ゲーム
皆が起き始めたようだ。
初対面だが、もう、皆の名前は知っている。
何故なら少し前に、アイツらに名前を聞かされていた。
「彼らの名前は、、荻野、小木、柊花、美桜、美也
後藤、萩、以上です。」
「同じじゃないか、前のゲームの奴らと、」
「そうですね。」
「わざとだろ。」
「そうです。」
「何で?」
純粋に疑問だった。
どうしてだ?
生き残った俺達と、何か関係があるのか?
「それはですねぇ、」
聴き逃すまいと自然と体に力が入る。
「貴方達がいるからです。」
「ど、どうして?」
安藤が聞く。
「それはですねえ安藤さん、貴方達は、生き残りました。しかし、生き残ったのは貴方達2人だけです。たったの、何なら安藤さん、貴方は偶然生き残っただけじゃないですか!」
「何だと!」
「落ち着けよ、安藤。」
確かにそれはそうだ。
安藤は偶然生き残ったみたいなものである。
「今度は、貴方達が頑張ってもっと生き残れるようにしてあげてくださいね。」
なるほど、そう言うことか。
俺がコイツラを守ってあげてねって事か。
「おい、わざわざ同じ名前の奴を探したのかよ。」
「そうです。」
「こいつらが参加した理由はそんだけなのか?」
「そうです。」
「こいつらにとってはたまったもんじゃないな。」
「そうですね。」
「話は変わるが、あんたの事はなんて呼べばいい?あんたとかお前じゃなぁ」
「人形」
「え?」
「人形、と呼んで下さい。」
「分かったよ。人形さんよ。」
これが、今から十分ほど前だ。
「あ、ここは、何処だ?」
そう言って起きたのは、
誰だっけ?
「誰だっけ?」
俺はつい安藤に聞く。
「萩だよ。話聞いてたのか?」
萩か。
そして、次々と皆起きていった。




