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第二章

国王、帝王、魔王を交えた三カ国会議を開催した勇者。


だがその会議は難航を極め、ついには座礁しかけた…その瞬間。


「臆病者!!」と響き渡るナビの罵倒。


それに憤慨した魔王は、三ヶ月以内に勇気の証明を要求。

証明出来なければ大虐殺を行うと宣言


その結果、なし崩しに帝王の助力を得る事に成功するのだが…



●第二章 ―あの人は今―


―領主の屋敷―


帝王「ってー訳で、こいつが例のカインだ」


カイン「例のって何さ。て言うか、何で僕がこんな所に連れて来られなけりゃいけない訳?」

ヤス「この…帝王さま直々のご命令を一体何だと」

カイン「ヤスは良いから黙ってて」


事の始まりは、帝王からの伝令


以前より捜索を頼んでおいたカインの所在…それが明らかになったとの知らせを聞いた事だ。

前回は国境で生死を賭けた戦いを行い。星天の柱においては、敵の足止めを買って出てくれた存在………だが、それ以上に気になる事があったため…今日この場に呼ぶ流れとなった。


エレナ「ふぅん…君がカインちゃんなんだね」


当然ながら、国境で見えた時よりもその容姿は幼く…およそ10…いや、9歳程度。ちゃん付けをされてもおかしくは無い年齢なのだろうが……

エレナの言葉を聞くカインの顔は、明らかに引き攣っている。


勇者「エレナ…まぁ何だ、カインも子供扱いされるのを嫌がるような多感な年齢かも知れないだろうし…」

カイン「ハハ…ハハハハ。嫌だなぁ、べ、別に気にしてなんか居ない…さ…と言うか、アンタもアンタで、人の名前を軽々しく呼ばないでくれるかなぁ!?」


あぁ下手に口を挟まなければ良かった。何と言うか泥沼だ。


帝王「んで……コイツをどうするつもりなんだ?勇者に覚醒する可能性があるとは言え、今はただのガキだぜ?」

カイン「ガキじゃない!!」

勇者「それに関しては道々説明しよう。とりあえず、外に馬車を用意してあるから…それで王宮まで―――」


と、移動を促そうとしたまさにその時…

窓の外で閃光が駆け抜け、爆音が周囲に響き渡った。


何が起こったのかは容易に想像する事が出来る。そう………この領地が襲撃を受けたのだ。



―国境の領地―


帝王「どういう事だ!?魔王の言ってた期限にゃぁまだ程遠いぜ!?」

勇者「いや…そもそもこれは魔族の魔法ではない」


領地を襲うそれは、俺の知る魔族の攻撃とは明らかに異質で桁違いに高い威力の魔法。


エレナ「予め結界を張っておかなかったら、危なかったよ…」


盟友の絆の効果を得たエレナが施した結界により、辛うじて防ぎきれる…それ程の威力を持った魔法。それだけの魔法を使える存在は、魔王くらいしか居ないが…ノー


ブル様がこんな奇襲を仕掛けてくるとは思えない。そして何より、魔法の威力もさる事ながら…魔法その物が、魔族の扱うそれとは異なる形式で発動しているからだ。


俺はその魔法の主を確かめるべく、屋敷の外へと飛び出した。

そして…そこに居たのは…


黒い甲冑の男「やっと出て来たか。幾ら呼び鈴を鳴らしても来ないもんだから、留守かと思ったぞ」

黒い甲冑の女「………」


見覚えの無い二人組。そう…前回でも見た事の無い、謎の二人組。

それも、魔王と同格かそれ以上の力を持った……


エレナ「何?あれって誰なの?勇者くん」

勇者「俺にも判らない…あんな二人組は見た事も無い」

帝王「見た感じ、魔族って訳でも無さそうだが…何かヤバい感じじゃねぇか」


黒い甲冑の女「っ…………!!」

黒い甲冑の男「ははっ…まぁその反応は予想していたが………正直悔しいな」


どういう事だ?何を言っている?何を悔しがっている?


