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従属の半島  作者: 大木大木


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序章:夜明け

帝国暦512年1月-レムノアール王国首都レムノ



「この国は不平等条約が改正できそうらしい。」

そんなことをサバトは近代的な電信、蒸気船によってもたらされる近代的新聞を手にしながら感じた。


この国は列強本国と植民地を結ぶ結節点にある。50年ほど前からこの国は領土を縮小しながらなんとかこの国は生きながらえてきた。


そしてそんな国だが、とうとう不平等条約を撤廃できそうだという。


父はこの列強への従属に抵抗したために何処かに消えてしまった。


この国は様々な列強国が狙っている。

プロースト

イプリフ

の2か国だ。


しかしとうとう列強への従属が改善されそうだ。とサバトは思った。


この国は2つの構造によって支配されている。鉄と金である。


軍事力を背景とした恫喝には枚挙にいとまがない。

もう一つは、近代化や宮廷費に使われる莫大な歳費には借金が使われている。数年前のレムノアール=ワハーブ戦争では、国家が破産し、税収は列強国の銀行団により半ば管理された状態になっている。


でも、我々は生きているのだ。

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