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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
宇宙を駆ける
184/269

ヒイロ 女の修羅場を目の当たりする

地下から地上へ出ることが出来た、そこでセルフィの容姿を見ると

髪は長く水色で鎧を着ており下半身はスカートを履いている。 腰にはロングソードを帯刀


「待ち合わせ場所は祭り会場の外なんだが」

「少々お待ちを」


セルフィは探知系の魔法で周囲を探っているようだ


「会場の外にテレビ局が待ち構えています。」

「ワゴンは会場の外だしな」

「ギャウギャウ」

「どうした?」

「ギャアギャ」

「それは辞めておこうな」

「ヴァニラさんはなんと申しているのですか」

「簡単に言うといつも通り強行突破」


本当は「僕が大きくなって暴れようか?」なんだがセイクリッドスターを出禁になりたくない


「それでは私の屋敷へ案内しましょうか」

「いいのか?」

「シュヴァリエ家は私しか残っていませんし、あと数日で取り潰しですので」


セルフィは笑顔で言っているがそれを聞いているこっちが悲しくなってくる


セイクリッドスターには様々な国があり、今俺たちがいる国は貴族社会が残っている国でシュヴァリエ家は伯爵だったが・・・・・・・・


「セルフィの屋敷に行くか」

「見つけましたわ」


フェリアたち女子組に発見された


「リエッタの勘すごい」

「マオの嗅覚もすごいけど」

「式神だと迷惑かけそうでしたし」


リエッタがセルフィの方へ向かい


「私はリエッタ・スカーレット、ヒイロ様の妻ですわ」

「奥方様でしたか、私はセルフィーネ・シュヴァリエ、ヒイロ様の従者です。」

「はい、ストップ」


2人の間に割り込む


「セルフィは俺の従者になった理由は後で聞いてくれ、リエッタは勝手に妻とかいうな」


仲裁はなんとかなったのか?一瞬、龍と虎が見えた気がするが


「リエッタさん、あとで話しましょうか」

「そうですわね、私は逃げませんわよ」


喧嘩しないようで助かった、本気の殴り合いだとセルフィが勝つのがみえているし


「マオ、カザマを知らないか」

「クンクン、来ている」

「修羅場を見たでござる ヒイロ殿、大変でござったな」

「この剣を引き抜いてしまったからな」


風射剣サジタリウスをみんなに見せる 剣の大きさはセルフィが持っているロングソードと大差ないが剣の側面には文字が彫られている ルーン文字に似ている気がする


「私の屋敷へ行きましょう」


セルフィを先頭に歩く


「おでんが食べたかった」

「ヒイロ殿の朗報ですぞ、大根の大量生産星らしいでござる」

「焼き魚に大根おろし、みぞれ鍋もありだな」

「漬物、たくあんも作れるでござる」


俺とカザマは時代が違うが和食の話でよく盛り上がる


「大根の葉も美味しいでござる」

「シャキシャキして美味いよな」


歩いて10分ほどでシュヴァリエ家の屋敷に着いた、なんて言えばいいのか ボロボロでお化け屋敷と言っても大丈夫なレベル、大きさは転生前の王国にある姪にもらった屋敷と同じ大きさだ


「数日で取り壊されますが最後の来客になっていただきありがとうございます。」


2階は雨漏りが酷いらしく、基本は1階だけを使っているらしい


「御主人様、フウイケンサジタリウスをもう一度見せて」

「おう、いいぞ」


机の上に置いてマオが見ている


「持っても」

「いいぞ」


マオは柄を握り持ち上げようとしているがびくともしない


「12本あるゾディアックウェポンは持ち主にしか持つことが出来ないのです。」


鎧を脱いでラフな格好になったセルフィが説明してくれるのだがリエッタと同じレベルの大きさのあれが目に入る


「封射剣サジタリウスは普段は風属性の剣ですが真の力は他のゾディアックウェポンを封印する能力、対ゾディアックウェポン専用武器なのです。」


風で射る剣ではなく封で射る剣だった。

その後、セルフィからサジタリウスを持つ者の指名を聞かされたが やることはゾディアックウェポンで悪さするやつを討伐と剣の封印らしい 従者セルフィの役目は索敵や露払いらしい

最初のサジタリウスの持ち主は女性で従者と結婚して産まれたのがシュヴァリエ家の祖先だそうだ


「セルフィ、俺たちに付いてくるなら荷物をまとめておけよ」

「はい、どこまでもお供します。」


「カザマ、ヴァニラを連れて行っていいからワゴンの方とおでんの屋台の偵察頼めるか」

「ということはヴァニラに文を運んでもらうでござるな」

「そういうこと、ヴァニラもいいか」

「ギャウ」

「偵察頼んだぞ」


カザマはヴァニラを連れて屋敷を出ていった。













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