第6章 事件の真実
第6章 事件の真実
1.3人の容疑者
事件aから事件cまでの3つの殺人事件が、トライアングルの交換殺人である疑いが強まって、立花健夫、宮部良彦、山口貴之の3人を逮捕し、取調べを行うことになった。
警視庁捜査一課の7人の刑事たちの汗と努力によって、3人のアリバイは完全に崩れ、証拠もそろっていることから、彼らの犯行は疑いようもなかった。ただ、最後に、彼らから自供を引き出し、真実を明らかにするという『使命』が残っていた。
立花健夫、宮部良彦、山口貴之の順で、順次取調べを行うことになった。
2.立花健夫の取調べ
山口貴之が殺意を持っていた、大森由起恵の殺害容疑であるが、大森由起恵が立花の自宅周辺で目撃されたこと、あるいは、喫茶店のマスターが、立花と由起恵の2人が一緒にいるのを目撃していること等の、数々の目撃証言や、立花の車から大森由起恵の毛髪が発見されたことなどの決定的な証拠を突きつけると、彼はすぐに自分の犯行であると認めた。随分と潔かった。まず、大森由起恵の殺害に関することを聞いてから、池田敏明についての内容を聞くことにした。担当刑事は、吉野と高杉である。
名曲喫茶『アンダンテ』で大森由起恵と相席になったのは偶然ではなく、事前に山口貴之から、『殺してほしい女』が、喫茶店で相席することになる旨を聞いていたからであった。山口貴之は、交際相手だった由起恵に、何らかの理由をつけて、立花健夫を尾行して、喫茶店では相席を申し出るように、事前に依頼をしていたということであった。その辺の詳細は、山口貴之本人から聞くことにした。もちろん、喫茶店に行った目的は、大森由起恵というターゲットに会うことだけでなく、池田が殺害された時刻、自分の確固たるアリバイをつくっておくというのも兼ねてであり、当然のことながら、後者が第一目的であるのは明白であった。
立花健夫の役割としては、大森由起恵の顔を覚えることと、殺害するであろう日に備え、何とか彼女を自宅へ呼ぶために、一芝居打つことであったが、それは、まんまと計画通りになった。唯一つ、あわよくば自殺に見せかけて殺そうとしたのだが、立花と会う前の由起恵は、塞ぎがちで、暗い元気のない状態だったのに対し、名曲喫茶で立花と会ってから、本当に彼のことを好きになってしまって、生きる糧を得て、明るく元気になってしまったのが、大きな計算違いであった。
それからまだ解明できていなかった、立花と由起恵との連絡手段は、結局、闇ルートで入手した、プリペイド携帯を使ったということも判明した。
あたかも隅田川で殺害したように見せかけるために、事前に足立区新田のマンションの建築現場近くから、隅田川の水をポリタンクに汲んで、その水を使って自宅で溺死させたことも、推測通りであった。水を入れた洗面器に力づくで彼女の顔を押しつけて殺害したわけである。指の痕跡などを残さないために、幅広のタオルなどを使って、力が一点に集中しないように工夫もしていた。
殺害後、遺体を車のトランクに一旦入れて、アリバイつくりのために、意図的に薬局に出かけ、薬剤師に風邪薬の薬効についてあれこれ訊くなど、その薬剤師に自分を印象づけることも忘れなかった。そして、1日経った土曜日の深夜に、水を汲んだ場所に車で行って、遺体を川に投げ捨てたこともわかった。これは、大森由起恵の髪の毛が、立花の車から発見されたこととも完全に一致していた。
また、大森由起恵の所持品は、携帯電話、手帳を含め、バッグごと全て廃棄したということであった。
次に、池田敏明に対する殺害動機であるが、予想通り、横領をしたのも間違いなく、また自分が横領をしたことを疑われていたことや、部下の池田敏明が上司の津山和哉から内密に調査を依頼されていることも、立花は感づいていた。
