精霊と魔法の力
本気出した結果このようになりました。
過去最長です(笑)
ということで14話です、どうぞー
14話 - 精霊と魔法の力
おっす。おら俺。
ローラさんの依頼で薬草を取りにきたのだが実にピンチである。
南西門を出て街の南の方に進路を変え、森に入ったところまではよかった。
目的地の小川を探して歩いていてちょっと開けた所に出たと思ったらいつのまにか狼に囲まれていた。
何を言ってるかわからんと思うが俺にもわからん。
周りを囲んでいる狼は森狼と言われる魔物。
一体だけ身体が大きく銀色の毛並みをした固体がいるからあいつがリーダーだろう。
討伐ランク的には一匹でF、群れでEだったかな?
でもね。
さすがに30匹以上いてリーダーもいたらEランクじゃ絶対死んじゃうとおもうの。
じりじりと広場の真ん中に追いやられて周りで円のように囲んでいる狼という異様な光景が完成。
上手に囲まれましたっ☆
って冗談言ってる場合じゃなさそうだな。
銘をつけてもらったばっかりの刀の試運転といきますか。
鞄から濡羽黒烏を取り出し、鞘から抜いて戦闘態勢を取る。
鞘は左側の腰に取り付けておく。
うん、今日もいい感じの冷気だ。
張り切っているのか外でもわかるくらい刀身から冷気が迸っている。
やばいくらいに滾るな。この刀。
瞬に見せたらうらやましがるだろうな。絶対自慢しよう。そうしよう。
刀を構えた時から急に警戒を始めた森狼達はリーダーの一鳴きで合図を受けたかのように次々と襲い掛かってくる。
HAHAHA
まだまだ遅い。
上下左右前後から襲い掛かる森狼を躱しては切り、躱しては切り、を繰り返す。
武器屋で見た時の様に切った直後からその部分が凍りつく。
軽く切れたときとざっくり切ったときで凍る度合いが違うのには途中で気が付いた。
凍った森狼はもうまともに動けず、地面に横たわっている。
悠々と立つ銀色の狼と、そのそばにいる5匹を除いてあらかた斬り終った。
意外とやれるもんだな。
他の森狼がやられたのを見て銀狼が動こうとするが先に回りにいた5匹が銀狼の前に立つ。
こいつら、他の森狼より一回り大きいな。
次期リーダー候補、とか親衛隊とかってやつか?
どっちにしろt手強そうだ。
腰を落とし刀を鞘に納め、居合いの型で構える。
5匹はじりじりと陣形を広げ、俺を中心に半円を描くような形に動く。
陣形が整ったのか、まずは一匹。すぐに残りの4匹が一斉に俺に向かう。
早いっ。
一匹目をかろうじて躱すと避けた先に二匹目が牙を向いた状態で待ち構える。
慌てて刀を振り、顔を横に両断する。
顔の下半分がなくなった森狼の全身が凍りついたのを見る間もなく次の森狼が襲い掛かってくる。
振り返りざまに刀を横薙ぎし、飛びついてきた森狼の前足を両断する。
前足がなくなった森狼はただしく着地できず顔から地面に落ちる。
残り3匹っ。
3匹が一斉に、顔、腕、足を狙って飛び掛ってくる。
顔と足を狙ってきたのはなんとか躱せたが、腕を狙ってきた奴だけは躱せずに、左腕の肘からちょっと下に牙を立てられた。
「いてええええええええええ!!」
噛み付いたまま腕から離れない森狼を腕を振り回すことでどうにか取ろうとするががっちり噛み付かれていて離れそうにない。
他の二匹は一歩引いて俺を警戒している。
右手に持っている刀で左腕に噛み付いている森狼に攻撃をすればいいと気が付き、突き刺す。
刺した所から徐々に白くなり、最後には全身が真っ白になるほどの低温で凍りつく。
力任せに凍りついている口を広げ、腕から牙を抜く。
傷口からはボタボタと血が流れており、すでに腕は真っ赤になっている。
あ、これあかんやつだ。
すでに左手には力が入らず、刀を持つことも出来ない。
右手だけで振る刀ではうまく『斬れない』。
それよか痛みで目がくらむ。
残った森狼と銀狼を残っている力で睨みつける。
森狼はすでに銀狼の足元に移動しており、銀狼と一緒になって俺を睨みつけている。
銀狼はふぅ。とため息をついてくるりと後ろを向き、森の奥へ歩いていく。
森狼達もそれに付いていくかのように歩いていくが時折後ろを向いて警戒をしている。
あれ、これ俺助かったの?
