表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この記憶の片隅に  作者: さんしあ
22/22

2-18

そういえば、ルールに書いてあったな。死体を発見したら緊急スイッチが押せるって。パ

ニックになってすっかり忘れていた。


ゼロは話が終わると、スッと死体の前に座った。そして、男の死体に向かって拝んだ。


「… 」


その姿はとても綺麗で、僕の心が少し落ち着いたような気がした。


「… さて、俺たちは先に会議室に向かう。話はそこでしよう。お前たちもすぐに来い」

「じゃあねーばいばーい」

「… フン」


それだけいうと、三人は先に電気室から出て行った。


「創一さん、大丈夫?」

「うん、大丈夫、ありがとう」


あやさんが心配して近寄ってきてくれた。


「… 急ぎましょう。僕達も会議室に向かわないと… 死体の確認もしたいですが… 時間があ

りません… 」

「わかった」


僕達も結城に言われるがまま、会議室へと向かった。

電気室を出るとき、僕は後ろを振り返る。そこには動かなくなった死体が横たわっていた。

目には涙の跡がある。

彼は、最後に何を考えていたのだろうか。どうして、こんなことに巻き込まれてしまった

のか。


僕達は、何もわからないまま、このゲーム最初の議論を行わなければいけないのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