで行くの?」
「マオ、あれで行くぞ車内を早く見たいだろ」
「うん」
マオの尻尾がとても早く動いている
「あの車ですな、この前は見れなかったでござるからな」
カザマは皮肉をいいながらリエッタの方を見る
「私はワゴンで追いかけますわ」
「キッチン、トイレ、シャワー室完備されているけどワゴンで来るなら使わせませんが」
「くっ参りましたわ」
「船長、着陸の許可が下りたので大気圏突入を開始します。」
「了解、大気圏突入完了後、各自荷物を持って格納庫に集合 マオとハクレンはムイミとメルクの方も頼むわ」
「任せて」
「お任せください、お兄様」
ベルファストは揺れているかわからないくらいの微振動で大気圏突入を成功させ、着陸場へ飛んでいる
俺たちは各自部屋へ戻り、準備をしてから格納庫へ
「船長、エルトラン教を調べました。」
「早いな、おい」
端末に送られてきた資料を読んでいく
「ムイミは護衛役だったんだな」
「はい、そのようですね ムイミの元マスターがメルクさんをとても可愛がっていたようで」
教主と4人の枢機卿、枢機卿の1人がムイミの元マスター、神を崇めているが架空の神で噂では悪魔の王を崇めているとか えげつない話もあるがこれは仲間たちと共有した方がいいこれはメルクも聞いたほうがいい話だし、ベルによると・・・・・
「船長、格納庫急いでください」
「忘れてた、いない間頼んだぞ」
「決戦時には駆けつけます」
俺は格納庫に行くと
「ヒイロ、遅い」
「フェリア、なんで水着なんだ」
「違うわよ、アクアンドで買った踊り子の衣装よ」
「日焼けしないようにな」
キャンピングカーの扉を開け、ムイミとメルクを先に入れてからハクレンが入っていく
「セルフィ、助手席は私ですわよ」
「あら、リエッタは後部座席の方がいいのでは?助手席でも日焼けはしますよ」
「お前らは後ろだ、助手席はヴァニラが座る
「ギャウギャウ」
ベルファストが着陸場で着陸した後、キャンピングカーは発進した。