違うな。見逃されたんだ。
一応回りの気配を確認し、伏兵なんかがいないことは確認するが俺が切り伏せて凍りついた森狼以外にはこの場にはいなさそうだった。
その途端ふっと力が抜けてその場に倒れこんでしまった。
悔しいな。。。
しっかし腕が痛い。。。意識とびそうだ。。。
あ、目の前が真っ暗に。
え、こんな終わり方なの?
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「おにーさん、こんなところで寝てたら危ないよ」
朦朧とした意識のなかそんな声が聞こえる。
目の焦点もあってない。
誰かいるのか?
「ねぇ、おにーさん。もう死んじゃってるの?」
生きてはいるよ。痛みと疲れで身体が動かないだけ。
「そっか。でもそのままだとほんとに死んじゃうよ?」
ですよねぇ。でも血を止める手段もないしなぁ。
「その刀で傷口凍らせたら?」
あー、その手があったか。
右手に持っていた刀を左腕の傷に持って行き刃を当てる。
あぁ、冷たくて気持ちいい。
傷口に当てた刃をゆっくり引く。
これが今の俺の限界だ。
傷口の中の方から徐々に凍っていき、流れていた血が止まった感じもする。
まだ朦朧としてるから確認はできないけど。
「私が守ってるからもう少し寝ててもいいよ?」
それはありがたい。
じゃあ少し休ませてもらおうか。。。
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日の当たる角度が変わって、上を覆っていた葉っぱで隠されていた光が広場に入り込む。
ちょうど光が目のあたりに差し込みまぶしくなって意識が戻る。
腕の痛みもまだだいぶあるがさっきほどの痛みじゃないな。
意識も。。。うん。さっきよりましだ。
ゆっくり目を開けてみる。
まぶしい。
顔を光から背けて目をあける。
うん。さっき森狼と戦ったところだ。
朦朧としてたからはっきりと覚えてないけど誰かいたような?
ふと左腕を見ると傷口を中心に左腕が凍り付いている。
あぁ、凍らせろって言ってた子がいたな。
周りを見回してもあるのは森狼の死体だけ。
なんだったんだろう?
まぁいいや。。。
生きてるだけで十分だ。
治療もあるから一回街へ戻るか。
刀を鞘に納め、鞄にしまい、ふらふらな足取りで木に手をつき、街への帰路をたどる。
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血だらけの俺を見て門番が大騒ぎしたり、宿のおねーさんに怒られたりと散々だったが、なんとか治療院にたどり着いた。
治療師も俺をみるなり慌てて治療室へ連れて行き左腕の治療を開始する。
治療師の手から出ているあったかい光が左腕を照らし、しばらくするとまとわりついていた氷も剥がれ落ちてくる。
氷が全部剥がれ落ちる頃には傷もふさがっていた。
治療魔法すげぇ。
さすがファンタジー。
治療師からは「凍らせて出血を防いだのは正しい処置ですね。でももっと早く来てくださいね。あのままだと手が壊死していましたよ」と怖いことを言われた。
たしかに痛みが麻痺するほどの低温で凍らせてればそうもなるか。
あ、ポーション使えばよかったのか。。。
鞄の中にあるの忘れてた。
血が足りないのはポーションで治るんだろうか、と治療師に聞いたら戻らないので食って寝ろと言われ治療室から追い出された。
受付で治療費を払い、宿に戻る。
宿屋のおねーさんにまたこっぴどく怒られたり心配されたが今は血が足りてなくてフラフラだから勘弁して欲しい。
とりあえず飯食って一晩がっつり寝よう。
少しはよくなることを祈って。
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おはようございます。俺です。
昨日は夕方にメニューの全制覇をやった後そのままベッドに倒れこんで意識を失っていたらしい。
寝返りも打たなかったみたいで体中が痛い。
ベッドからゆっくり起き上がってみる。
うん、めまいはないな。
意識も視界もはっきりしてる。
なんとか動けそうかな?
