↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界折り紙物語  作者: Chieko


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
54/82

閑話 楽しいよ?

あの人ったら、『箱』持って行くのよね~

お買い物の時に、とっても便利だったのに…


でも、仕方ないわね、隣国まで会議に行くんだから


あぁ~、でもあれは便利だわ~

お土産にまた買ってきてくれるかしら?

でも、高いって言ってたし、

お買い物くらいは我慢しなくちゃね……


はぁ~~~



・・・・


「ただいまぁ~!

ねぇ、聞いて聞いて!行商のおじさんがね

コップ教えてくれたの!!!

紙ちょうだい!」


「おかえりなさい、荷物を置いて、

手を洗ってからね!

お父さんのいらない紙使っていいから。」


「はぁ~い!」


・・・・


「コップはね、三角からなんだよ~

三角の端っこをこっちに持ってきて、

反対もこっちにやって、で上を下に折るの!

可愛いよね!」


「こっちの紙でも作ろう!」


「うん、これも作る~」


我が家は、紙だらけだわ……

でも、このコップ、ちょっと物を入れるのにいいかも。

それにしても、たくさん作ってるわね~

楽しそうでよかった。


「ねぇ、お母さん、これいっぱい入るみたい!」


???


「見せて」


あっ、これは空間の術式紙の使い古しね。

模様が可愛いから、いいわよね~


・・・って、ほんとに底がないかも。

お買い物、これでいけるかも!

色々入れてみて、


うん、問題ないみたい!


左右に長めの紐をつけたら、

斜め掛けになって、安全ね。


「これ、お母さんにちょうだい?」


「いいよ~」


「ありがとう」


これで、お買い物、楽になるわ!


・・・・


「あっ!お水こぼしちゃった!

コップが濡れちゃう~」


「はいはい、布巾で拭いて」


?


「お水、なくなったね~」


「あのね、見たよ~

このコップに入っていったの~」


「あら、濡れなくてよかったわね。

そのお水のコップ見せてね。」


あら、本当にお水入ってるわ。

……逆さまにすると、ちゃんと出てくるけど、

横置きにしても出てこないのね!

なんて便利なのかしら!!!

帰ってきたら、あの人に見せてあげなくちゃ!

旅の水は大切だもの。

これなら、軽くていいわぁ~


「これ、お父さんが帰ってきたら

見せてあげましょうね!」


「お父さん、喜ぶ?」


「きっと、とっても喜ぶわよ~」


・・・それにしても、

使用済みの術式紙なんて裏に絵を描いたり、

焚き付けにしたりするくらいにしか使えない

ただのゴミだったはずなのに、結構、役に立つわね!


「お母さん、見て見て!!

浮いてるよ~」


「わたしも、わたしも~」


ガチャガチャ


「なにしてるんだ!」


「あら、おかえりなさい

なんか、行商さんから教わったコップを作ってたら、

色々おもしろいことになってるの」


「と・とりあえず降りなさい。

いや、いま行くから、ちょっとそのままで」



◇


帰ってきて早々、

天井からぶら下がった娘を抱き下ろすことになるとは…


妻から、話を聞くと、

行商から教えてもらったオリガミのコップを作ったら

色々起きたとか……


使用済み術式紙は、

ほかの家にはそうないから大丈夫かもしれないが…


「コップを全部集めてくれ。

また、王宮に行ってくる。」


「あっ、それから使用済み術式紙は、

絶対に!絶対に!使わないこと!」


?


「は~い?」

「わかったわ?」


・・・・


「……ということでございます、陛下。

至急、使用済み術式紙の回収と

隣国への通達をお願いできればと。」


「そうだな、すぐに対応をするように。

なにか事故があってからでは遅い。」



・・・・



通達を受けたセドリックが

チョコ様の存在を隠すためにと、

簡単なオリガミを庶民に流したのが

間違いだったのではないか…と頭を抱えたのは、

また、別のお話w



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。