表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望のキッズ携帯  作者: 白瀬隆
キッズ長崎に来る!
23/30

眠るガキ

ガキが力無く布団に向かっていく。さすがに疲れたのだろう。無理もない。長旅にエクレアと今日は刺激の多い一日だった。耳を疑う格言の数々に驚いた神経細胞も数本切れているかもしれない。敷いてやった布団で丸くなったガキは、すぐに寝息を立てた。結構可愛いガキだ。結局分かり合える人間もいなければエクレアも食べれないガキがゲームに逃げたというだけだ。俺だってzozoタウンがなければ自分を保てる保証はない。社会に居場所がないというのは辛いんだ。同期はそれなりに偉くなっている。子供がいれば家も建てていて、真剣にライフプランを考えている。俺が考えていることなんてこの春に買いたい服のことくらいだ。こんな奴と話したい人間なんているはずがない。俺は嫁に尋ねた。

「このガキと俺のどこが違うんだ?」

嫁はなぜか優しく笑って、俺に眠るよう促した。このガキの寝顔を見ると思う。もしこのガキが俺と同じなら何とかしてやりたい。ガキのうちなら修正が効くからだ。こんな顔をして眠るガキの人生が絶望的であってはならない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