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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
4章 魔の学生生活 学生編
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ヒイロ デート週間 ルル編

デート週間2日目、今日はルルとデートだ ララ、ルル双子のメイドとの付き合いも長い 彼女たちに言えるのは普通のメイドにはない高貴な雰囲気がある


「おはようございます、ヒイロ様」


朝食を食べに向かうといつものメイド服を着たルルが朝食の準備をしていた。


「えっと、デートはもう始まっているのか?」

「そうですよ、朝から殿方の胃袋を掴む所から始まっていますよ」


俺の知っているデートとは違う、誰の入れ知恵なのか心当たりはない

シンプルにトーストにスクランブルエッグ、サラダ、ヨーグルト一般的な朝食だな どんなにお金があっても普通が1番なんだよな


「ヒイロ様、ルンも連れて行ってよろしいでしょうか」

「いいよ」

「それと、乗馬で向かいたいのですが」

「馬か、ペガサスでいいなら」

「はい、ありがとうございます。」


朝食が済み、ルルは着替えに向かい、俺はルンに哺乳瓶でミルクを飲ませている


「お母さん似で美人になるぞ」

「・・・・・・・」


ミルクを飲むのに夢中のようだ、たまに背中をトントンと優しく叩き、ゲップをさせる 子育てって大変だが成長を見守れるからまた楽しみの1つでもある 早くて2歳〜3歳で習い事をさせて英才教育とか成功者には才能があるんだろうな、もしくは毒親だから努力するしかなかったり 好きなことをさせるのが1番なんだろうな


「ヒイロ様、準備が出来ました。」

「メイド服以外のルルを見るのは新鮮だな」

「ありがとうございます。」


オフショルダーの白のワンピースにピンク色のカーディガンを羽織っておりとても年相応というのはあれだから可愛らしい


「じゃあ、行こうか」


ルルはルンを抱いて、手荷物は俺が持って出かける とりあえず牧場でペガスを迎えに行く


「今日はいい天気ですね」

「今は獣王国方面の海域だからね、今日はどこへ行くの?」

「中立都市から南へ海に面した場所に廃墟があるのでそこへ」

「分かった、理由は着いたら聞くよ」


牧場に着き、ペガスは伸び伸び歩いていた、俺を見つけると飛んで来た


「舐めるな、嬉しいのはわかるけど お前メスだったんだな」

「ブルルッ」

「ヒイロ様、なんて仰っていますか」

「空を飛べるなら乗せてくれるって」

「ペガスさん、よろしくお願いします。」

「ブルッ」

「任せなさいって」


ペガスに跨り、俺の前にルンを抱えたルルが座り、出発準備が出来た。


「ペガス、慣らしで飛んでみてくれ、中立都市から少し離れた所へ転移してから目的地に向かうから」

「ブルッ」

「頼もしいな」


ペガスは羽を羽ばたかし空へ上がる 浮遊感にあそこがヒャッとするんだよな、車乗ってる時でもたまにあるやつ、女性には分からないのがな

そのまま、中立都市から離れた場所へ転移して南下する。ルルの指示に従って


2時間ほど飛び、休憩を挟む、ペガスは余裕だというがバテられると困るし、ヒールなどの回復魔法で無理やり飛ばせる方法もあるが可哀想すぎるからな


「ルル、目的地までは」

「あと1時間くらいでしょうか」


休憩が終わり再び、ペガスに乗って空の旅へ ペガスは楽しそうだ、ペガスは人を乗せることが好きで空を飛ぶのも好きだ、島だと伸び伸び空を飛ぶことができないから仕方がない それにしても長時間座っていてもお尻が痛くならないから不思議だな


1時間くらい飛んだ後、ルルが目的地の場所を見つけた。どう見ても廃墟というより、遺跡か何かが栄えていた跡がある


「ペガス、帰りもよろしく」

「ブルッ」

「分かった、着いてこいよ」


廃墟跡をルルを先頭に歩く、ルンは俺が抱っこ紐で抱っこしている。戦闘はルンの安全を考えて魔法のみになるが、廃墟跡はだいたいゴブリンが住み着いているからな


「ルル、ここは?」

「数百年前にあった国の跡地です。海に近いため、嵐で海の藻屑になりましたが生き残った王族が民を引き連れて、帝国になる前の国に住み着きました。」

「レディ」

「はい、事実です。」

「私とララはこの国の王族の血族です。」


ララとルルには何かあると思っていたがこんなカミングアウトされるとは


「復興を考えているのか?」

「ただ自分のルーツを見てみたかったのです。それに今更、滅びた国を復興するのにいくら時間が掛かるのかわかりません ここは土地としてはどうでしょうか」


近くには海があるが、陸地が低い 防波堤を作ってもダメだな 丘の上とか高い所じゃないとダメだろうな


「このままだと、二の舞いになるな」

「別荘を建てるのに適していませんでしたか」

「別荘?!」

「王国に屋敷があるし、公国にも獣王国にも魔王国にも頼んだら屋敷をくれると思うぞ」

「家族だけの空間が欲しいのですよ、みんなの要望なので」

「レディ」

「候補地は3ヶ所、全て無人島ですね 1つ目は島よりも小さな島です。2つ目はあまり勧められません 毒の島と言っていいでしょう 3つ目は未開地です。今だに発見されたことのない土地です。」

「ルル、デート週間が終わってから会議をしよう」

「え、あ、はい」


海を見ながら、昼食を摂る ルル御手性のサンドイッチだ ルンはミルクでペガスは果物を食べている


「中立都市で買い物をして帰りませんか?」

「いいよ」

「何回か買い物に行ったことがあるのですが、サイズがわからないので」


昼食を食べ終え、ペガスに乗り、中立都市へ引き返す 風魔法で結界を張り、ペガスには速く飛んでもいいと指示しておいた。

1時間半で中立都市へ着いてしまった。ペガス、どれだけ飛ばしたんだ

ルンはぐっすり眠っている 赤ちゃんの寝顔は天使だよな


「行こうか、ペガスは大人しくしておくんだ」

「ブルㇽッ」

「なんておっしゃいました?」

「大人しくするからご飯は多めがいいって」

「ペガスさんも食べ盛りなんですね」


都市を見て回り、ルルが買いたい物がある店に着いた、サイズって言っていたから服だと思っていたが下着だった 今履いているのはレディ製のボクサーパンツでとても履き心地はいいのだが


「ルル、下着なら大丈夫だけど」

「いいえ、私との夜用です。」


けっきょく買うことはなかったがルル好みのデザインを俺が気に入るかどうかで、そのデザインのボクサーパンツをレディが作ることになり、変わりに俺もルルの下着を選ぶことに 普段から白の下着を付けているため、黒のきわどい下着を選びこれもレディに作ってもらう。


「帰ろうか」

「そうですね、今日は楽しかったです。」

「ルル、デートは明日の日が昇るまでだよ 今日は一人占めできるね」

「いつも、ララと一緒でしたからね」


こうしてルルとのデートは終わった、明日はアリアとデートで前半戦は終わりだ






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