Li.3-6 菜子の目の前に落ちているのです(泣)
初めて着るメイド服ですが・・・
「なんか、着慣れたみたいで服のこと忘れてた~」
「あはは~ 意外と着心地とか動きやすさとか良いでしょ?」
「まぁ、想って居たより着やすい服だね」
「ふふ~ん♪」
元々、メイド服は仕事着なのですから当然なのですけど
清楚感というか機能美というか良い衣装だと想ったりです。
「それにしても・・・」
「うん?」
「菜子はメイド服でも生きて行けるだろうけど私は・・・」
「なっ! なにそれっ!(困)」
「えっ?」
「えっ?」
少し気に入ってきたメイド服ですけども・・・
魔法か何かで、今日の24時!
明日になったらら魔法が解けるとか
そういう事はないのでしょうか?
「うにぇ?」
「えっ?」
「なんかポケットに入ってた」
「何それ? 鍵?」
何気なく、スカートのポケットをゴソゴソしたら
中に金属製の部品が入っていました。
「巻鍵みたいだね?」
「巻鍵??」
「オルゴールとかのゼンマイを巻くやつ」
「あぁ~♪」
巻鍵の説明をすると、菜子は急に何かを想い出したらしく
一生懸命にその場でグルグル回っております・・・
「イヌ!?」
「そ、そうじゃなくて(汗)」
「何してるの???」
「後ろのリボンっ!」
なんか、後ろに付いている大きなリボン部分が
気になるようなので、私のメイド服のリボンを見せる事に
「なんかあった?」
「あった♪」
「えっ?」
「鍵穴っ!」
私も菜子の服で状況を確認してみると
ふわふわリボンの根元には小さな装飾品が
服の生地と一緒に縫い付けられていました。
「これって?」
「鍵を差し込んで回すのかな?」
普通の錠とは違いロックするタイプの鍵では
なさそうなので、やっぱりゼンマイを巻くように
クルクル回せば良いのでしょうか?
「と言うか、菜子の服にも鍵入ってる???」
「あっ・・・ ちょっと待ってね」
「大きさとかが合えば別に無くても良いだろうけど」
「あ、あった♪」
「あれ? でも、私のと形が違うね?」
「本当だ・・・」
それぞれの鍵は大きさは同じのようですが
先端の切りかけが違っているようです。
「そう言えば、靴でダイヤルを回すのあったよね?」
「あぁ~ 靴紐の進化したやつ♪」
「もしかして、この服も同じ原理?」
「じゃぁ、鍵で緩めれば脱げる???」
「かもね♪」
「それなら早速っ!」
「ちょ、ちょっと待って!(汗)」
「ふにゃ?」
「い、一応・・・ 家に戻ってからにしよう?(///)」
「???」
「ココで脱げても困るし(汗)」
「あっ・・・ そ、そうだね」
と、菜子が私のリボンに鍵を挿そうとしたのですが
もしメイド服が脱げてしまったら困るので
鍵を無くさないよう急いで菜子の家へ戻ることに
「さて・・・ 鍵を・・・」
「これって、自分でも鍵を挿して回せるのかな?」
「普通に出来るでしょ? リボンは腰の部分だし」
「ふにゅふにゅ」
菜子の部屋に行き、着替えも準備したので♪
あとはメイド服を脱ぎ捨てるだけですっ!
「(カチャ)」
「(カチャ)」
「???」
「???」
まさかとは想いますけど・・・
「えっ?」
「うそ?」
「合わない!?」
「なんか、鍵がズレる・・・」
間違いなく、ポケットに入っていた鍵で
リボンの鍵穴に入れたのに噛み合いません・・・
「もしかして、お互いの鍵じゃなきゃダメ?」
「えぇ~ そんな事あるの?」
これって、もし知らない人がメイド服を着ていったら
お互い一生脱げないのではっ!?
と想ってしまいます。
「じゃぁ、菜子の鍵貸して」
「うん」
「はぁ、ちゃんと回ってよ!?」
「回りますようにっ!」
「(ジリジリジリ)」
「あっ! 回っているっぽい!」
「本当? もう少し回してみるね」
「うん」
何度か鍵を回し、一度脱げるか確かめてみると
「ぷはっ! メイド服脱げたっ!」
「おぉ~♪」
「脱出完了!」
「じゃぁ、私もっ!」
結局、2人ともお互いの鍵で無事にメイド地獄から
脱出することが出来ましたが
菜子さんは期待を裏切りません♪
鍵を回す方向を間違えたらしく、クルクルと回したら
メイド服がきつくなり苦しんでおりました♪
(ドジ菜子? ドジな子???)
あっ! そうそう♪
菜子の家から刃物が無くなっていたのは
メイド服の呪いとかではなく
家の人が家中の刃物を研磨屋さんに出していた為
包丁や裁ちハサミが見当たらなかったそうです♪
それにしても、本当・・・
変なモノばかり拾っちゃうのですよね
菜子は・・・(困)
Lost item***3 は完結しましたぁ~
なんか・・・
去年から放置していたみたい(泣)
ごめんにゃさい(=><=)
また、何か拾ったら書き上げますね~♪
あっ!!!
菜子=私
ではありませんけどねっ!!!