エレナ「あの様子だと…私達の内の誰かがあの人達と面識あるって事なんだと思うよ。ねぇ…良ければ教えて貰えないかな?」

黒い甲冑の女「………教えてあげない」


女の方は小な声でそう言い切り、巨大な火球を作り始める。どうやら先程までの攻撃魔法はこの女による物らしい。


黒い甲冑の男「そうだな…本人が思い出すより先に答えを言うのは、無粋という物だろう」


ではあちらの男は一体何をしてくるのだろうか?…それに関しては、考えを巡らせるよりも早く回答が行われた。


勇者「そんな………馬鹿な」

帝王「おいおい…まさかあれって……」

エレナ「うん…多分………」


勇者「何故お前達がそれを持っている!」


そう…黒い甲冑の男の方が取り出した武器は……


勇者「その剣……勇者の剣を!」



紛れも無い、勇者の剣だった。



言うまでも無いが、勇者の剣は常人には扱えない……即ち、勇者にしか扱う事の出来ない剣だ。本来ならば、まだ天空山の頂上に突き刺さっている筈のそれ……にも関


わらず、今この瞬間この場所にあり…黒い甲冑の男の手に握られている。


黒い甲冑の男「これは大きなヒントになっただろう?」

勇者「どういう事だ…お前は一体誰なんだ!?」

黒い甲冑の女「まだ判らないなんて…察しの悪さは相変わらず………」


俺か?俺の知っている誰かなのか!?

