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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
宇宙を駆ける
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ヒイロ 従者を獲る

ヒイロが剣を引き抜く少し前に遡る


カザマ視点


俺の仕事は情報収集と趣味の見聞を広めることだ。転生して若返ったのはいいが今、思い出すと恥かしくて穴があったら入りたくなる。

美味しそうな匂いがする定食屋に入る


「店主、おすすめは何でござるか?」

「兄ちゃん、観光か?この星は寒い期間が1年の内に8ヶ月続くんだだから大根が有名でこの店の名物は大根料理になるな」

「勉強になったでござる。ふろふき大根定食で」


カザマは注文し、運ばれて来たふろふき大根定食を食べると店の外が騒がしい


「外が騒がしいでござるな」

「毎年、静かなんだがな」


店主がテレビを点けると祭りの会場が映し出されており、伝説の剣が抜かれたと書かれている


「あの剣を抜いた奴が現れたのか」


カザマはテレビの画面を目を凝らして見ていると剣を持ったよく知っている顔とその隣りには白い龍が映っている


「ヒイロ殿、何やってるでござる」

「兄ちゃん、知り合いか?」

「知り合いも何もお世話になっている船長でござる」

「兄ちゃんとこの船長はスゲーな」

「自慢の船長でござるよ」


カザマは食べ終え、会計を済ましてから定食屋を出た。



その頃フェリアたちは


「お兄様方は誘わなくて良かったのでしょうか?」

「ハクレン、女子会は女の子だけでやるものよ」

「なんだか嫌な予感がしますわ」


リエッタが突然、変なことを言い出した。


「リエッタお姉様はどうかなされたのですか?」

「いつものことよ」

「いつも通りです。」


女子たちは高級そうなレストランでデザートバイキングを楽しんでいる


「お姉様方はどうヒイロお兄様と出会われたのですか?」

「私の時は川で水浴びしている所に気が付けばヒイロがいて見られたのよ」

「えっと、何をですか?」

「裸をよ、未婚の森人は裸を見られたら結婚するって嘘を言ったのよ 私とヒイロとじゃ、寿命が違うからね それと外の世界を見てみたかったのよ」


フェリアの話を聞き、次は


「私とマオだけど、奴隷になって監禁されている所にヒイロ様が助けてくれましたわ」

「うん、御主人様に付いて行くって決めた」

「そうだったのですね」

「ハクレンはどう?ヒノカミを離れてから」

「毎日が知らないことだらけで楽しいですよ 皆さんに優しくしてもらっていますし」


女子会の盛り上がりが最高潮に達している時


「あれは」

「何?あ」

「えぇぇぇぇ ヒイロ様」

「お兄様とヴァニラも映っていますよ」


レストランにある巨大なモニターにヒイロとヴァニラが映っており、伝説の剣を抜いたと言うことで報道されている。


「リエッタの嫌な予感ってこれ?」

「違いますわ、女です。私に匹敵するレベルの女の匂いがするのですわ」

「リエッタお姉様は自己評価が高いのですね」

「違うと思う」


4人は会計を済まし急いでヒイロがいる方へ向かった。



そしてヒイロは


「どうも、傭兵のヒイロです。こっちはヴァニラ」

「ギャウギャウ」


インタビューを受けていた。

聞かれたことを答えていただけなのだが


「そろそろ、行っていいですか?」


ヒイロは全力で逃走した。これ以上テレビに晒されると海賊に命を狙われかねない

逃げている途中で誰かに腕を掴まれ路地裏に連れ込まれた。


「早く中へ」


よく見ると俺の身体がギリギリ入る穴があり、穴の中に飛び込んだ

穴の中は地下室になっており、地上へ上がる階段もある


「助かった」


俺は声を掛けたが助けてくれた人は俺に膝を付いて頭を垂れている


「我一族は代々あなた様をお待ちしておりました。」

「俺、この星に来るのは初めてなんだが」

「封射剣サジタリウスに選ばれし者の従者になるのが一族の掟ですので」

「風射剣サジタリウス、いて座の剣なんだ 弓ではないんだ」

「はい、残りの11本もすべて剣でございます。」


頭を垂れて暗くて顔は見えないが声は女性なんだが


「君の名前は」

「私の名前ですか」

「名前で呼ばないと分からないだろう」

「セルフィーネ・シュヴァリエです。セルフィとお呼びください」

「俺はヒイロ、宇宙をまたに掛ける傭兵だよ 楽にしていいぞ」


ありがとうございます。と言いセルフィは膝を付くのを止め、立った


「従者って何やるんだ?メイド(マオ)ならすでにいるけど」

「四六時中、ヒイロ様の側を離れないです。それに夜伽のさいはぜひお呼びください。主人の子なら産む自信があります。」


セルフィもリエッタと同レベルだった。転生してから女運に恵まれないのか?


「仲間にも紹介するから外に出よう、それと休みの日を与えるから絶対に休め」

「了解いたしました。」


俺とセルフィは階段を上り地上へ出た。






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