トール①
街が見えてきた。
ボクは恒例のように近くの川で身支度を始めた。
旅で汚れ浮浪者のような身格好では門番に要らぬ疑いを掛けられるから、、、
ボクは前の町で買った衣服に着替えると関所の冒険者の多い列に並んだ。
壱
この街は発展している。そう思いながらまずは衣服の店に行き買い物を済ませた。
『なんだろ?。。』
なんとなく違和感を感じる。
武力の都市とは聞いていたから冒険者の数が多いのが理由ではない。
それは分かるけど何か街の雰囲気がおかしい。
どうしてかは分からないが異様な雰囲気がする。
ボクは自己防衛のために旅の支度を進めて宿に向かおうと思った。
長居はダメだ。
『ここはおかしい。。。』
ボクは旅に必要な道具や小太刀の手入れを依頼しに行った。
明日には出ていこう。
弐
夜半、ノックをする音が聞こえた。
ボクは昼間に研磨して貰った小太刀を片手にドアに向かってすぐに臨戦態勢を取る。
どうする?
このまま返事をしなければ他所へ行く可能性もある。
目的が私ならこのまま衝突は避けられない。
音を立てないように荷物に忍び寄り、窓際に移動した。
もう一度、ノックの音が聞こえた。
間違えなくボクを認識しての来訪者だ。
2階、、、飛び降りるなら可能な範囲で周りに敵は居なさそうだ。
窓を開けて足をかけいつでも飛び降りる姿勢を取った。
3度目のノック。
なぜ飛び込んで来ない?
思案しながら姿勢は崩さずドアを見据えた。
「どうぞ。。。」
敵意は半分。半分は違う用事だろう。
ドアがゆっくりと開けられる。
開けられたドアの向こうで膝を着いている騎士風の男性が数人居た。
「常勝の神と申し受けます!是非お力を!」
最前線の男性がそう言った。
ボクはニコッと笑うと窓から身を投げ出し落下した。
着地に失敗したボクはそこで気を失った。
特段更新早くしようと思ってません




