第六十四話 朝ごはんは、今日もおいしい!
「おはよう~」
「おはようございます、チョコ様」
「おはよう、チョコ」
「おはよう、おきたかえ」
毎朝、4人でごはんを食べるんだ
まえは、アルがずっとしゃべってたけど
ここ最近は、静かなんだよね~
まぁ、中学生くらいだからね、そういう時期だよね~
ふふっ、そんなところもかわいい!
基本セドもしゃべらないから
話すとしても
「おいしいね」
「うん」
「そうですね」 くらい
熟年夫婦かって感じw
まぁ、話さないことが嫌な感じじゃないからいいんだけど
それに、おばあちゃんとわたしで
セドとアルの生存確認もできるしね!
あの人たち、忙しくなると
ご飯食べるの忘れちゃうから!
ホント、ダメ!!
朝ごはんの時に、お昼のお弁当ももらってるから大丈夫なはず
お夕飯は、時々来ないけど、会議とかのせいらしい
会議の前になんか食べてればいいけど・・・
ロイに聞いたら、いまセドとアルが行ってる師団?には
ちゃんと食堂があるんだって、ロイの弟子がやってるから
お夕飯食べに来れない時は、お仕事の部屋に運んでくれるんだって!
さすが、ロイ!有名シェフだね!
アルとセドが、ごはん食べてるから
わたしの勝ち!
・・・・
ん~
今日は、なにしようかなぁ~
おばあちゃんと畑に行って
お茶飲んで
あっ、お仕事しなくちゃだ
今月は、貴族の女の子の額・・・お花とハートがいいんだって
お花、鶴の華にしちゃおうかなぁ~
最近、リリも折れるようになってきたし
あったかい色がいいよね~
秋っぽいかんじで
オレンジ?やまぶき?オリーブグリーン・・・辺りかな
そうだ、この間買った、新しい折り紙も使おう!
あれで、プレゼントボックス折って
そこから、お花が飛び出してるみたいな感じ?
うん、いいかも・・・・
ハートはスティックにして挿せばいいかな
「チョコ様、手が止まってます。」
・・・
「チョコ、手が止まってるぞ!」
あっ、止まってたw
ちゃんと食べなきゃ!冷めちゃう!
ヤッコもユニット食べ終わってるし
ぬぅとチコも、ご飯食べ終わって、寝てる・・・
あれ?時間飛んだ?
「それでは、いってまいります。
夕飯には戻りますから。」
「いってくるな、チョコ、ばあちゃん」
コクン
「いってらっしゃい」
おばあちゃんも食べ終わって、お茶飲んでる!
なにしてた?わたし???
でも、ご飯がおいしいから
わたしの勝ち!
◇
あっ、止まったな・・・
チョコは、作品のことを考え始めると止まるんだ。
放っとけば、戻ってくるから、
気にせず食べてたんだけど、朝ごはん終わったぞ!
もう行かなくちゃだから、声をかけた。
まぁ、普通だったから大丈夫か
ちょっと考えてた・・・くらいかな
あの壁の作品、あれ作ってるときは、
みんな心配したよなぁ~
誰の言葉も届かなかったんだからw
あれは、やめてほしい。心臓に悪い。
でも、そういうこともあるってわかったから、いいんだけど。
食べ物が近くにあれば、無意識に食べてたしな。
そこは、チョコだw
「師団長、今日は魔力過多の子の面談日ですね。
今年は、何人研究棟に入るでしょうか?」
「面談してみないとな、わからん。
でも、二人は確実だと思う」
あぁ、あの二人か。
確かに、研究棟向きだな・・・
チョコのおかげで、
魔力過多の子たちの待遇はずいぶん変わったんだ。
0歳、3歳、5歳で魔力量の検査を受ける。
もちろん、親元で育てることもできる。
ユニットを渡して、
魔力量をコントロールできるからだ。
でも、未だに魔力過多には偏見が残ってて、
特に、田舎の方なんだけど・・・
手放したい親もいるから、その時は師団で育てることになる。
オリガミ魔術師団ってカッコイイ名前なのに、
みんなで交代で、赤ちゃんとチビ達のお世話もしてる。
3歳からは、オリガミも教えるし・・・
ほのぼのしてるんだよなぁ~
5歳になったら、面談があって、
研究棟向きの子は、研究棟に入ることになる。
俺とセド、ロンで面談するんだけど、
普段の様子ももちろん見てる。
研究棟に入ると、
最初は、ロンが面倒みるからな。
好奇心が旺盛で、魔術とオリガミを楽しめる子
皆と協力できる子
基本は、そんなところ・・・なんだけど
今年は、どうかなぁ~
研究棟に行きたくないっていう子も、たまにいる。
なんか怖いとかいわれてるんだ、研究棟。
なんでかなぁ~、師団と違って、
好き勝手に実験できていいんだけどなぁ~
楽しいぞ、研究棟っていっても、
「無理です!!」って・・・なんでだ?
魔力量は関係ないんだけどなぁ~
まぁ、ここまで何年かみてきたけど、俺より魔力が多い子はいなかった
よく生きてたな、俺。
ばあちゃんのおかげなんだろうなぁ~
高い術式紙買って、使わせてくれてたし・・・
セドとチョコのおかげで、
その魔力も使いこなせるようになった
戦争でもあれば、俺、有名人になれそうだwww
いまは、畑とか川とかの整備してるけどな。
魔力が多いと、範囲が広くできるから便利なんだよ。
みんなが住みやすくなる、それがいいよなぁ~
・・・セド、
世界は広がったよ!