その時点で、いずれ彼を亡き者にするしかないという考えになったのは確かだが、実際に殺害の実行を決意したのは、自分が銀行システムのデータベースに極秘にアクセスしているところを、池田敏明に見られたことが発端であったこともわかった。今となっては確かめようもないが、おそらく、池田が津山に報告しようとした内容であり、立花の横領の証拠だったに違いなかった。さらに、池田敏明と婚約者の木村菜緒美との、デートの約束の電話を盗み聞きし、それが9月10日の夜だとわかった段階で、その日の夜を殺害日にすることに決めた。そして、それとなくデートの待合せ時刻と場所等を訊き出した。
殺害当日は、池田に対し、横領の件で話をしたいから待合せよう、というような内容の電話を数回し、デート後に巧みに大手町の千代田システムエンジニアリングの近くまで呼び出すことに成功し、最終的に宮部良彦が殺害を実行したというわけである。この内容も、刑事たちの推測どおりであった。
また、宮部良彦や山口貴之との連絡方法については、驚くことに、ほとんどが普通郵便を使ったやり取りであったということもわかった。時には速達郵便やメール便、バイク便なども使っていたということであるが、いずれにしろ、これであれば、他人に内容を読まれる心配もないし、足がつきにくいと彼らが判断したからであろう。また、時には実際に秘かに会って話をすることもあったようである。さらに、即効性が必要な情報の連絡手段として、『ブログ』を利用していたらしい。本名ではなく、ニックネームだけでやり取りできるので、便利なのだ。よくよく話を聞いてみると、そのからくりがわかった。
例えば、ある日、お台場でデートしているターゲットが、その後に大手町へ移動し、午後9時半に到着するような内容は、自分のブログに、
『いま午後9時です。私はお台場にいますが、これから大手町に向かいます。30分ぐらいで着きますよ。その後10時すぎにディナーを予定してます』
と書き込んで公開する(いわゆる、ブログを更新する)、といった具合である。この内容は、実際に立花が宮部に対するメッセージとして公開したものである。第三者がこれを見ても、何のことやら全くわからないが、ディナーが「殺しの実行」を意味する暗号である等、あらかじめ3人でブログの内容について打合せておけば、ターゲットがどこに移動するつもりなのか、移動する前にはどこにいたか、何時に到着するのか等がすぐにわかるという仕組みである。この場合、ディナーの予定時刻が「その時刻に殺せ。こっちはアリバイを作っておくから」という暗号であり、かつ殺しの合図なのだ。
大森由起恵の殺害に関しても、この方法で事前に山口貴之のブログ内容を確認し、殺害日、殺害時刻をチェックしていたのだ。
取調べを行っていた吉野と高杉も、3人の連絡方法を聞いて、表情は変えなかったものの、心の中では「なるほど・・・・」と感心してしまっていた。
3.宮部良彦の取調べ
立花健夫が殺意を持っていた、池田敏明の殺害容疑であるが、立花健夫の証言や、宮部の車から池田敏明の毛髪が発見されたことなどの証拠を突きつけると、立花と同じく、あっさり犯行を認め、自供を始めた。こちらも、まず池田敏明の殺害についてを聞いてから、佐々本幸次についての内容を聞くことにした。担当刑事は、梅沢と遠藤である。
宮部良彦は、犯行当日の9月10日は、夜遅くまで会社で働いていたわけであるが、夜10時すぎになって、周りの社員には、コンビニで夜食を買い物するためにちょっと席を外す振りをして、会社を出た。
あらかじめ、立花健夫のブログの内容より、大手町にある自社の近くに、池田敏明が午後10時ごろに来ることを確認していた。
会社の近くには、予定通り池田敏明が立っており、立花健夫を待っていた。宮部は、自分が立花の知り合いで、彼の到着が少し遅れてしまうという嘘をでっち上げ、言葉巧みに自分の会社のビルの中まで池田を誘い込むことに成功した。池田敏明も、宮部良彦とは全く面識がなかったものの、彼が立花健夫の名前を知っていて、かつ待合せしていたことも知っていたことから、それほど怪しく思わなかったのだろう。