昨日と同じことにならなければたぶん大丈夫だろう。
銀狼と森狼の群れのことは一応ギルドに報告しておくか。
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やってきました。クレラ草の群生地です。
森の中を適当に歩いてたら小川見つけて川沿いに歩いていたら偶然見つけました。
歩いている間、身体の調子を確かめてみたけど、やっぱり少し動きが重い。
特に左腕。ちょっと引きつった感じが残ってるのがすごい違和感。
今あの銀狼が出てきたらやばいだろうなぁ。。。
とりあえずこのクレラ草を集めますか。5本x10セット、フルで取っても全然余裕そうだなぁ。
とりあえず根っこも必要とか言われたら困るからちゃんと掘り起こして持っていきますか。
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50本のクレラ草を掘り起こし、5本づつで束ねて鞄の中にしまう。
こういう細かい気配りが出来る俺かっこいい。
誰も言ってくれないだろうから自分で言ってみた。
採集も終わったし、どうしますかね。
周りを見回すと木々の間から光が差し込み、それが小川に反射してキラキラしている。
幻想的な風景だなぁ、と思いながら小川の方に近づいていくと、川の中で動いている小さな生き物を見つけた。
そういえば昼食食べてなかったな。と泳いでいる魚を捕まえようとブーツを脱ぎズボンをひざ上まで捲くり上げ、川に足を入れる。
石で足を切らないように注意して川の中ほどまで進み、気配を消して手の届く範囲に魚が来るのをじっと待つ。
。。。
結果一匹も取れませんでした(てへ
こっちの世界の能力なら、なんかの達人みたいに抜き手で取れるとおもったんだけどなぁ。
やっぱ体調悪いとなんもうまくいかないな。
しょうがないからこのでかい岩を持ち上げて。。。
川の真ん中ほどにあるでかい岩に叩きつけて。。。
ショックで浮かび上がってきた魚をゲット。
5匹もあればいいか。
川から上がり、鞄の中から取り出したタオルで濡れた足を拭く。
ズボンを下ろしてブーツを履き、とった魚を持ったまま群生地から離れて調理できそうなところを探す。
すると、よくバーベキューするような細かな石が敷き詰められた河原を見つけた。
歩いている途中に魚に刺せるような木の枝も探したしもう完璧!と思っていたところで大事なところに気が付く。
「どうやって火をおこすんだ?」
火種。。。ないよなぁ。
ここまで来てお預けかよ。
「魔法でつければ?」
ふと後ろからそんな声が聞こえた。
振り返っても誰もいない。
なんだ幽霊か。
「幽霊じゃないよー。くすくす」
!?
読まれてる!なにやつ!!
「精霊でーす。おにーさん元気になってよかったねー」
「お、おう。って倒れてるときにそばにいたのも君かい?」
「そうだよー。水の精霊やってまーす」
「声だけ聞こえるってのも変な感じだな。。。とりあえずあの時は助かった。」
「いえいえー。おきになさらずにー」
「そんで聞きたいんだが、さっき魔法って言った?俺使えないよ?」
「使えないってことはないでしょー。そんだけ魔力持っててー」
魔力なんて持ってないよ?一般人だよ?