だが今回…勇者として覚醒してから今まで、あんな者達と会った覚えは無い。覚醒する前ならば尚更、あんな異質な存在を忘れる筈が無い。


黒い甲冑の男「よし…時間切れだ」

勇者「何…?」


その言葉と共に、黒い甲冑の男から放たれる斬撃。勇者の剣を用いて放たれた一閃は、エレナの張った結界を易々と切り裂き…大地にまでその爪跡を残す。が…しかし


、それだけでは終わらない。結界が消滅した所で、黒い甲冑の女の方からは巨大な火球の魔法が放たれる。


これはいけない…俺一人ならば耐え切れるかも知れ無いが、仲間達は…いや、仲間達が耐え切れたとしても、ここの住人が無事では済まない。そして……もう、このタ


イミングであの火球を防ぐ方法は一つしか無い。


俺達の下へと迫り来る火球…俺は瞬時に大地を踏み締め、力を込める。全ての防御を捨て、光の速度で突撃する技―――


―――が、発動するよりも早く、事態は収束した。


俺達に向けられた炎は、その熱で皆を焦がす事無く……一点…カインの掌へと集まり、その暴挙を鎮められていた。


カイン「ふぅん…これがボクの勇者としての特性か………ま、悪くは無い感じかな」


また何時の間にか…今度はカインをパーティーに加入していたらしい。

そして今度はカインがその炎を開放し、炎の柱として黒い甲冑の女に向けて放つ。だが寸での所で黒い甲冑の男が割って入り、勇者の剣をもってその炎を切り裂く。


黒い甲冑の女「驚いた、そんな隠し玉が居たなんて……でも、もう同じ手は…」


ナビ「待て」


黒い甲冑の男「お前は…そうか、今はそちら側に居るという訳だな」

ナビ「こちら側もそちら側も無い。今は退け」


黒い甲冑の女「何を勝手な事を…こんな絶好の機会に…」

黒い甲冑の男「いや…止めろ。機会ならまた作れば良い、今は退いておこう」

黒い甲冑の女「っ………」


俺の知らない範囲の情報で交わされる交渉…俺はただそのやり取りを呆然と見守るしか無い。

そして…その会話が終わると、黒い甲冑の二人組は空の彼方へと飛び去って行き………爪痕だけを残した静けさが、周囲を支配した。



エレナ「何だったんだろう…あの二人組」

帝王「とんでもねぇ強さだったな……思い出してもヒヤヒヤするぜ」


カイン「そう?ボクは全然そんな事無かったけどね」

エレナ「そうそう、カインちゃんはファインプレーだったよね。ご褒美に頭を撫でてあげようー」

カイン「だから止めろって!!」


勇者「ナビ…お前はあの二人の正体を知っていたようだが…」

ナビ「あの二人は…言うなれば勇者とエレナの遺恨。正体を私の口から言う事は出来ない…知りたくば勇者自身がその正体を掴むべき」


ある意味予想通りの答えが返ってきた。


そしてその後…

辛うじて無事に残った屋敷の中で身なりを整え、襲撃で先送りになってしまった出発の準備を行う俺達。先の襲撃で馬車が逃げ出したため、仕方なく帝国の馬車を借り


て代用する事となる……等、諸々のの騒動を経て


やっとの事で、カインを連れて王宮へ向かう事となったのだった。



―謁見の間―


勇者「国王様…こちらのカインが、エイベル様のご子息。即ち、貴方の孫です」


国王「なん……と…!?」

カイン「はぁっ!?何とち狂った事言ってんのさ、帝国生まれのボクが、国王の孫な訳無いじゃん!」

勇者「その件に関しては…エイジ、解説を頼む」


帝王「俺かぁ!?…ったく、本当はこーいうのは苦手なんだがなぁ…まぁ良い、お前等ちゃんと聞けよ?」

国王「………」

カイン「………」


帝王「まぁ簡単に言やぁ…カインはエイベルの隠し子って事だわなぁ」

国王「…な…に?」

帝王「エイベルが10年くらい前に魔王討伐の名目で王国から出て…そん時に、今まで思いを募らせてた帝王の姫と逢引。あ、ちなみに逢引ってーのは…」


カイン「いや、いちいち言わなくて良いから。両親のそんな話し聞きたくも無いよ!」


帝王「んじゃ続き行くぜ?その事を知った当時の帝王は、そりゃぁもう激怒したらしい。自分の娘を勘当して、平民にまで落としちまったんだからな」

国王「………」

帝王「ついでに言うと、勇者エイベルが逢引の際に使ってた名前がカイン……そう、母親がお前に付けた名前だ」


カイン「…」


国王「しかし解せぬ…そんな事を、エイベルは一言も……」

帝王「そりゃぁ言わねぇだろ…ってか言えねぇだろ。純血主義の王国王家に、帝国の血が混じったなんて知れたら……そう、最悪の事態も考えてたんだろーな」

国王「そんな…そんな事は………いや」


帝王「おっと、結論は今出さなくても良いぜ。とにかくエイベルはそれを恐れてたんだろ。で…今までずっと隠して来た訳だ」

カイン「いや、待ってよ。それってあくまで仮説でしょ?大体…母さんが帝国の姫だったかどうかだって、今となっては確かめようが…」

帝王「いや、あったぜ。カインん家じゃなくて、帝国にだがな」

カイン「…それって、どういう事?」


帝王「そりゃぁ………あぁ、さっき前帝王が激怒したって言ったが、ありゃぁ無しだ。多分娘の身を案じて勘当したんだろうな」


帝王は荷物の中から資料を取り出し…それを手にして訂正する


カイン「え………」

帝王「いや、前帝王の命令で姫さんの所在や安否を記録してたみてーなんだが…こりゃ、俺が宣戦布告した後の話しだな」

カイン「………はぁっ!?…どういう事なのさ!」

帝王「つまりだな…前帝王は、戦いに敗れて姫さんが手篭めにされるのを恐れて平民に落とした…つまり、俺から隠したみてーな事が書かれてるんだわ」


勇者「帝王…」

エレナ「帝王さん…」


帝王「いやいやいやいや、これは前帝王が勝手に書いた事だからな?俺はそんな事しよーとして無ぇぞ!?なぁヤス?」

ヤス「………………え!? あ、えぇ……まぁ………絶対にしてた…とは、言い切れないッス…ね」


一同「…………」



エレナ「それにしても…良かったね、カインちゃん」

カイン「何がさ」

エレナ「カインちゃんは、皆の優しさに守られていたって事。今まで身分を隠されてたのは、皆がカインちゃんを大事に思ってたからって事だよね」


カイン「ふん………どうだか」


エレナ「どうだかねー…どうだろうねー…どうなんだろうねー……ねぇ王様?」

エレル「国のためだとか…そういうのはこの際良いんで、潔く自分の感情で動いちゃいましょうよ。皆も…ここで何を聞いても他所に流布したりはしないでしょう?」


突然玉座の後ろから現れるエレル。相変わらずの神出鬼没さだ

…そして、珍しく良い仕事をしたらしい


国王「………突き詰めれば…国の体制に拘った儂が招いてしまった事だ。お前はこんな儂でも許してくれるか?」

カイン「はぁ…馬鹿馬鹿しい。別に許すも何も、嫌な事をされた訳じゃ無いし。今までの境遇に不満を持った事も無いよ」

国王「だが…儂は、もし間違えていればお前を…」

カイン「あーもう、そんな事知らないっての。それじゃアンタは、現在進行形でボクを抹殺したいの?」


国王「そんな事がある物か!」

カイン「んじゃ、それでこの話しはお終い。ほら、何時までも過去に縛られてるとか止めてくれないかなぁ?そういうの格好悪いよ?…爺さん」


エレナ「国王さまとカインちゃん…無事に出会えて和解できて…本当によかったね」

勇者「あぁ…そうだな」

帝王「んじゃ…水入らずって事で、俺達お邪魔水はこのまま外まで流れてくとすっか」


ヤス「帝王さま…」

勇者「……何と言うか、そのセンスは相変わらずだな」



―帰りの馬車―


エレナ「そう言えば…あの場の空気だったから言い辛かったけど、ちゃんとお別れして来なかったね」

帝王「なぁに、別に今生の別れってって訳でも無ぇし。いずれまた会えんだろ」

ヤス「そうッスよ。またいつか…」


カイン「いや、いつかじゃ良く無いから。って言うかお別れでも無いし」

ヤス「って、カイン様!?」


あ、いつの間にか様付けになっている。と言うか、カインは一体いつの間にこの馬車に?

