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心にひとつ懐古する大事な世界があれば、人はそれだけで生きられる
物体というものと、想像のような幻影は、イコールじゃない。私は、思う。真実など要らないって。それは、ある意味、極端な言い方だけれど、必ずしも、正解や冷たい事実を無理やり受け止める必要性もある意味でなくて、その方の心の現実の方がずっと大事だという考え方だ。
第一、真実という人が思考する事実などそれこそ、人の数ほど存在する。人によって視点が違うのだから、そうなって当たり前だ。擦り合わせる必要が生じれば擦り合わせの必要性もあるのかもしれないが、そんな必要性も無い場合は、心の現実の方がより大事だ。その方が目の前の現実をどう捉え、思考し、記憶に留めようとするのか、それは、その方だけの大切な現実なのだから。
その心の記憶が大事に出来るものであるなら、人は、それだけを支えにして生きることが出来る。