「むー。。。使い方、教えようか?」
「ぜひ。取り急ぎ火種が欲しい!!」
「くすくす。りょうかい」
こうして声しか聞こえない精霊に魔法を教わることになった。
最初は身体にある魔力と自然を流れている魔力を感じるところから始まった。
「考えるな。感じろ」とかどこかで聞いた台詞でコツとかを教えてくれたがなるほど、わからん。って感じだった。
ためしにじーさんがよくやっていた瞑想。あれをやってみる。
河原にあった大きな岩の上にあぐらをかいて座り、意識を空にしてみる。
心臓のあたりがちょっと熱い気がする。
これかな。
血と同じところを流れてるな。
ちょっとだけ意識して魔力を心臓にあつめたり右手に集めたり足に集めたりをしてみた。
問題なくできそうだ。
一度認識が出来たら脳が魔力というものを覚えるため、次からはあまり意識をする必要がないらしい。
次は自然の魔力。
同じように周りを漂う空気に含まれている魔力を感じる。
これはすぐに出来た。身体の中のよりだいぶ薄いけどいろんなものから魔力を感じる。
俺が座ってるこの岩からも。
流れている小川の水からも。
目の前の森に生えている木々からも。
「できたー?」
「おう、たぶん出来たと思う」
「そしたら、身体の中のでも自然のでもいいから手にあつめてイメージすればいいよー」
「ほう?」
身体の中にある魔力を右手に集めて手のひらの上で燃えさかる炎をイメージしてみる。
魔力をガスとして常時手のひらから魔力が出ているイメージ。
すると手のひらの上で、ビー玉くらいの火がぽっと浮かぶ。
「おおおおおおおお」
イメージしたのとはちょっと違うが問題ない!
今はとりあえず火種だ!
火を一度消し、木の方へ走っていって枯れ枝を集める。
集めた枯れ枝を小さなキャンプファイヤーのように積み上げ、火種に空気が入るようにする。
もう一度手に魔力を集め、同じように火種を作る。
今度は手のひらの上じゃなく、枯れ枝の中で燃えるように調整。
10秒ほどで枯れ枝に火が移り、燃えはじめたのを見て魔力の放出を終える。
よし、これで魚が焼ける!
鞄からさっきとった魚を取り出し、途中で拾った枝に刺し、火の回りに突き立てていく。
「くすくす。よほどおなか減ってたのね」
焼け上がるのをまだかまだかと待っているとさっきの声が聞こえた。
「おう。朝食べてくるのを忘れたからな。。。君のおかげだ。ありがとう」
「いえいえー。それにしてもちっさい火だったねー。火の属性にまったく適正ないんだねー。くすくす」
「やはり適正とかってあるのか。俺にあってる適性ってあるんだろうか。」
「試してみればいいじゃなーい。くすくす」
「それもそうだな。その前に腹ごしらえだ」
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「というわけで神威の魔法実験室。開催です」
「ぱちぱちぱちー」
念のため火属性のはもう一度試してみたが、火がダメなのはわかった。
魔力詰め込んでもでかい炎をイメージしてもさっきの大きさの火種しか出なかった。
解せぬ。
近くに火がない。ってのが理由だとしてもさっきの焚き火で火はあるしなぁ。
やっぱ適正ないんだろうな。
じゃあ水からやってみるか。
水。。。どんなのがいいのかな。
水弾?ウォーターカッター?津波?
水弾でいっか。
イメージイメージ。
あの岩に向けてー。。。発射!
手のひらに出来た小さい水の球が発射する直前にバレーボールくらいの大きさに膨れ上がり、ものすごい速度で岩に発射された。
回転とかイメージしてないのに回転してるし、速度が速すぎて球っていうより槍になってる。
シュバン!って音がして岩に突き刺さる。
岩を見てみると直径10cmくらいの穴が岩に開いていて向こう側が見える。
え、貫通?
どういうことなの・・・
「すっごいねー。さすがおにーさん。水属性の適正は満点でーす」
水属性は人相手に使うときは気をつけよう。。。
さて次。気を取り直して風属性をやってみよう。
手のひらを岩に向けて貯めた魔力を開放して強風が出るようにイメージしてみる。
何もおこらない。もう一度。
何もおこらない。
どういうことなの。
「すごーく弱い風が出てるよー。でもそれが限界みたいだねー。団扇のほうが強いかもー」
団扇より弱い魔法って。
最後は土属性?