そして、池田敏明が脇見をした、ちょっとした隙に、持っていた紐で、後ろから首を絞めて殺害した。そして、一旦遺体を1階のトイレに隠したのだ。その後、実際にコンビニで買い物し、その袋を提げ、何くわぬ顔をして勤務場所に戻ったというわけである。そして帰宅後、深夜に車を走らせ、大手町で遺体を乗せてからお台場へ向かい、テレコムセンター近くのビルに遺体を放置したのである。これも、立花健夫の場合と同様、車内から池田敏明の毛髪が発見されたことと合致しており、刑事たちの推測どおりであった。
また、池田敏明の携帯電話については、粉々に破壊した後、廃棄したということであった。凶器の紐も、もちろん廃棄した。
次に、佐々本幸次に対する殺害動機であるが、予想通り、最終的に義父の遺産を独り占めすることが目的であった。しかも、ほとぼりが冷めた後に、妻の美智代の殺害まで計画していた。しかし、動機はそれだけではなく、佐々本幸次に対する個人的な憎しみがあったこともわかってきた。
妻の美智代、つまり佐々本幸次の姉にあたるわけだが、妻と幸次は仲がよく、小さなことでもお互いにいろいろ相談しあっていることを知っていたため、妻から幸次が自宅にいる時間帯をそれとなく確かめたのだ。なおかつ、殺害動機を持っている村瀬哲人と9月17日の午後5時半に会う約束をしていたことも訊き出した上、殺害時刻を17日の5時過ぎに設定し、実行犯の山口貴之に向けて、自分のブログを更新したのである。
『いま午後1時です。ええと、17日の金曜日は、私は朝から外出していますが、これから自宅に向かいます。夕方5時までには戻れますよ。そして、5時を少し過ぎたころディナーを予定してます』
事件の大枠が見えてきたのだが、刑事たちは、腑に落ちないことがあった。現在は特に金に困っているわけでもない良彦が、なぜそこまで金に固執するのか、刑事たちは甚だ疑問に思っていたのである。それは、この取調べの中で明らかになっていったことであるが、良彦の過去にその答えが隠されていた。
宮部良彦は、今でこそ千代田システムエンジニアリングという、大手のIT関連会社の正社員として、しかも係長待遇で働いており、3年前にこの会社に運よく転職できたのだが、大学卒業後はいくつか会社を転々とし、千代田システムに転職する直前は、派遣社員として派遣会社に登録し、案件の度に本契約を交わし、いろいろな企業・団体へ出向いて仕事をし、仕事が終了すれば契約切れとなって新しい案件待ちになる、といういわゆる一般派遣の状態を7年近く続けていたのだった。
それ故、スキルの有無に関係なく、世の中が不景気になれば真っ先に、何の前触れもなく、しかも急に契約を解除されてしまうとかといった不安定なところ、また、派遣先の社員と同等かあるいはそれ以上の仕事をしているのにもかかわらず、給与を比較すると自分の方がはるかに低いとか、派遣社員ならではの辛さ、いろいろな苦労を長い間味わってきたのである。案件がなかった時期、日々の生活さえ危ういという貧しい状況も、その間に何度も経験しており、「金」に対する執着心が人一倍だったのである。
さらに、佐々本幸次は、裕福な家庭だというだけで、全く努力もせず、定職を持つわけでもなく、父親からの仕送りだけで何の不自由もなく生活できている。それに加え、彼のように、バイクなどで日々遊びほうけているような人間を、宮部は決して許すことができない性分であり、次第に憎しみが大きくなってきたということが、今回の取調べでわかってきたのだった。
話しながら自分の辛かった過去を思い出したのであろう、取調べ中、宮部良彦は、目にうっすら涙を浮かべていた。