…あぁ、エレルの転移魔法か。移動中の馬車に転移とは、また無茶な事をしてくれる


カイン「爺さんから聞いたよ。世界を救ったり変えようとしたりしてるんだってね?面白そうだから、ボクもそれに連れてってよ」

勇者「…危険な旅になるぞ。第一、国王の許しを…」

カイン「あ、その事なら大丈夫…ちゃんと言って来たし。それとこれ、爺さんからの手紙」


そう言ってカインは手紙を手渡し、俺はその手紙を広げる


国王からの手紙『勇者よ…この度の事はいくら礼を言っても足りぬ程感謝をしておる。』

国王からの手紙『お主の言う通り、儂はエイベルの死によりマオウシステムに執着し、大事な物を忘れて居てたようだ。』

国王からの手紙『真に勝手ながら、僅かでもお主の力になれるよう尽力させて貰おうと思う。』


国王からの手紙『ついては先ず、この鍵…星天の柱の鍵をお主に託す。これは勇者にしか使う事が出来ぬ物だ、有事が来れば力になるだろう。』

国王からの手紙『お主の…そして全ての人々の未来に、光ある事を願う』


勇者「国王様…」


俺は、星天の柱の鍵を手に入れた。



―帰路の森の中―


勇者「ん?カインはどこに行った」

エレナ「カインちゃんなら、汗かいたって言って水浴びに行ったよ」

帝王「ぁー…そーいやぁ、あの襲撃のせいで風呂に入り損ねちまってたしなぁ…」


と言ってこの場を去る帝王


勇者「エレナは良いのか?」

エレナ「私はあんまり汗かかない方だから、別に良いかな。あ…何?勇者くん、覗きたいの?」


勇者「違う!」


エレナ「ムキになって否定する所がまた怪しいんだよねー…」

勇者「…もう良い。俺も水浴びに行ってくる」

エレナ「…ってチョイ待ち。どこに行くつもり?」

勇者「どこも何も…水浴びと言っただろう?先にカインとエイジが居るだろうし…」


エレナ「………え?ちょっと待って?カインちゃんと一緒に水浴びするつもりだったの!?」

勇者「ど…どうした?男同士の裸の付き合いくらい、別に変な事でも無いだろ?」

エレナ「…勇者くん。それ本気で言ってる?」


勇者「本気も何も…そら、例えば銭湯。芋洗い状態で裸の付き合いをしているのはエレナだって知ってるだろ?」

エレナ「そっちの事じゃなくて………カインちゃんの事。男だと思ってたの?」


勇者「…え?」


俺が疑問符を浮かべたその直後……突如、背後の川から立ち登る巨大な火柱。

予期せぬ事態に目を向ける俺とエレナ。

更にその中から現れたマグマの柱が、まるで龍のような動きで大きくうねり…大きく口を広げ牙を剥く。


そして……

その頭の先に見えるのは手拭一丁の帝王。


あぁ、そういう事か……さすがにこれは…察しの悪い俺でも、オチの判る話だった。



―帰りの馬車―


カイン「あーもう!本っ当!信じられない!!!」

帝王「しょうがねぇだろ!前帝王の記録にゃぁ、お前が女だなんて書いてなかったんだからよぉ!」

エレナ「もし書いたら手篭めにされるって、心配して書かなかったんだよ……きっと」


帝王「しーねーっての!ってか、カインってどう考えても男の名前じゃねぇか」

カイン「あ、それは偽名だしね」

帝王「はぁっ!?」

カイン「身を隠して生きてた事くらいは流石に気付いてたからね。母さんが付けた偽名だからそのまま使ってたんだよ」


あぁ本当だ、パーティーメニューには本名が書いてある。


エレナ「それにしたって…見れば女の子だって気付くと思うんだけどなぁ」


耳が痛い…すまない、俺も気付かなかった


エレナ「国王様に紹介する時にしたって、ご息女じゃなくてご子息とか言ってたし…うん、あれって誤用じゃなくて素だったんだね……」


反論の言葉も無い。


帝王「いや、そもそもだな…そんな凹凸も無い身体で女だって判れって方が無理だろ!?」


そうだよな、全くもって同意見だ。だが…それは決して口には出さないでおこう。



そう、今まさに…カインからガチンという固い心の音が聞こえてきた所だ


カイン「……へぇー…ふぅん……あぁそぅ…そういう事言っちゃうんだ……    今に見てなよ」


ただならぬ殺気…これは前回の国境での戦闘で感じたそれよりも明らかに膨大で鋭い物。この殺気が自分に向けられたら…そう想像するだけでも寒気が走る。エイジよ………骨は拾ってやるぞ。


●第三章 ―それは二人の問題― に続く

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