土ってイメージだと土壁とか岩弾、防御強化とかか。
うん。みなまで言わないでくれ。
岩弾どころか強化もできなかったわ。
「くすくす。土属性には嫌われてるねー。まったく効果が出てないよー」
さよか。
まぁ水属性だけでも使えるならありがたい。
回復も出来そうだしな。
自分で傷を作って。とかまでやっては試さないけど。
一応基本4属性はやったけどその他のはよく知らないしまたそのうちやろう。
瞬にも教えないといけないしな。
。。。氷だけ気になるからやっておこう。
1.魔力を込める
2.目の前の小川が凍るイメージをする
3.開放する
4.辺り一帯が凍った ←いまここ
小川が凍るどころかここ一帯を中心に見える範囲は氷漬けとか。南極とか北極って言われてもわからないわ。
なんだこれ。
「鞄の中の刀から強い魔力が流れ込んでたよー。すごいねー。びっくりだねー」
おお、刀の力か。そういやこいつも氷属性持ってるもんな。
鞄から出すと刀からは「すごい?すごい?」といった感情が流れ込んできたので柄をなでてあげる。
うん。満足そうだ。
で、この一帯はどうしたもんか。
しばらくしたら溶けることを祈って。。。
撤退!!!
「おにーさんまたねー」
おう、またなー
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森から帰る街道を歩いている間、考えてたのはさっきの精霊のこと。
なんで助けてくれたのか、とか魔法の力を教えてくれたのか、とかいろいろ考えたが答えが出ないので南西門に付く頃には考えることを放棄した。
「門番さん、戻りました。カード確認お願いします」
「おう、お疲れさん。」
ギルドカードを確認してもらい、まずは薬剤店へ。
扉をあけるとローラさんはカウンターの後ろにある引き出しの中の薬の整理をしていた。
脚立に上がって。
バランスを取るように少し前かがみになっているからかお尻が強調されている。
ナイスです。ローラさん。
しばらくして俺に気づいたのか脚立から降りてカウンターに座る。
気づくまでお尻を眺めて堪能したのは内緒。
「こんにちわ。ローラさん。依頼の品をお届けにあがりました」
「ご苦労さまです。さっそく拝見します」
鞄の中から5本づつにまとめてあるクレラ草を10束出し、カウンターに置く。
そのまま置くとカウンターが土で汚れるので前もって布を引いてもらった。
「ちゃんと根まで取ってきてくれてありがとうございます。クレラ草は葉は火傷や切り傷への薬、根は精力剤になるので貴重なんですよ」
「いえいえ。」
「最近の冒険者さんはそういった知識は持っていないようで、クレラ草というと葉っぱだけしか持ってこない方が多くて。」
「そうなんですか。」
「はい。その点カムイさんは根も付いているし、保存状態も品質も文句なしです。追加報酬有りとして依頼完了として進めます」
「ありがとうございます。」
ギルドからの依頼表をローラさんに渡すと完了証明とサイン、完了日時などが書かれ、報酬追加の備考も記載される。
「こちらをギルドへ持っていけば追加報酬と合わせて支払いされると思います。今後も暇があるときに依頼をみかけたら受けていただけると助かります。」
「了解です。ありがとうございました。」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました」
そしてこの前よりレベルの高い微笑みいただきました。
惚れるわー。まじ惚れるわー。
もうちょっとムチムチならな。
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ギルドで完了報告をした結果、もらった報酬は銀貨15枚。
ガンドルフさんのところの試用した武器進呈ってのは刀の銘入れと付加してもらったので相殺だったっぽい。
依頼表見るまで報酬の事忘れてたのは内緒。
リオナさんと雑談していると瞬はまだ報告には来てないらしい。
瞬がギルドへ報告終わって合流するまで少しゆっくりしますかね。
ところでギルド内では『南の森に雪原エリアが突如現れた」って話題になってた。
なにか不吉な出来事の前触れだとか雪竜が来た後だとかいろいろ推測が飛び交っているが。。。
すまん、それやったの俺や。
反省はしていないが後悔はしている。
ちなみに本来は昨日の段階でここまで終わる予定だったんです(;´Д`)
やはり仕事しながらは大変ですねー。
次の更新は月曜日です。
みなさまよい週末をー




