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ズバルダの男たちの雄叫びが敵軍を怯ませる。
完璧な陣形で、ムキムキダスと兵士たちは突撃した。
ガヤオも遅れぬよう、必死で走る。
ムキムキダスの指揮の元、ズバルダ軍は規格外の戦闘力を発揮し、次々とベルジャ兵士を打ち倒していった。
そのあまりの獅子奮迅ぶりに恐れをなし、敵軍は我先にと逃げ始める。
それをズバルダの戦士たちが追撃し、片付けていった。
パニックとなったベルジャ軍は、完全に崩壊した。
(つ、強い! すげーなズバルダ軍!)
ガヤオは呆気に取られた。
テルモテルモの谷道から敵は居なくなり、1人の犠牲者も出さずにムキムキダスたちは勝利した。
「よくやったな、ガヤオ! 良い戦いっぷりだったぞ」
「何もしてませんけど! する暇なかった!」
「オレたちは、どんな敵も怖れない。死ぬ気になれば、必ず活路は開ける」
「あ、ああ。今のを見たら納得するよ」
すると、ガヤオの身体が半透明になった。
「ミョーン感覚!」
「ガヤオ、どうした?」
「俺、帰るよ。仲間がピンチなんだ!」
「お前に戦いの神の祝福を!」
100人の男たちに手を振り、ガヤオはカルナディアに戻った。
ネココが必死で矢を放ち、悪党たちを牽制している。
「ガヤオさん!」
ネココが安堵の表情を見せた。
「俺に任せろ! ぬおおぉぉー!」
ズバルダの男たちのすさまじい戦いぶりを見てアドレナリンが出まくったガヤオは、敵陣に突撃した。
(ムキムキダスたちの状況に比べたら、こんなもの!)
ガヤオの気迫に圧倒された悪党たちは次々に倒され、10人を片付けたところで、敵は逃げ始めた。
「おおおー!」
ガヤオが勝利の雄叫びを上げる。
「ガガ、ガヤオさん!? どうしたッスか!?」
ネココが駆け寄った。
「え? ああ、もっと大ピンチをひっくり返した男たちを見たからな。俺も出来ると思ったら出来た」
「珍しく、すごかったッスよ!」
「珍しくは余計だろ!」
こうしてガヤオとネココは、今日もカルナディアの平和を守っている。
おわり
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