取調べを行っていた梅沢と遠藤は、宮部良彦が池田敏明を殺害したことや、佐々本幸次への殺意についても、絶対許されることではないのだが、何かとてもやるせない気持ちになるのもまた事実だった。
4.山口貴之の取調べ
宮部良彦が殺意を持っていた、佐々本幸次の殺害容疑であるが、9月17日のアリバイは完全に崩れたこと、南大塚の殺害現場近くで目撃されたこと等の目撃証言や、さらに立花健夫、宮部良彦からの証言内容などを突きつけると、他の2人と同様、山口もすぐに自供を始めた。ある程度、覚悟はしていたのかもしれない。こちらも、まず佐々本幸次の殺害についてを聞いてから、大森由起恵についての内容を聞くことにした。担当刑事は、速水と竜崎である。
まず、佐々本幸次の殺害についてであるが、彼が確実に自宅にいる時間帯と、殺害の時刻は、宮部良彦からのブログの内容で確認済であった。毎週金曜日は、受注しているシステム開発の定例会議があったのだが、顧客に嘘の事情を説明し、早めに会議を切り上げると、最寄駅の渋谷から、まず交際相手の石橋淳子の自宅がある、北区の王子神谷へ向かった。もちろん、石橋淳子には、事前にその旨申し伝えておき、17日の午後は、彼女に休暇を取ってもらうように依頼していた。その後のことは、速水が行った実験と全て一致しており、推測どおりだった。それから、いつ実行することになっても良いように、あらかじめ何度か予行演習をするなど、準備をしていたことも白状した。
たまたま犯行日、犯行時刻が、庶務の佐伯香里が歯医者に通院する時刻とほぼ一致していたことで、自分のアリバイをより完璧にするために、後に彼女を利用しようと画策し、しかも彼女への「遅刻もみ消しの貸し」を盾に、半ば強制的に協力させ、「西日暮里駅」の嘘の証言をさせたことが、結果的に命取りになってしまったのだった。自分が全く利用したことのない路線と駅を、アリバイ工作のために使おうとし、机上の理論だけで練り上げてしまったことが致命的だった。自分に疑いが向けられていることを察知して、少しずつ追い込まれていったということだろう。
次に、大森由起恵に対する殺害動機であるが、これも予想通り、現在交際中の石橋淳子との結婚話が持ち上がり、しつこく付き纏っていた大森由起恵が邪魔になったことであった。石橋淳子が魅力ある女性であることはもちろんだが、実家が資産家であることと、彼女が千代田システムエンジニアリングにとって、上得意先となる会社に勤めている、ということも結婚の決め手の一つになったらしい。コネを使って何とかシステム開発を受注し、自分の成績を上げようと企んだのは見え見えであった。いかにも計算高い、山口貴之らしいと思わせた。
大森由起恵には、自分に協力すれば復縁を考えてもよいと口から出まかせをいい、9月10日の夜、立花健夫を尾行するように依頼をしたのである。全く強かな男である。依頼内容の詳細は次のようなものであった。
まず、立花の勤務先である、城東銀行新橋支店のビルの近くから、立花をずっと尾行すること。彼は、新宿にある名曲喫茶に行くはずだから、そこで何とか彼と相席して、閉店まで時間をつぶしてほしい、というのが依頼内容である。恐らく、「新しい顧客となりそうな城東銀行の担当者である立花のことを事前に知っておきたいので、趣味嗜好などをあらかじめ調査したい」とか、もっともらしい理由をつけたのだろう。もちろん、立花の顔写真はあらかじめ渡しておいたのは言うまでもない。
それから、実行犯の立花健夫には、事前に大森由起恵に尾行をさせる旨、郵便で知らせておいた。そして、大森由起恵の殺害予定日である9月24日に合わせ、自分のブログを次のように更新したのである。
『いま午後8時です。私はまだ家にいますが、明日の午前中に出かけようと思います。そちらに到着するまで大体1時間ぐらいかかります。時間的に少し早いですが、明日は午後4時ぐらいにディナーを予定しています』
