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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
宇宙を駆ける
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ヒイロ アクアンドでバカンス3

翌朝、朝食後それぞれ分かれて行動した。

カザマはこんがり肌を焼く、女性たち3人はショッピング、それなりのお金を渡しておいた。

俺は


「船長、出航できますが」

「出航は5日後だ、それよりも卵の様子を見に来た」

「殻にひびが入っていますね」


海賊船が奪ってきた卵だし、何が産まれるかわからない


「見に行くか」


1時間後、卵から白いドラゴンが産まれた


「ベル、ドラゴンが産まれたぞ」

「龍王星のドラゴンのようですね、アルティメットエンペラードラゴンですよ 中二病的な名前ですよ」

「アルティメットエンペラードラゴンか 確かに中二だな」

「ギャウ、ギャウ」

「ベル、哺乳瓶にミルク入れて持って来て〜」

「へい、ミルク一丁」


ミルクの入った哺乳瓶がドローンで運ばれてきた

俺はアルティメットエンペラードラゴンを抱っこすると逃げることなく受け入れてくれた


「暖かいな」

「ギャア」

「大きくなれよ」


ミルクを飲んでいる 前世も産まれたドラゴンを育てたし、息子や娘も赤ちゃんの時抱っこしたらこんな感じだったな


大きさは40cmで背中の羽根で飛んでおり、俺の後ろに着いて来るから可愛らしい


「船長、アルティメットエンペラードラゴンの名前はどうしますか」

「雄か雌どっちなんだ?」

「アルティメットエンペラードラゴンは成長すると自ら卵を産み子孫を増やします。性別を超越したドラゴンなのですよ」

「そーなん?」

「そーなんです」


アルティメットエンペラードラゴンの匂いを嗅ぐと甘いバニラの匂いがした


「ヴァニラ」

「ギャウギャウ」

「気に入ったか?」

「ギャウ」


アルティメットエンペラードラゴン改めヴァニラになった バニラアイスが食べたくなってきた 20歳過ぎるとチョコよりもバニラの方が食べたくなるんだよ


「ベル、次に向かう星はリストアップしたか?」

「今の所3つですね 説明します」


1つ目はヒノカミという星で平安時代のような感じの星で鬼魔と呼ばれる魔物と陰陽師が戦っている星らしい 余所者は受け入れられない


2つ目は予定にしていたセイクリッドスター、魔を祓う鉱石を採掘でき、その鉱石で作られた物は凄い性能らしい


3つ目はジュラック、野生動物?が住んでいる星で人は住んでいない ちなみに海賊も寄り付かないらしい


「クルーで話し合ってからかな」

「船長、ヒノカミが一番近いですよ」


俺とベルが話している間にヴァニラは飽きてしまったのか眠ってしまった。


「ベル、そろそろ帰るわ」

「船長、お気をつけて」


ヴァニラを抱っこしてリゾートホテル方へ向かう


「ギャ〜〜〜ウ」

「起きたか」

「ギゃー」

「ご飯でも食べに行くか」


ペット同伴可能なお店を探して昼食を食べた、ヴァニラには野菜のスムージーを飲ませたのだが、俺の食べているステーキを食べたそうに見ていたので1切れ食べさせてみるとちゃんと噛んで食べていた


食後、ホテルの部屋に戻ると女性陣がすでに戻っており 買ってきた服を着てファションショーをしていた。


「御主人様」

「マオ、可愛らしいぞ」

「ありがとうございます。お荷物受け取ります。」

「これは寝ているだけだから」


ファションショーを中断して着替え途中で下着姿のままのフェリアとフラダンスを踊るきわどい衣装を着たリエッタがやって来た


「ヒイロ、それは何?」

「こいつはアルティメットエンペラードラゴンのヴァニラ、マオが盗ってきた卵が孵化したんだよ」

「あら〜とても可愛いいですわね」


リエッタがヴァニラに触ろうとするとヴァニラは目を覚まし威嚇している


「ヴァニラ、怖くないからな」

「フラれましたわ」

「産まれたばかりだから徐々に仲良くなればいいさ」


起きたヴァニラは色々見回りながら飛んでいる 3人はヴァニラを眺めているだけで夕方になった。


「ただいまでござる〜」

「ギャーーー」


テカテカに焦げたカザマが帰って来たがヴァニラはカザマを見て驚いてしまった。


「ヴァニラ、よしよし カザマは黒光りするくらいテカテカだな」

「これで明日は優勝でござる それよりもその白いのは」

「こいつはアルティメットエンペラードラゴンのヴァニラだよ」

「ほうほう、龍は初めて見たでござるなぁ〜」


夕食は部屋でマオが作った カザマには高タンパクの食べ物、フェリアとリエッタには美肌効果がある食べ物、俺とマオは普通の食事でヴァニラも同じ物


ベル曰く、ドラゴンの中でも最上位種であるアルティメットエンペラードラゴンはなんでも食べれるため、大丈夫らしい


ヴァニラはマオと仲良くなった 餌付け効果だよね


「バカンス後、ベルから3つ候補があったんだけど」


ベルが提案した3つの星と特徴を全員に話していく


「セイクリッドスターは遠いのですね」

「ジュラックは森が多そうだけど海賊が手を出さないレベルで危険なんだ」

「ヒノカミは楽しそうでござるな」


マオの料理は俺と対して変わらないからな、コックが欲しいな


「リエッタ、セイクリッドスターには行くことにはしているから安心しろ」

「はい、ありがとうございますわ」


バカンス後はヒノカミに行くことになった


「今日はさっさと寝て明日に備えよう」


バカンス3日目は終わった

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