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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
4章 魔の学生生活 学生編
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ヒスイとコハクの護衛旅5

深夜、ヒスイはそろそろコハクと交代の時間なのだが


「クンクンクン、20人くらい うへー汗臭い臭いがする」


ヒスイは考える。こういう時はどうしたら良かったけ?

すぐに行動に移った。 


「コハク、起きて」

「ンーーな~に?」

「お客さんが来たよ、だからみんなを起こすの手伝って」

「うん、分かった」


ヒスイはウォルトとゴーダを起こしに隣のテントへ、コハクはアメリを起こした。


「事情は分かったよ、荷物をまとめて逃げる準備だね」

「ウォルトくんは話しやすくて助かるよ〜」


ウォルトは目覚めており、ゴーダは半分寝ている状態、アメリに関して顔パックを貼っていて誰だか分からない


「逃げる合図はちゃんとするからね」

「久しぶりに暴れるぞ〜」


ヒスイとコハクは盗賊が潜伏している森の方へ向かった。


「こんな所にガキか、売れるぞ」

「2人いるなら片方は味見させてくれよ」

「チッ、ロリコンめ」

「捕まえた後、頭の判断しだいだろ」

「それもそうか、俺はロリコンじゃね、処女を奪うのが好きなんだよ」


そして盗賊たちの近くに獲物が近づいた


「お嬢ちゃんたちどうしたの?ママとはぐれたの?」

「おじさんたちが街まで送ってあげようか?」


目の前の2人の女の子がニッコリと笑顔で答えた


「臭い」

「うるさい」


1人はいつの間に上空におり木の枝に服が引っ掛かりいつ落ちてもおかしくない状態で、もう1人は地面から頭だけ出ている


「手加減難しい」

「そうだね、あと18人もいる」


コハクは次々と盗賊たちを地面に埋めていき、ヒスイは上空へ打ち上げ、運が良ければ木に引っ掛かり、運が悪ければ葉や枝で切り傷だらけになり、地面に打つかる 死者は出ていないが最悪骨の2,3本は折れている


2人が暴れたおかげですぐに盗賊を倒し終えた所に


「あれ、ヒスイ、コハク」

「あ、ドランお兄ちゃん」

「ドランお兄ちゃんどうしたの?」

「ミナトさんたちの手伝いだけど盗賊たちは?」

「木に引っ掛ってるよ」

「臭いから埋めたよ」

「あははは、2人ともよくやってくれたよ 僕は盗賊たちの回収に行くから2人とも頑張ってね 王都なら父上の屋敷で泊まれるからね」

「うん、ドランお兄ちゃんありがとう」

「ドランお兄ちゃん、またね」


2人はウォルトたち護衛対象の方へ帰っていった



「僕もだけど父上も過保護だからな、2人がちゃんとやっていることも分かったし」

「ドラン、終わったか」

「ミナトさん、レイさん、僕が来たときには妹たちが倒していました。」

「昼に会ったけどさすが見た目は子供でもドラゴンだな」

「あと、レイさん、埋まっている盗賊の回収をお願いします。」

「良いですよ」


ヒスイとコハクが暴れたあとの事後処理をドランたちはするのであった。



「「 ただいま〜 」」

「ヒスイちゃん、コハクちゃん、怪我はない?」

「大丈夫だよ」

「弱かったよ」


テントへ戻り、寝直す ヒスイとコハクは見張り番を交代している

翌朝、5人は王都へ向かうため、歩きだした。


「王都のお家を使っていいって」

「うん、ベッドフカフカ」

「それ本当なの?」

「うん、ドランお兄ちゃんが言ってたよ」

「お言葉に甘えようかな」

「ウム」


足取りは順調で昼過ぎにはサンディア王国、王都に到着した。


「こっちだよ」

「ちょっと待って、あの、人集りのお店は?」

「パパのヴェント商店だよ」

「あれが噂の 後で行ってもいいかな?」

「お家に着いたらいいと思うよ」


ウォルト、アネリ、それにゴーダまでヴェント商店に行くのを楽しみにしている

ヴェント商店の裏にある大きな屋敷に着いた。


「ここだよ」

「お家っていうから普通の家だと思っていたのに」

「立派な屋敷だね」

「パパが女王様から貰ったとか」

「たまに女王様がサボりに来てるよ」


5人は屋敷の中に入ると


「あら、おかえりなさい」

「あ、ただいま〜アリアママ」

「アリアママどうしているの?」

「あなた達が来るからお掃除をしていたのですよ」


屋敷にはとても美しいエルフの女性がメイド服を着て掃除をしていた。2人のドラゴンがママと呼んでいるため、ヴェント名誉騎士伯の妻の1人ということは見て分かった


「3人もお部屋の用意は出来ていますので王都に滞在中はゆっくりしていってね」


ウォルトたちはそれぞれ部屋に向かった。


「アリアママはこのままいるの?」

「帰りますよ 夕方にライオネル様がいらしゃいますよ」

「獣王様、何するのかな?」

「獣王様、カレーを作るのかな?」

「そろそろ、帰りますね 2人とも最後まで頑張るのですよ」


アリアは転移部屋へ向かい、帰ってしまった。







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