取調べを終えて、速水と竜崎は、山口貴之の身勝手さに、大きな憤りを覚えるのであった。いつも冷静沈着な速水ですら、山口を思い切り殴ってやりたい衝動に駆られたが、必死でそれを抑えたのだった。
5.事件の終わり
3人の取調べが終り、全員がすんなり自供したことで、事件の全貌がわかった。
宮部良彦がリーダー的役割で、全ての計画を率先して立案したことも、その後明らかになっていった。義父の容態も悪い状態が続いており、死期が近づいていたことで、相当な焦りがあったのかもしれない。
遠藤刑事は、犯人逮捕の報告をするべく、池田敏明の婚約者であった木村菜穂美のもとを訪れた。遠藤は、初めて菜穂美に会ったときの、彼女の悲痛な思いがずっと心に引っかかっており、是非とも直接会って報告したいと思っていたからである。
その後、3人の身柄を検察庁へ送り、ようやく、関連した3つの殺人事件が終わった。
本郷を含め、捜査一課の7人の刑事たちは、そろって捜査一課の会議室に集まっていた。皆安堵の表情を浮かべ、部屋は和やかな雰囲気であった。
「みんな、ご苦労様。おかげで犯人を逮捕することができました」
そう本郷が口火を切った。
その後、体育会系の吉野刑事がまず口を開いた。
「しかし、頭のいい連中でしたねぇ。まあ、刑事が犯人に感心していてはいけませんけど。トライアングルの交換殺人というのはともかく、自分の犯行のときでも、しっかりアリバイ工作をするとは・・・・」
それに対し、梅沢刑事がこう続けた。
「うん、吉野の言うとおりで、交換殺人の場合は、殺害したい『ターゲット』の死亡時刻には容疑がかからないように完璧なアリバイをつくっておくのは当然なんだが、実際に殺害するのは自分とは何ら関係がない人間なのだから、犯行時のアリバイまでは、普通それほど考えないもんだがな。やはり、念には念を、ということだったんだろうがね」
「ええ、連絡方法も、現代では主流となった、携帯電話やメールなどではなくて、郵便を利用していたり、実際に会って話をしていたり。うまいこと現代の盲点を突いているような感じもしますね」
と、高杉刑事もまた話に乗っかった。さらに、遠藤刑事が付け加えた。
「それから、『ブログ』を緊急の連絡手段に使ったことも」
「ああ、その『ブログ』ってやつなんだけど、私みたいな年寄りはよくわからないがね。だけど、犯人たちには見事にやられちゃったねぇ」
梅沢がそう言うと、皆が笑った。
少し間をおいて、今度は竜崎刑事が言った。
「この事件の解決も、トライアングル交換殺人を見抜いた、速水さんのお手柄ですね」
それに対しては、速水は何も言わず、表情も一切変えなかったが、それはにこやかなものだった。他の刑事たちも、口には出さなかったが、皆彼を称える気持ちであることは疑いようもなかった。
会話を静かに聞いていた班長の本郷警部が、例のごとく大好物のコーヒーを啜りながら、今回の事件を振り返るように、最後に低めの声でしみじみと言った。
「今回は、トライアングル交換殺人とか、二重、三重のアリバイ工作とか、お互いの連絡方法とか、いろんな面で彼らに引っ掻き回されたという感がとても強いが、何でこんなにも簡単に見ず知らずの人を殺せるのだろうか。しかも、殺害動機は、3人とも、結局は金とか女とか、身勝手極まりない理由だろう。日本というこの国は、一体いつからこんな空恐ろしい、住みにくい世の中になってしまったんだろうか・・・・。
しかし、迷宮入りにならなくて本当によかった。まあ、三角形というのは、最も安定した図形なんだが、どこか1つでも崩れてしまうと、すぐに歪んでしまう、ということだろうさ・・・・」
(終)
※文中に出てくる鉄道のダイヤや列車情報は、2010年当時のものです。




