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異世界折り紙物語  作者: Chieko


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閑話 ひろがる?

飢饉の中でも、行商の馬車は村々をまわっていた。

ボスカの周囲の村では、奇跡が起きたという噂を聞いて

その行商はやってきた。


ボスカでは、飢饉などひとつもなく、

むしろ豊作の様子だ!


ここでは、イモやトウモロコシ、麦などを仕入れた。


次の村も豊作だ!

しかも、おもしろいものがあった。

子どもたちが、紙を飛ばして遊んでいるのだ。

一人の子どもを呼び止めて、

そのヒコウキをおしえてもらった。


作り方は、さほど難しくはなかったが、

飛ばすのにもコツがいるらしい。

子どもに交じって、折っては飛ばし、直しては飛ばした。


これは・・・売れるかもしれない!


子どもたちによると、紙を四角にするのが難しいようだ

四角い紙・・・ないな

子どもたちは、紙を染めて色とりどりにしている。

これも、いい!


この色とりどりの四角い紙を仕入れるか、作って売ろう!

折り方は、先に教えれば欲しくなるにちがいない。


女の子たちは、ルトカの花を作っている。

これも、教えてもらう。


また、次の村では、別のオリガミを教わった。

違うヒコウキだ。

子どもの数だけ種類があるのでは?と思うほど

様々なヒコウキがあった。

スピード型、滞空型・・・


そして、別の村では奇跡のゆりの作り方すら教えてもらえた。

いいのか?

いや、村人たち全員が折れているのだから、いいのか。。。


皆、口をそろえて「チョコ様」と話している。

どうやら、チョコ様がこれらを授けてくれたらしい。


奇跡には、特別な紙が必要らしいが、

このゆりが奇跡を起こしたというだけでも売れるし

そもそも、とても美しい。

これは、作って箱にいくつか入れるだけで贈り物になるのではないか。


早く帰って、妻に伝えなくては。

家で、四角い紙やゆりをつくってもらえたら

他にはない商品になる!

色だけでなく、柄付きのものもあってもよいかもしれない。


この国のなかだけではない。

隣国に仕入れに行くときに、売り物としてもっていくこともできる。

これは、いい!


◇


ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ・・・

ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ・・・


ここのベッド、ふかふかなんだよね~

広いし、あったかいし

もう、一生ここから出なくてもいいと思っちゃう

しあわせな場所・・・


これが、いま最大の悩み

ベッドから出たくない

でも、折り紙はしたい!


ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ・・・

ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ・・・


あれかなぁ~

あれだよなぁ~

あれしかないよなぁ~


アメリカに留学してた時に、ベッドでレポートを書くための

クッション机があったんだよね~

留学してた時は、よくベッドで勉強してたwww


長方形のクッションに、B4?くらいの板がついてるの

胡坐で座って乗せるとジャストフィット!


ん~~~~~~~~

メイドさんに、クッションつくってもらって~

庭師のおじいちゃんに、机の板つくってもらって~

くっつけてもらったらできちゃうかも!


夢のベッド生活!


よし!今からお願いに行ってこよう!


◇


この後、クッション机がこの国の名産になったのは

また、別のお話・・・


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