Li.4-2 拾ってないけどっ!? 私、呼び出された?
本当に菜子さんっ!
拾ってないんですよぉ~♪
「あっ、菜子が居た・・・」
「こっち~♪」
「このお店?」
「そう♪」
こんな小さなお店がこの場所にあったことすら
今まで気が付かなかったです・・・
と言うか、左右のお店が設置している看板やのぼり旗で
狭すぎるお店の入り口を見落としてしまいます。
「ここ、なに屋さん?」
「骨董品屋さん♪」
「うわぁ・・・(嫌)」
「えっ? えっ???」
見るからに・・・
怪しいお店です。
今まで菜子が拾ってきたモノが全部ココで取引されていても
違和感が無いくらいに怪しいお店ですっ(泣)
「な、菜子さん?」
「はい?」
「正気ですか?」
「はい?」
もう・・・ 訳の分からないモノばかりが揃っているような?
謎のお店です(泣)
危ない薬とか無いよね???
捕まったりしないよね!?
「そ、それで・・・? このお店がどうかしたの?」
「じ、実はね・・・(汗)」
菜子が向けた視線の先、黒い箱のような商品が1つ・・・
大きさは25センチ角くらいのサイコロ型?
ただ1面だけにスマホくらいの液晶画面っぽいのが埋め込まれています。
「なにこれ?」
「う~ん・・・」
「Bluetoothの何か?」
「たぶん違うと想う・・・(汗)」
「掃除機? 空気清浄機?」
「それも違うと想う・・・(汗)」
今回は私の初見での勘は全てハズレてしまいましたが
菜子が指さす先を見ると、小さな文字で説明書きが
書かれていました。
「えっと・・・ 1つの願いが叶う宝器?」
「そう!」
「なにそれ~(笑)」
「えっ!? えっ???」
「えっ? あれ? もしかして、菜子さん本気モードなのですか?(汗)」
「こ、こくん・・・(汗)」
普通こう言うのって・・・
アニメの話ですよ!?
例えば・・・
擦ると魔神が出てくる魔法の何かとか・・・
木で出来たハンマーを一振りするととか・・・
腹立たしい白い生物に魔法使いにされて魔女と戦う羽目にとか・・・
7騎7人の戦いの果てに叶う望みとか・・・
あと、ボールを7つくらい集めると出てくる生き物とか?
「ないないっ! そんな魔法のような事がっ!」
「でも、説明に書いてある・・・(泣)」
「世界の何処かにあったとしても、ココのお店には無いよ」
「でも、目の前に・・・」
「ちなみに値段は幾らなの?」
「時価・・・」
時価? 時価って・・・ 料理屋さんとかの話じゃなくて???
宝石とかでも時価って言葉は使うけれど・・・
そもそも、この商品の値段って動いているの!?
どういうこと!?
「あはは~ まぁ、値段聞いてみたら?」
「そ、そうだよね・・・ 高かったら悩んでも無理だし」
「買える値段なら買えば良いんじゃない?」
「ちょっと、お店の人に聞いてくる・・・」
この真っ黒で真四角なサイコロ???
インテリアには・・・
小物置きの台にしかならないかも(泣)
と言うか、邪魔???
そんな感じで、黒い箱を眺めていたら
意外と早く菜子が戻ってきました。
「あっ、幾らだって?」
「なんかね・・・」
「70億円くらい? もっと高かった?」
「えっとね・・・」
「願いが叶うなら数兆円でも安いかな?」
「4251円」
「なにそれ? 随分端数がある値段だね?」
「う、うん・・・」
少し気になったのですが・・・
これって、消費税いくらの計算???
と想い、考えてみましたが・・・
暗算苦手な私は断念しました(泣)
「それで? 買えない金額じゃないと想うけど?」
「うん・・・(悩)」
「そんなに悩むなら」
「うん?」
「菜子が、これに4000円の価値があると想えば買いだよね?」
「そうだよね・・・」
「私には、その価値無いけど♪(酷)」
「ぐすん・・・(泣)」
とは言うものの・・・
本当に願いが叶うなら、今すぐ迷いもせず買いますけど
4000円?(悩)
やっぱり悩んでしまうのって・・・
私、ココロ汚れてる!?(泣)
「4000円で願いが叶うかな・・・?」
「そ、そうだよね・・・」
「あっ、私が自分で買うとしたらの事だよ?」
「う~ん・・・」
「菜子は、菜子の考えで買うか決めれば良いと想うよ?」
「じゃぁ、決めた!」
「えっ?」
「これ、買ってくるっ!」
「うえぇええええー!?」
「大丈夫だよ♪」
大丈夫?
何が大丈夫なのか分かりませんが
菜子は、黒い謎の宝器とやらを抱え
お店の奥へと行ってしまいました。
「あ、あの決断力が・・・ 変なモノを拾うのかな?(泣)」
菜子、本当にアレを買ってしまいました・・・
それは良いとして、菜子の願い事って何だろ?
願いたい事があるから欲しかったのかな???
とかとか、色々考えてしまいます。
続きます♪




