第1話 出会い
「え〜と…4組の教室ってどこだろう…」
初めましてこんにちは。今日から、3学年になる香坂依緒梨と申します。さっきまで別の会館で、学園長から全体のお話があり、クラス発表があり――…。普通の学校と同じような新学期を迎えていました。
え?何が違うのかというと、わたし達の学校は、小さな頃から特殊な力が使える者同士が集まる、能力養成学校なんです。わたしもその中の一人です。詳しいことは、また後で。とりあえず、教室探さないと…。
「あれあれ?もしかして迷ったかな?」
何処から現れたんだろう――もしかして、わたしがボーっとしていて気がつかなかっただけかもしれないけど――窓の縁に座って、外を向いている女の子が話しかけて…って!!
「ああああ危ないですよ!!?ここ4階…!!」
「あ、びっくりした?へへ、ゴメンね」
女の子――茶髪で、髪を少しだけおだんご状に結んでいて、肩に掛かるかかからないかぐらいの残りの髪を残し、髪と同じ色の目の人――がそういうと、くるっと体を回転させて、廊下に出た。
「んで、迷子なの?」
なんて単刀直入な人なんだろう。でも、事実なのだから仕方ない―――…
「あ、はい…。3年4組の教室が何処か分からなくて…」
恥ずかしい〜〜!!!穴が合ったら入りたいぐらいだ。
「うっそ!!?クラスメイト発見ってやつ?じゃあ一緒に行こうよ♪あ、貴女の名前は?あたしは、伊豆川那浬。よろしく♪」
「あ、わたしは香坂 依緒梨。よろしくね」2人で挨拶を交わしながら廊下を歩く。
クラスが5組あり、友達皆と別れてしまったので、わたしは安心した。
伊豆川さんと喋っている間に、いつの間にか教室に着いていた。
知ってる人はあんまり居ないから、それがなんとも新鮮だ。
―――さぁ!!もう3年なんだから、しっかりしなきゃ!!
writer.setuna




