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第2話 恐怖の

※この物語はフィクションです。

全てはあの時から始まった、、、

真珠たち生徒が体育館に集められ校長から重大な発表があると告げられた。

壇上に立つ校長は全校生徒の話し声が止まなかったので「静粛に」と一言、話し声が止んだのを確認し話を始めた。「君たちも知っての通り我が校では1年に1回全校生徒を巻き込んだゲームを開催してきた。今年のゲームは以前までのゲームとは違い最後まで勝ち残った者には賞金が出る。その額『1000万』だ。」

それを聞いた全校生徒からは歓声があがった。

その中1人の教師が震えながら声をあげる「静かにしろよお前ら!死にたいのか!」その瞬間1つの銃弾がその教師の頭を貫いた。さっきまでの歓声は悲鳴へと変わっていた。

「ここでネタバレをしようとするとは、いただけませんね。」 振り返るとさっきまで居なかった怪しげなマスクを被った男が壇上に立っていた。

「貴方達に拒否権はありませんが、大金を得る権利はあります。これから生死をかけたゲームに参加していただきます。」

突然体育館の中に煙のような霧のようなものが充満し、生徒は次から次へと意識を失い倒れた。

そんななか真珠も意識が遠のいていたのだが仮面の男の声が聞こえてきた。

「ありがとうございます先生方、もちろん先生方にも報酬はあります。」そして銃声が何回も響いた。「警察やネットなどにこの事を話されては面倒なのでここで口封じをさせていただきます。」

真珠は先生達が心配だったが意識が遠のいていく感覚には抗えなかった。

そして目が覚めたときには何かの施設の様な場所にいた。戸惑いはあったが、周りにクラスメイトがいたため少し安心できた。落ち着きを取り戻し再度周りを観察した。真珠達1年B組が今いる空間は白い壁と天井に囲まれており、それぞれの壁によくSF映画にでてくる両側に開く扉があった。そうやって観察していると一つの扉が開き、例の仮面をつけた男が現れた。「皆さんお待たせしました。これから皆さんには命をかけたゲームをしていただきます。それでは後ろのモニターをご覧下さい。」

天井からモニターが出現し、暗い通路が映し出された。

「今から皆さんに行っていただくゲームは脱出ゲームです。今モニターに映し出されている通路は迷路になっており、簡単には脱出できないようになってます。」

一人の少年が手を挙げた。青海苔 翔太だ。サッカー部に所属していてクラスの人気者だ。いつもは笑顔な翔太もその時はとても怯えた顔をしていた。「すいません、あの黒い怪物みたいなのはなんですか。」そしてモニターを指さした。ちょうどそこには通路を徘徊する不気味な何かが映し出されていた。仮面の男は言った「あれは迷路の守護者のようなものです。あれはとても獰猛なので見つかったらただでは済まないとはおもいますが見つからなければ問題はないでしょう。それと言い忘れていましたがこの迷路のどこかに鍵が隠されています。それがなければ脱出できませんのでご注意ください。」

言い終えるとモニター側の扉がゆっくりと開く。

「それでは注意事項もルールも説明したのでこれからゲームを始めようとおもいます。」

「ちょっと待ってください」手を挙げたのは真珠だった。「ゲームで生き残ったら賞金をもらえるんですか?このゲームには一体どんな目的があるのでしょうか。」

「生き残ったら賞金は貰えます。しかし目的についてはお話できません。最後まで生き残った者にのみ教えましょう。さぁ早く行かないと扉が閉まってしまいますよ。」一連の会話で正気を保てなかった何人かの生徒は男に対して賞金はいらないから家に帰して欲しいと頼んだ。しかし男は一言「あのときの先生の様になりたいのですか?」と言った。生徒達には先生が目の前で銃弾に撃ち抜かれる光景が脳裏に焼き付いている。男の言った通りゲームに参加する他なかったのだ。

扉を通り通路にはいると異様な匂いが漂っていた。腐った下水のような匂い。他の生徒が臭くて鼻をつまむ中、トイレ掃除当番をよくこなしていた真珠だけは落ち着いていた。学級委員長の高望(たかのぞみ) 正男(まさお)は鼻をつまみながら「ここに居続けるのはかえって危険だ。先へ進む他ないだろう。」と言った。一人の女子が怖いからという理由でここに留まることを提案したがクラスメイトからただのビビりだと一蹴され、他のクラスメイトはどんどん先へ進んでいった。しかし真珠は違った。その子に手を差し伸べ寄り添うことにした。その子はあまりクラスでも目立たなかったため名前を知らなかったので軽く自己紹介をした。「私は吉田 真珠!あなたは?」「水田 まり」「水田 まりちゃん!可愛い名前だね、実は私も怖くてどうしたらいいか分からなくて困ってたところだったんだ。」「みんなおかしいよ、こんな場所に急に連れてこられて訳わかんなくて怖くてたまらないのは同じなはずなのにさ、私をビビりだって言って話を聞いてくれなくて。」「私も一旦みんなで話し合ってから進むべきだと思ってた。みんなはもう行ってしまったし私達で出来ることをしよう。」水田は頷きこれからの事について真珠と話し合うことにした。

それから何分経ったのだろう。他のクラスメイト達は脱出している頃なのだろうかと思っていたその時通路で叫び声が響き渡る。「こいつこんなに速いなんて聞いてないぞ!!!せっかく鍵を見つけたのにここまでかよ、委員長も他のやつらもみんな殺られちまった。残った俺だけでも脱出しなきゃいけないのに。」そして声は止んだ。さっきまで声が響いていた通路は静まり返っていた。何があったのか詳しくは分からなかったが大体今の出来事で大体予想がついた二人は恐怖でその場を離れることができなかった。動けずにいる二人に告げるかのように制限時間残り15分!!!とアナウンスが流れた。それを聞いた真珠とまりは脱出を試みることにした。

通路を歩いているとさっき通路で叫んでいた男子が持っていたであろう鍵が床に落ちていた。「これ、さっきの...怖いよ真珠ちゃん、私どうしよう、この先に進む勇気が出ないよ」泣きながらすがりつくまりを真珠はなだめた。「大丈夫だよまりちゃん、私が一緒にいるから。」まりをなだめながら真珠は人ではない何かがこちらへ向かってくる気配を感じる。「まりちゃん落ち着いて聞いて、こっちに何か来てる。だから引き返そう!」

それを聞いたまりも不吉ななにかを感じ取ったのか冷静ではいられなくなり真珠を突き飛ばし泣き叫びながらその場を去って行った。それに反応するかのように異形な怪物がその後を追いかける。幸い突き飛ばされた反動で上手く声もだせず動けなかった真珠は怪物に見向きもされなかった。怪物が去った後、真珠は手に持った鍵を握り締め出口を目指した。その後の事はよく覚えていない。思い出そうとすると罪悪感と吐き気が込み上げるのだ。









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