常勝の神①
ボクは城壁の上で伸びをしている。
「気持ちぃ~」
夏は過ぎ肌を風が吹く度に冷たい風が突き抜ける。
陽の暖かさは優しい暖かさでポカポカとしてる。
「おや?隊長サボりですか?」
見張りの兵士がボクに気さくに話しかける。
ボクは彼に笑顔を向ける。
「そだよ~。トールもシギョンも居ないからね~」
のんびりとした空気が王都を包んでいる。
「また、シギョン隊長に叱られますよ?」
「それは困るなぁ~」
「本当に隊長は緩いですね」
兵士はやれやれと言うように笑顔を向けてくれている。
『本当に平和だなぁ~』
今、王族とトール隊、シギョン隊はシギョンの国へと毎年恒例の訪問に今日出発している。
片道1週間だから約20日後になる。
それまではバカなトールとも、小姑のシギョンとも関わらなくて良いと思うと心から堕落か押し寄せてくる。
「でも、事務仕事しないと戻ってきた時にシギョン隊長に本当にバレますよ?」
「あ~あ~。聞こえない。と言うことでお昼寝するね」
ボクは陽の辺りが良い所で城壁を背を預けて眠りについた。
「まったく。。。」
兵士の優しいため息混じりの声を聞きながらボクは深い眠りについた。
壱
「隊長!隊長!」
ボクは肩を揺るされ、大声と共に起こされた。
沈みかけた太陽を背にハルバードを手に持った女兵士がボクの肩を掴んでいる。
「ふぁ~よく寝た。なぁに?」
ボクは女兵士の顔を見ながら問いかけた。
「。。。緊急です。隣国にある敵国の軍が森で確認しました」
「!?」
ボクはすぐに詳細を聞いた。
どうやら北西にある森にてその先にある敵国の軍がこちらに進軍していると言う事だ。
軍の規模は大きく全体像が把握出来なかったとの事。
確実に言えるのは数百や数千ではない進軍だと女兵士は伝えてきた。
「馬は乗れたよね?」
「はい!」
「今からトール、シギョン、王族に救援に駆けて貰う。一筆書くから馬の用意をして待っててくれ」
ボクはすぐに執務室へ戻ると羊皮紙に現状と本隊の帰還を求める旨を手早く書くと封印を押して女兵士の下へ走った。
「もしも止められたらトールに繋いで貰えば、バカだからすぐに反応してくる!1分1秒も惜しいからすぐに出て!」
馬に騎乗して待ってる女兵士へ羊皮紙を息を整えて伝えると渡すと女兵士は返事をすること無く、ハルバードを携えて本隊に向かって疾走していった。
ボクは残った199名の兵士達を集めた。
ゆっくりと書いていきます




