Li.1-5 拾ってくるのっ!?
久々に、ゆっくりと遊んだからなのか
それとも、色々と気疲れしたのか
おやすみと言ってから、それ程の時間も経たずに
眠ったらしく・・・
「・・・あれ? 朝?」
少しは気にしていたけれど、熟睡していたらしく
朝まで一度も起きなかったので、夜中に座敷童子が
部屋を出て行ったのか、それとも姿が見えなくなった
だけなのかは分からないけど、私が目を覚ました時には
居なくなっていました。
「あっ、おはよう」
「おはよう~ 眠れた?」
「うん、眠れたよ」
「あれ?」
「私が起きた時には、もう居なかったよ?」
「そうなんだ・・・」
まぁ、何となく見つからないのは分かっていますけど
一応、座敷童子の姿を探す為
菜子の部屋を出て一番近いキッチンへ向かうと
「あっ・・・」
「おにぎりは一口食べたみたいだね♪」
「ハンバーグはそのままだね?」
「電子レンジ使っても良かったのに・・・」
「そう言う問題!?」
「温めた方が美味しいよ?」
優しいのか、ズレているのか・・・
キッチンの後は、隣の部屋を順に探していき
昨日遊んだ畳の部屋に行ってみると・・・
猫漫画はあまり興味が無かったみたいですが
トランプは箱から出して並べて遊んだみたいです。
「本当に座敷童子って子供なんだね・・・」
「みてみてっ! この絵!」
「これ? もしかしてハンバーグ?」
「ねぇ! ここのって私達かなっ!?」
画用紙代わりのカレンダーの裏紙には
中央に大きなハンバーグが描かれていて
周りには、たぶん菜子と座敷童子と私の3人が
描かれていました。
「菜子より絵が上手だね♪」
「えぇー(泣)」
「あはは、冗談♪」
「あの子、楽しんでくれたかな?」
「どうなのかな?」
「もう、別の所に行っちゃったのかな?」
「別の所?」
「良く分からないけど、もう居ないのかなって(寂)」
そもそも、どうして道端に座敷童子が居たのか
分からないし、私達が寝ている間に何処へ行ったのかも
全く分からないけれど・・・
座敷童子と過ごした昨晩の事を考えて居ると
急に天井裏から物音がっ!
『ドタドタドタっ!!』
「えっ!?」
「あわっ!」
「もしかして座敷童子???」
「あの子が走り回ったのかな???」
天井裏を走り回る音は、その1回きりで
その後も、聞くことは全く無いみたいだけど
もしかすると、姿は見えなくても
今でも菜子のお家を守って居てくれているのかも?
『いつか一緒にハンバーグ食べられたら良いなっ♪』
『黒崎菜子は、毎回毎回どんな事があったら
そんなのを拾ってくるのっ!?』
を最後まで読んで頂きまして
本当に有り難うございます♪
あ、あの・・・
実は、この作品ですが
まだ閉じていないのです。
このまま、物語を繋げて書いても
良いかなぁ~?
とかとか想って居たりでして・・・
なので、映画で言う所の
黒崎菜子は、毎回毎回どんな事があったらそんなのを拾ってくるのっ!?(Ⅰ)』
としても宜しいでしょうか???
って、それならシリーズ化で管理すれば!?
とかとか言われそうですね・・・(汗)
ふに・・・
とりあえず、今はこのままっ!
また書けたらココに続けていきますので
お気に召しましたら宜しくお願い致します♪




